産卵のために川を下るニホンウナギは採らないでください
ニホンウナギの資源量は長期的に減少傾向にあるとされており、国際自然保護(IUCN)のレッドリストに絶滅危惧種IB類として掲載されています。
資源の減少要因として、海洋環境の変動、親ウナギやシラスウナギの過剰な漁獲、生息環境の悪化が指摘されています。各要因がどのように寄与しているのかの評価は困難であり、因果関係は証明されていませんが、国内の各地で「予防原則」(因果関係が証明されていなくても、取り返しのつかない状態に陥るおそれがあるときは、対策を講じるべきという資源管理の考え方)に従って、漁獲対策及び生息環境の改善対策が実施されています。
広島県内水面漁場管理委員会において、広島県でできる取組を協議した結果、産卵のため河川から海に向かうウナギが出現する時期に、広島県内の河川等においてニホンウナギ成魚の採捕を禁止する旨の委員会指示を発することとしました。
ニホンウナギの資源回復のため、ご協力をお願いします。
10月1日から翌年3月31日まではニホンウナギの採捕は全面禁止です
秋から冬にかけて、産卵期を迎えるニホンウナギは川を下り海に向かいます。
広島県内の内水面では、ニホンウナギの資源回復のため、10月1日から翌年3月31日までの間はニホンウナギの採捕を全面禁止します。
採捕禁止の対象
※全長30センチメートル以下のニホンウナギは、広島県漁業調整規則により、周年採捕禁止です。
採捕禁止期間
10月1日から翌年3月31日まで
採捕禁止区域
広島県内の河川等の内水面(公共用水面及びこれと連接して一体をなす水面)です。
ただし、小瀬川における広島県廿日市市浅原新市井原橋下流側右岸基部と同左岸基部を結んだ線から下流(※)を除きます。
※山口県との県境を流れる区域のため対象外。
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お問い合わせ
広島県内水面漁場管理委員会
電話:082-513-5172
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