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定例会議の開催概要(令和7年3月12日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月21日

 令和7年3月12日(水曜日)

    定例会議では、次の事項などについて警察本部から説明、報告を受け、公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○人事案件について
 人事案件について説明を受け、了承した。

○犯罪被害者等給付金支給裁定について
 犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律に基づく重傷病給付金及び障害給付金の支給申請を受理し、障害給付金を支給する案及び犯罪被害者が治療継続中であることに伴い、重傷病給付金に関し仮給付金を支給する案について説明を受け、案のとおり議決した。

○損害賠償請求事件の判決予定について
 
損害賠償請求事件の判決予定について報告を受けた。

○審査請求事案の審理官の指名替えについて
 広島県公安委員会に対する審査請求に関する規則に基づき審理中の審査請求事案の審理官を取消し、新たに指名する案について説明を受け、案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等12件について説明を受け、案のとおり議決した。

○公安条例専決処理状況について(令和7年2月中)
   
令和7年2月中に申請のあった集団示威運動、集団行進及び集会に関する条例の専決処理状況について説明を受け、了承した。

○小型無人機等の飛行に関する通報の受理について(令和7年2月中)
 重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律の規定に基づき受理した通報に関し、令和7年2月中の専決処理状況について説明を受け、了承した。

○警察と自衛隊による共同実動訓練の実施結果について
 令和7年2月25日及び同月26日に実施した警察と自衛隊による共同実動訓練の実施結果について報告を受けた。

○法定苦情の処理について
 公安委員会で受理した法定苦情について、調査結果及び苦情申出に対する通知案の説明を受け、案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について
 公安委員会に申し出られた法定苦情を受理するとともに、その内容及び処理案について説明を受け、案のとおり議決した。 

○公安委員会宛文書の処理について(2件)
 公安委員会宛てに送付された文書2件の内容及びその処理案について説明を受け、案のとおり議決した。

【報告】

○県民対応力の向上及び働きやすい職場環境の形成について 
 警察職員の職務執行力の向上を図るとともに、職務における心理的負担を軽減することで職員が安心して働きやすい職場環境を形成することを目的として、昨年8月に行った警察職員へのアンケート調査や同調査の分析結果について報告を受けるとともに、今後の対応等について説明を受けた。
 委員から、「約半数の警察職員が対応に苦慮する相手方の行為を受けたことがあるというアンケート結果が出ていると報告を受けたが、性別による違いはあるのか。」旨の質疑があり、警察側から、「今回は、性別による分析を行っていないのでその割合は分からないが、今後分析を行う際はその点も検討していきたい。」旨の回答があった。
   また、委員から、「説明を受け、良い取組であると感じたが、対応に苦慮する相手方の行為に対して「明確な説明」が役に立ったという分析結果が出ているので、その点をもっと深堀りし、補強するというアプローチが重要であると感じる。」旨の意見があった。

○部門横断的な捜査支援体制の強化について
   
当県警察全体における部門横断的な犯人割出等の捜査支援体制を強化するため、体制を見直し、令和7年4月1日に新しく「捜査支援分析課」を設置することについて報告を受けるとともに、新設の趣旨や体制等について説明を受けた。 

○AIを活用した交通事故発生予測について 
   人工知能(AI)の発生予測に基づき、各種警察活動の効率を高め、先制的かつ効果的な治安対策を展開するとともに、交通事故の抑止による県民の体感治安向上を図ることを目的として、当県警察と連携協定を結んでいる呉工業高等専門学校と交通事故予測AIの共同開発を行ったことについて報告を受けるとともに、AIを用いた交通事故発生の予測方法、予測結果の利用方法、今後の予定について説明を受けた。
   委員から、「現在もデータ分析を行っていると思うが、今までとどのような違いがあるのか。」旨の質疑があり、警察側から、「より詳細な道路形状や天候、交通規制等の多くのデータを取り込むことで、より深堀りした分析が可能となる。分析結果を県民に提供することで、交通事故の多い交差点や通学路の危険個所等について注意喚起ができる。」旨の回答があった。それを受け、委員から、「エビデンスがしっかりしていれば、県民の方にも納得して対応していただけると思うので、引き続きしっかりした対応をお願いしたい。」旨の意見があった。

○暴走・爆音走行対策の推進状況について(対策室設置6か月)
   昨年8月1日に「暴走・爆音走行対策室」を設置して各種対策を行っている中、同対策室設置6か月における暴走・爆音走行に関する110番通報受理状況、暴走・爆音走行対策の推進状況、検挙状況、今後の対策について説明を受けた。
   委員から、「暴走・爆音走行を行う少年に対しては、検挙だけでなく、その後の立ち直り支援にも力を入れて対応していただきたい。」旨の意見があり、警察側から、「生活安全部とも連携して対応する仕組ができているので、必要なアフターフォローを行っていきたい。」旨の回答があった。

【特記事項】