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リレーメッセージ ~第1回 尾道市立市民病院~

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年4月1日

尾道市立市民病院看護部長

≪尾道市立市民病院 副院長兼看護部長 山田佐登美≫

Q 看護職を目指したきっかけは?

 高校時代,歴史に興味があり,将来,研究職につきたいと思っていたのですが,両親と同級生に勧められて,看護学校に入学しました。なので,看護師になりたくて来ている周りの人達の中で,自分だけ場違いな感じで,「私が来る場所ではなかったのかな?」と,最初は落ち込んでいました。

 しかし,基礎実習に行った時,そこの病棟の実習指導者の人が,「初めから看護師であるわけはなく,看護師になっていく過程が大切。今の時点で自分だけ向いていないとか取り残されるとか,そんな風に思わなくても段々と看護学生になっていくから」と見守ってくれました。また、そこで働いておられた先輩の人達から色んなことを丁寧に教えてもらう中で,「もしかしたら私,この仕事を好きになれるかもしれないって…。」思えたことが看護職を目指すきっかけでした。

 さらに,卒業後,私の看護師としての出発点がこの病棟であり,尊敬できる先輩達と一緒に働けたことが,私の看護の基礎であり,看護職を続けることの意欲にもつながっています。

Q 現在はどのような仕事をしていますか?

 現在,尾道市立市民病院の副院長兼看護部長として6年目を迎えました。

 私は,現場の人達を巻き込んで問題解決したり,新しい事業を展開したり,組織の発展の為に変化を起こすのがトップマネジャーの役割だと思っています。現場主義というか,私は,臨床現場から離れたことがないこともあって,現場が動かなければ患者さんには何も届かないっていうことを実感しています。

 そのため,常に心がけていることは,現場は現場なりの意見をもっているので,それを尊重しながら、何が問題なのか,どうすれば解決できるのかを一緒に考え,具体的行動をとりやすいように支援というプロセスを大事にしています。そして、自分達の力で問題が解決することで達成感が生まれ,スタッフ一人一人のやりがいにもなります。

Q 看護の魅力は何ですか?

 すごい仕事だと思います。例えば,私達が行う看護技術というのは,スポーツ選手と同じように科学的な根拠をもとにして,何十回も何万回も繰り返し練習し,そして修得出来る非常に高度なもので,人に感動を与えることもできます。だから誇りをもってほしいと思っています。

 また看護には,人との関係性が大きく影響します。良い関係が築けなければ患者さんの本当のニーズを知ることは難しいですし,他職種とも協働できないですよね。コミュニケーションと一言でいっても,双方向性であり,関係性を深める手段です。そして,看護実践の効果は,十分な知識や技術をもっているかということと同時にどれだけ他者と関係構築ができたかによって決まると思います。

 看護の醍醐味はやっぱり人への影響力ですよね。それも「看護」という専門的知識と技術だけでなく,それに「わたし」という1個の人間を統合させて,ケアの対象である人に投入できる…。それがすごい魅力だと思います。自分らしさが常にでる職業は他にはないということを是非若い人たちに伝えたい。

Q これから看護職を目指す人たちへのメッセージをお願いします!

 私は自分の出発点がそうだったので,いま自分が立っているところがベストな場所なんだっていう言葉が好きで,今までその思いで働いてきました。ですから,例えば,大学受験に落ちたとか,あまり本意でなく看護学校に入学したとか,看護に夢をもってきた人など色んな人がいると思うけど,もうそこに立った以上は,立ったところが自分にとってベストな場所だから,それがベストだと!思うと,そこから頑張ろうって自然に思えてくるはずです。少しでも看護に興味がある人は,まずその場所に立ってみませんか!

みなさんの声を聞かせてください

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