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令和3年度第1回『さとやま未来円卓会議』を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2021年8月12日
 中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展を図るため,令和3年7月20日(火曜日)に,行政機関や経済団体,大学などで構成される「さとやま未来円卓会議」の令和3年度第1回会議を,オンライン開催しました。

 円卓会議では,「ひろしま里山・チーム500」登録者2組が,中山間地域の課題解決に向けた取組を発表され,これに対して構成団体からは助言や情報提供が行われました。

活動実践者によるプレゼンテーション

「オンラインコミュニティから地方創生への挑戦」(佐藤 祐太朗さん)

 佐藤さんは,地域活性化・地方創生に関わるコンサルティング会社に所属しており,今回,オンラインコミュニティでの出会いを通じて,江田島市の酒蔵経営者と三原市大和町の米農家とのマッチングによる新商品の日本酒づくりについて発表されました。
 日本酒の原料となる米の稲刈体験や,ブランディングについて考えるワーケションなどのイベントを通じて,関わってくれる仲間の輪を広げつつ,売上の一部を空き家の改修費用などに充てることで,新商品の日本酒を地方創生のシンボルにしたいという思いに対して,構成団体から,ふるさと納税返礼品としての活用や,興味のある学生たちの紹介などの支援のアドバイスがありました。
<佐藤さん>

「地域でもできる,地域だからできる,これからの教育支援」(高野 哲成さん)

 高野さんは,地域活動の支援を行っている有限責任事業組合Ktruck代表として,市民大学「尾道自由大学」や,尾道市向島の自然を生かしたプログラムを行う野外活動団体「みらいのこども舎」の運営に関わり,子どもたちにその地域にある自然環境の中で,自由に遊ばせ,地域でつくられた食材を使った給食を食べながら,その環境や食材のありがたみを肌で感じさせる子育てや教育支援に取り組まれています。
 人口減少で学校の統廃合が進み,地域と子どもの距離が離れていく地域が増えていくことが想定される中で,寺子屋のように地域の教育の場を残していくことが大切だという思いに対して,企業がこうした取組を研修先として注目していることや,学生の研究フィールドとして受け入れの要請について,構成団体からアドバイスがありました。
<高野さん>

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