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令和3年度第3回『さとやま未来円卓会議』を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2022年1月18日
 中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展を図るため,令和3年11月25日(木曜日)に,行政機関や経済団体,大学などで構成される「さとやま未来円卓会議」の令和3年度第3回会議を,オンライン開催しました。

 円卓会議では,「ひろしま里山・チーム500」登録者2組が,中山間地域の課題解決に向けた取組を発表され,これに対して構成団体からは助言や情報提供が行われました。

活動実践者によるプレゼンテーション

まこもプロジェクト(千手 えり子さん)【まこもプロジェクト 代表】

 千手さんは,「平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害」を契機とし,耕作放棄地の解消の必要性を感じ,愛飲している「真菰(日本に古来より自生しているイネ科植物)」茶をヒントに,真菰の栽培や商品の開発などに取り組む「まこもプロジェクト」を自ら立ち上げ,県内中山間地域の耕作放棄地の解消に取り組まれています。
 真菰が持つ水質浄化機能や健康効果などといった有効性をより多くの人に認知してもらうため,新たな活動場所の提供を通じた活動の活発化のほか,真菰の新たな可能性を探るための実証実験などに取り組んでいきたいという思いに対して,構成団体からは,成分分析に向けた検討や,中山間地域の取組に触れる体験プログラムとしての可能性に関する提言などのアドバイスがありました。
<千手さん>

豊栄町で世代を超えて行われる2つの商品づくり(田野実 温代さん)【東広島市地域おこし協力隊員】

 田野実さんは,東広島市地域おこし協力隊員として,地域の魅力発信に向けた取組の中で,自身が体調を崩した際に気付いた野菜の力を広く知ってもらえるよう,東広島市豊栄町の住民や農家,広島大学の学生などと共同で,規格外野菜等を活用した商品開発・販売に取り組まれています。
 今後も取組を継続していくため,土台となる売上確保に向けたビジネス化のほか,大学や企業などと共同で,野菜の加工に係る文献調査や新たな商品開発などに取り組んでいきたいという思いに対して,構成団体からは,野菜を扱う他の取組との連携の提案や,ビジネスプラン作成支援などを行う関係機関の情報提供などのアドバイスがありました。
<田野実さん>

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