尾関山公園には散策道があります。
勾配はかなりのものですが,ちょっとした運動には最適。
しかも景色がよいこと請け合いです。
桜と紅葉の時期は特に散策を楽しまれる人で賑わいます。
散策道を通り,展望台に上がると三次の市街地が目の前に。ステージのある広場(石見台)にはちょっとシートを敷いてくつろげます。
文学に関心のある方は中村憲吉の歌碑も見てくださいね。
尾関山公園は三次市が管理する都市公園です。
車は尾関山公園内にある駐車場に停めていただき,少し勾配はきついところもありますが,散策道を通って桜や紅葉,紫陽花等の花木を楽しんでください。
また,大きな樫の木も見ごたえがあります。
尾関山の山頂に登ると息が切れますが,この展望台から三次の町を眺めると清々しい気持ちになります。
備後三次藩初代藩主浅野長治が築いた天文台(天体観測所)「発蒙閣」があった場所に展望台はあります。
当時の思いに胸を馳せながら三次の町を眺めるもの楽しいですよ。
尾関山の駐車場に車を停めていただくとすぐ傍にあるのが「清心池」です。
枯山水の池ですが,池の傍らに浅野長治の三女 阿久里姫(瑤泉院)の石像がたっています。
中でも私のお気に入りは「小鳥と児の遊び」という像です。
尾関山には石見台,因幡台,望巴台,迎陽台等の広場があります。
春の花見の時期には多くの人で賑わいます。
秋の紅葉は桜ほど有名ではないかも知れませんが,秋の陽に映える紅葉は一見の価値ありです。
シートを敷いてゆっくり眺めてみてください。
中村憲吉はアララギ派の歌人ですが,尾関山には「この山の桜にむかひ 流れくる 河ひろくして 水のひかれる」と刻まれた歌碑があります。
尾関山を訪ねて 中村憲吉の心に寄り添ってみるのもいいですよ。