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令和元年広島県議会5月臨時会(令和元年5月14日)

印刷用ページを表示する掲載日2019年5月14日

知事説明要旨

臨時県議会の招集に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

議員の皆様方におかれましては、先般行われた選挙におきまして、めでたく御当選の栄に浴されましたことを、心からお喜び申し上げます。

県議会の皆様とともに、本県の更なる発展のために、全力で取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。

さて、今月1日には、新たに天皇陛下が御即位され、「令和」の時代が始まりました。

改めて、心よりお慶び申し上げますとともに、30年の長きにわたって国民とともに歩むことを常に念頭に置かれた、上皇陛下、上皇后陛下に感謝の誠を捧げます。

また、新しい「令和」の時代が、我が国の社会や経済、文化が益々発展し、国際社会の平和が実現していく時代となることを願っております。

次に、本年度の政策の基本方向を申し上げます。

本年度は、まず、平成30年7月豪雨災害からの「創造的復興による新たな広島県づくり」を力強く推し進めてまいります。

また、平成27年に改定した「ひろしま未来チャレンジビジョン」に掲げる目指す姿である、仕事も暮らしもあきらめずに追求できる「欲張りなライフスタイルの実現」に向けましても、決して歩みを止めることなく、着実に取り組んでまいります。

昨年7月に県内各地で発生した記録的豪雨では、多くの人的被害、家屋やインフラなどの物的損害など、戦後最大級の被害がもたらされました。

この未曾有の災害から速やかに復旧・復興し、更なる発展に向けて集中的に取り組むため、昨年9月に策定した、「平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興プラン」に基づいて、「安心を共に支え合う暮らしの創生」「未来に挑戦する産業基盤の創生」「将来に向けた強靭なインフラの創生」「新たな防災対策を支える人の創生」の4つの柱により、取組を進めてまいります。

災害発生から10か月が経過いたしましたが、直接被害を受けられた被災者や企業の皆様の回復はまだ道半ばであります。

こうした方々の一日も早い生活再建や事業活動の再建に向けて、個々の状況やニーズに寄り添ったきめ細かい支援を引き続き行ってまいります。

また、被災した公共土木施設等については、復旧の早期完了を目指すとともに、再度災害防止の観点から、被災前の構造にこだわることなく、今回の被災要因を踏まえた工法の選定や、改良復旧事業に積極的に取り組むなど、強靭化を進めてまいります。

さらに、県内全域においても、今後の災害に備えるため、「社会資本未来プラン」に掲げる防災・減災対策を加速して実施するなど、将来にわたって、災害に強く、安全・安心に暮らせるまちづくりを推進してまいります。

加えて、災害が発生した際に、県民一人ひとりが自ら判断し、適切に避難行動をとることで、命を守っていけるように、自助、共助、公助の観点から、より効果の高い被害防止策の構築を図ってまいります。

こうした取組により、この度の災害からの復旧・復興を、単に被災前の状態に戻す原状回復で終わらせず、更に良い状態に広島県全体を力強く押し上げていく確かな軌道を描き、新たな広島県づくりを成し遂げてまいります。

「欲張りなライフスタイルの実現」に向けましては、「すべての子どもが夢を育むことのできる社会づくり」「第4次産業革命を好機とした生産性革命」「中山間地域の地域力強化及び都市圏の活力強化」「スポーツを核とした地域づくり」など、特徴を持った取組を進めているところでございます。

こうした取組を一層深化させるとともに、従来から継続して取り組んできた施策についても、これまでの成果や課題を踏まえながら、「欲張りなライフスタイルの実現」に向けて、全力で取り組んでまいります。

今回提出しております議案は、地方税法等の一部改正に伴う広島県税条例の一部を改正する専決処分の承認を求める議案及び広島県監査委員の選任の同意についての議案であります。

また、専決処分報告2件についても併せて提出しております。

どうぞ、慎重に御審議いただき、適切な御議決をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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