芦田川浄化センター下水汚泥固形燃料化事業
印刷用ページを表示する掲載日2024年8月5日
芦田川流域下水道芦田川浄化センター下水汚泥固形燃料化事業について
広島県では,平成29年1月1日から芦田川浄化センターにおいて,下水汚泥固形燃料化施設の運用を開始しました。
本施設は,芦田川浄化センター及び尾道市,福山市の公共下水道終末処理場から集約した下水汚泥を粒状に乾燥させ,固形燃料(ペレット)を製造するものです。
この固形燃料は,石炭の6割弱の発熱量を有しており,発電施設の燃料として民間企業へ有償で売却します。
本事業は,DBO方式を採用し,下水汚泥の固形燃料化の技術を有する事業者に,施設の設計から建設,維持管理・運営,固形燃料の売却を一括発注しています。これにより,下水汚泥処分先の長期安定確保を図ることができます。
本施設は,芦田川浄化センター及び尾道市,福山市の公共下水道終末処理場から集約した下水汚泥を粒状に乾燥させ,固形燃料(ペレット)を製造するものです。
この固形燃料は,石炭の6割弱の発熱量を有しており,発電施設の燃料として民間企業へ有償で売却します。
本事業は,DBO方式を採用し,下水汚泥の固形燃料化の技術を有する事業者に,施設の設計から建設,維持管理・運営,固形燃料の売却を一括発注しています。これにより,下水汚泥処分先の長期安定確保を図ることができます。
施設概要
(1)処理方式 :造粒乾燥方式
(2)処理能力 :72t/日
(受入量内訳)
・芦田川浄化センター 58.0t/日
・尾道市浄化センター 7.2t/日
・尾道市御調町中央,東部浄化センター 0.8t/日
・福山市松永浄化センター 6.0t/日
(3)固形燃料の製造量 :13t/日(4,390t/年)
(4)温室効果ガス削減量 :4,640t-CO2/年(一般家庭が1年間に排出するCO2約910世帯分)
(5)事業者名 :広島芦田川ジェイコンビシステム株式会社(SPC「特別目的会社」)
(6)委託期間 :平成29年1月1日~平成49年3月31日
(2)処理能力 :72t/日
(受入量内訳)
・芦田川浄化センター 58.0t/日
・尾道市浄化センター 7.2t/日
・尾道市御調町中央,東部浄化センター 0.8t/日
・福山市松永浄化センター 6.0t/日
(3)固形燃料の製造量 :13t/日(4,390t/年)
(4)温室効果ガス削減量 :4,640t-CO2/年(一般家庭が1年間に排出するCO2約910世帯分)
(5)事業者名 :広島芦田川ジェイコンビシステム株式会社(SPC「特別目的会社」)
(6)委託期間 :平成29年1月1日~平成49年3月31日
下水汚泥燃料化施設 全景写真
燃料化システム概略フロー
【汚泥受入】
搬入した下水汚泥(脱水汚泥)をトラックスケールで計量後,汚泥受入棟内の受入ホッパーに投入します。
汚泥受入棟
受入ホッパ
【造粒工程】
二軸ミキサで撹拌させることにより,リサイクルペレット(燃料として未熟な固形燃料)を核に脱水汚泥を積層させ造粒します。
なお,製品になるまでは,造粒~乾燥工程を4回繰り返します。
二軸ミキサ
【乾燥工程】
回転する乾燥ドラムのなかで,約400℃の熱風により造粒したペレットを乾燥させます。
乾燥ドラム
【製品】
出来上がった燃料を製品クーラーで冷却し,製品コンベアにより製品ホッパに送り貯蔵します。
なお,固形燃料の含水率は10%以下で安定しており,水に濡れても元の汚泥には戻りません。
製品ホッパ
製品クーラー
【消化ガス及び燃料化施設からの廃熱の有効利用】
固形燃料の乾燥工程で使用する熱は,場内の消化タンクで発生する消化ガスを燃焼炉で燃やすことにより作ります。また,燃料化施設からの廃熱は,消化タンクの加温に用いることで,エネルギーを有効利用しています。
燃焼炉
消化タンク
【脱臭装置】
汚泥受入棟内の換気空気は,受入棟屋上に設置された自己再生式の光触媒脱臭装置により吸着・分解脱臭されます。
光触媒脱臭装置