定例会議の開催概要(令和7年10月22日)
令和7年10月22日(水曜日)
定例会議では、次の事項などについて警察本部から説明、報告を受け、公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○警察職員の援助要求について
三重県公安委員会からの警察職員の援助要求に基づき、当県警察職員を派遣する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○公安委員会の行事予定(案)について(令和7年11月~令和8年1月)
本年11月から令和8年1月までの3か月間における公安委員会の行事予定(案)について説明を受け、了承した。
○審査請求の処理について
自己情報開示請求の自己情報部分開示決定に係る審査請求に関し、広島県情報公開・個人情報保護審査会に諮問した件につき、同審査会からの答申の要旨について説明を受け、議決した。
○審査請求の受理及び審理官の指名について(2件)
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求及び運転免許の取消処分に関する審査請求を受理するとともに、審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け、案のとおり議決した。
○交通規制の新設及び廃止について
信号機の新設4件及び信号機の廃止1件について説明を受け、案のとおり議決した。
○運転免許の行政処分について
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等24件について説明を受け、案のとおり議決した。
○行政文書開示請求の受理及び開示可否の決定について
広島県情報公開条例に基づく公安委員会に対する行政文書開示請求を受理するとともに、開示可否の決定について説明を受け、案のとおり議決した。
○法定苦情の処理について(2件)
公安委員会で処理した法定苦情について、処理結果の通知文の送達により苦情処理が完了した報告を受けて決裁するとともに、公安委員会で受理した法定苦情について、調査結果及び苦情申出に対する通知案の説明を受け、案のとおり議決した。
【報告】
○警察本部の行事予定について(令和7年11月~令和8年1月)
本年11月から令和8年1月までの3か月間における警察本部の行事予定について報告を受けた。
○広島県警察広報戦略会議の取組状況について
当県警察における各部門間の情報共有の緊密化と円滑な連絡調整を行い、広報活動の合理化、効率化を図ることにより、広報活動の更なる強化を推進することを目的として、本年6月6日に設置された広島県警察広報戦略会議の開催状況、主な取組状況及び今後の展望について報告を受けた。
○永年勤続警察職員及び優秀・優良警察職員表彰式について
本年11月28日に開催される永年勤続警察職員及び優秀・優良警察職員表彰式の概要について報告を受けるとともに、永年30年勤続警察職員表彰を受賞した警察職員の家族に対し、広島県公安委員会からメッセージカードを進呈することについて報告を受けた。
○県内の非行少年グループについて
匿名・流動型犯罪グループ等の予備軍であり、人的供給源になっていることから早期の実態把握及び検挙による解散と立ち直り支援が必要である非行少年グループに関し、広島県内の非行少年グループの実態や団体数等の推移、今後の対策等について報告を受けた。
委員から、「非行少年グループには女性も含まれているのか。」旨の質疑があり、警察側から、「女性のいるグループもある。グループのメンバーについては、以前は学校の先輩・後輩といったつながりが多かったが、現在はSNSによるつながりが多いことから、年齢による上下関係も緩やかなものが多い。」旨の説明があった。
○サイバー110番の廃止と警察署初動(捜査)支援強化について
専門知識を要するサイバー相談は、ログやURLなどの添付ファイルを必要とするメール対応が求められているところ、警察庁が整備したサイバー相談の統一窓口でメールでの相談が可能となっている実情等を踏まえ、職員による電話対応のみのサイバー110番を廃止し、その要員を警察署の初動(捜査)支援に配分して急増する不正アクセス・不正送金事案等の対応に移行させることにより、組織全体のサイバー対処能力の底上げを図ることについて報告を受けた。
○「証拠物件管理要領の制定について」の発出について
証拠物件の取扱保管について、より適正な管理及び限られた人的リソースを一層有効に活用するための業務の効率化・合理化が課題になっているところ、それらの課題を改善し、より適正な証拠物件の管理ができるよう運用を見直した上で、従来の関連通達を一本化し、新たに証拠物件の管理に係る通達を発出することについて報告を受けるとともに、主な変更点等について説明を受けた。
委員から、「今回行った運用の変更は、証拠品の盗難事件をきっかけに講じられた再発防止対策のルールを緩めるものではないと説明を受けたが、証拠物件の出納を複数人で確認する運用は変わらないのか。」旨の質疑があり、警察側から、「その点は変わらない。限られた人員を効果的に活用することができるように運用を変更するが、捜査部門以外の部署が主体となって出納を複数人で確認するなどし、引き続き証拠品の適正な管理に努めていく。」旨の説明があった。
また、委員から、「今回運用の見直しを行うに当たり、特に検討を行ったのはどの様な点か。」旨の質疑があり、警察側から、「業務の合理化を図るとともに、人的ミスを防止して適正な証拠物件の管理を行うことができる仕組作りに注力した。」旨の説明があった。
○指定暴力団「三代目俠道会」第12回指定スケジュールについて
指定暴力団「三代目俠道会」の第12回指定に向けたスケジュールについて報告を受けた。
【特記事項】
○警察側から、本年10月17日に開催された警察・商工労働委員会の開催概要について報告を受けた。

