定例会議の開催概要(令和7年9月17日)
令和7年9月17日(水曜日)
定例会議では、次の事項などについて警察本部から説明、報告を受け、公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○警察職員の援助要求について
沖縄県公安委員会からの警察職員の援助要求に基づき、当県警察職員を派遣する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○公安委員会の行事予定(案)について(令和7年10月~12月)
本年10月から12月までの3か月間における公安委員会の行事予定(案)について説明を受け、了承した。
○審査請求の審理結果について
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求について、審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け、案のとおり議決した。
○審査請求の受理及び審理官の指名について
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求を受理するとともに、審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○審査請求の処理について(2件)
本年7月16日の定例会議で受理等について議決した自己情報開示請求に関する審査請求3件及び同日受理等について議決した別の自己情報開示請求に関する審査請求3件について、それぞれ併合審理し、手続併合通知書を審査請求人等に送付する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○運転免許の行政処分について
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等16件について説明を受け、案のとおり議決した。
○法定苦情の処理について
公安委員会で処理した法定苦情について、処理結果の通知文の送達により苦情処理が完了した報告を受けて決裁した。
○公安委員会宛文書の処理について(3件)
公安委員会宛てに送付された文書3件の内容及びその処理案について説明を受け、案のとおり議決した。
【報告】
○警察本部の行事予定について(令和7年10月~12月)
本年10月から12月までの3か月間における警察本部の行事予定について報告を受けた。
○警察・商工労働委員会説明事項について
本年9月25日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。
○令和7年度広島県警察柔道大会の開催について
令和7年10月24日に広島県立総合体育館武道場において開催される令和7年度広島県警察柔道大会の概要について報告を受けた。
委員から、「怪我をすることがないよう、気を付けて頑張っていただきたい。」旨の意見があった。
○「減らそう犯罪」地域安全運動月間の実施について
関係機関・団体との連携により地域安全活動を更に強化するとともに、発生が続く各種犯罪を抑止し、安心して暮らせる地域社会の実現を目的として、令和7年10月1日から31日までの間で実施される「減らそう犯罪」地域安全運動月間に関し、その運動重点や主な取組等について報告を受けた。
委員から、「金融機関と連携して実施した防犯訓練について報告を受けたが、コンビニエンスストアでも同様の取組を行っているのか。」旨の質疑があり、警察側から、「主に警察署において、防犯連合会や管内のコンビニエンスストアと連携して、工夫して訓練を行うなどしている。金融機関については、今までは強盗への対応訓練が主流であったが、時代も変わり、お客への声掛けが難しくなってきている現状に鑑み、この度声掛けに特化した訓練を計画している。」旨の回答があった。
また、委員から、「飼い犬の散歩をしながら地域の見守りを行う「広島ワンパト隊」の募集を行っていることについて説明があったが、犬の散歩をしている方に意識づけをすることで、居住する街の防犯意識を高めることにつながる非常に良い取組であると思う。」旨の意見があった。
さらに、委員から、「広島市内において「広島ワンパト隊」の発足式を行うと報告を受けたが、今後実施する地域を広げていくと良いと思う。」旨の意見があり、警察側から、「広島市だけでなく、既に他の地域の方からも広く応募いただいているが、今後もさらに地域を広げていくことが大事だと思う。加えて、参加される方々に、他の防犯活動に対しても関心を持っていただき、活動を広げていけたらと考えている。」旨の回答があった。
○自転車広報啓発・指導警告強化月間の実施について
令和8年4月からの自転車の交通違反に関する交通反則通告制度の施行を控え、県民に対する交通ルールの周知を図るほか、交通事故の約2割を占める自転車事故の抑止を図るため、本年10月を自転車広報啓発・指導警告強化月間として、広報啓発等の取組を推進することについて報告を受けるとともに、重点取組事項や主な推進状況等について説明を受けた。
委員から、「新制度の施行まであと半年という重要な時期に集中して広報活動を行うと報告を受けた。報道機関で取り上げてもらうなどし、交通ルールがしっかり県民に定着するよう、周知徹底を図っていただきたい。」旨の意見があり、警察側から、「あらゆる機会を活かして広報啓発にしっかり取り組んでいく。」旨の発言があった。
○道路交通法施行規則の一部改正について
基本的な交通ルールの理解が不十分なまま、外国の免許から日本の免許への切替(外免切替)を行った外国人による交通事故が発生しているなどの状況を受け、本年10月1日に道路交通法施行規則が一部改正され、外免切替の手続等が厳格化されることなどについて報告を受けるとともに、今後の県民への周知方法等について説明を受けた。
【特記事項】
○警察側から、本年9月11日に開催された警察・商工労働委員会の概要について報告を受けた。