定例会議の開催概要(令和7年2月19日)
令和7年2月19日(水曜日)
定例会議では、次の事項などについて警察本部から説明、報告を受け、公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○人事案件について
人事案件について説明を受け、了承した。
○広島県警察の組織の改編に伴う関係公安委員会規則の整理に関する規則の制定について
令和7年度組織体制整備に伴い、広島県警察の組織の改編に伴う関係公安委員会規則の整理に関する規則を制定する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○審査請求の審理結果について(2件)
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求及び運転免許の停止処分に関する審査請求について、審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け、案のとおり議決した。
○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
運転免許の取消処分に関する審査請求及び更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件を受理するとともに、審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○生活安全部門における公安委員会事務の専決処理状況について(令和6年中)
令和6年中の生活安全部門における公安委員会事務の専決処理状況として、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律、警備業法、探偵業の業務の適正化に関する法律、古物営業法、質屋営業法、銃砲刀剣類所持等取締法、火薬類取締法に基づく各種許可、指示処分等について報告を受け、了承した。
○交通規制の新設について
信号機の新設1件及び最高速度規制の新設2件について説明を受け、案のとおり議決した。
○広島県警察関係手数料条例施行規則の一部改正について
道路交通法の一部改正に伴い、特定免許情報の個人番号カードへの記録に関する手数料等が新設されることから、広島県警察関係手数料条例施行規則の一部改正を行うことについて報告を受け、案のとおり議決した。
○行政文書開示請求に対する開示可否の決定について
広島県情報公開条例に基づく公安委員会に対する行政文書開示請求に係る開示可否の決定について説明を受け、案のとおり議決した。
○法定苦情の処理について(2件)
公安委員会で受理した法定苦情2件について、調査結果及び苦情申出に対する通知案の説明を受け、案のとおり議決した。
○法定外苦情の処理について
公安委員会で受理した法定外苦情について、調査結果及び苦情申出に対する通知案の説明を受け、案のとおり議決した。
○公安委員会宛文書の処理について
公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け、案のとおり議決した。
【報告】
○広島県警察ワークライフバランス等の推進のための行動計画における男性の育児休業取得目標の変更について
広島県警察ワークライフバランス等の推進のための行動計画における行動目標のうち、男性の育児休業取得目標が本年度中に達成見込みであることから、さらなる促進を図るため、目標値を引き上げることについて報告を受けた。
○少年非行、子供の性被害(福祉犯)の状況について(令和6年中)
令和6年中における少年非行及び子供の性被害の状況として、非行少年等の検挙・補導状況、子供の性被害の状況及び今後の取組について報告を受けた。
委員から、「令和5年と比較して令和6年は、刑法犯少年の再犯者率が上昇しているが、何か対策はあるのか。」旨の質疑があり、警察側から、「昨年再犯者率が上昇したのは、少年の不良グループを検挙し、検挙者が増えたことが主な要因である。早期検挙により不良グループを解散させていくことが非常に重要であるので、引き続きしっかり取り組んでいきたい。」旨の回答があった。
また、委員から、「昨年検挙した不良グループの年齢構成はどうなっているのか。」旨の質疑があり、警察側から、「中学生以上が多く含まれている。」旨の回答があった。
さらに、委員から、「子供の性被害の状況について説明を受けたが、SNSに起因するものの割合が意外に低いと感じた。」旨の意見があり、警察側から、「統計上SNS起因となるものは、被害者と加害者の接点がSNSであり、SNSを通じて最初に会った時に被害に遭うケースが対象となる。SNSがきっかけで知り合っても、何度か会った後で被害に遭うケースはSNS起因としては計上されないので、SNSで知り合って被害に遭うケースは実際にはもっと多く発生している。」旨の回答があった。
○暴対法に基づく再発防止命令の発出結果について
暴対法の縄張に係る禁止行為に対する再発防止命令を発出した結果について報告を受けた。
【特記事項】
○警察側から、令和7年2月14日に開催された警察・商工労働委員会の概要について報告を受けた。