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海砂利採取に係る海域環境フォローアップ調査結果について

印刷用ページを表示する掲載日2017年5月8日

1 概要

平成26年度から平成28年度に実施しました海砂利採取に係る海域環境フォローアップ調査結果をお知らせします。

2 調査内容

広島県においては,平成10年2月に海砂利採取を全面禁止しており,海砂利採取により影響を受けたとされる広島県中部海域における海域環境及び水産資源について,海砂利採取全面禁止後の回復状況を確認しました。

3 調査結果の概要

(1)海底環境や底質の性状は,海砂利採取以前の状態には戻っていないものの,水質や底質の悪化傾向は確認されませんでした。
(2)藻場,底生生物及び魚介類は,おおむね安定的に推移し,底質環境に対応した底生生物や魚介類の生息環境が形成されつつありました。
(3)一方,イカナゴや卵稚仔(魚卵や稚仔魚のこと)は,海砂利採取跡地及び周辺・対照海域ともに減少していることが確認されており,海水温や基礎生産力(植物プランクトンや海藻による有機物生産力)の変化などを含めた広範囲な海域の環境変化の影響の可能性が考えられます。
(4)今回の調査で確認された海域環境や水産資源の状況変化については,今後もおおむね同様の傾向で推移していくと予想されます。

4 調査報告書

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