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定例会議の開催概要(令和3年2月17日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年2月26日

令和3年2月17日(水曜日)

    定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○押印廃止に伴う公安委員会規則等の一部改正について
  「銃砲刀剣類所持等取締法施行規則等の一部を改正する内閣府令」及び「地方警務官の懲戒の取扱に関する規程等の一部を改正する規則」が令和2年12月28日に施行されたことに伴い,広島県公安委員会規則,広島県公安委員会規程の一部を改正し,令和3年3月1日から施行する案について説明を受け,議決した。
     
○公安委員会事務の専決処理状況について(令和2年中)
  令和2年中における公安委員会事務の専決処理状況として,風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律,警備業法,探偵業の業務の適正化に関する法律,古物営業法,質屋営業法,銃砲刀剣類所持等取締法及び火薬類取締法に基づく各種許可,届出,処分等に係る生活安全部関係事務並びに道路交通法に基づく交通規制の決定,放置違反金の納付命令,放置駐車に係る車両の使用制限,運転免許証の交付,法定講習,運転免許の行政処分等に係る交通部関係事務の専決処理について説明を受け,了承した。
《委員等の発言要旨》
   委員から「警察官職務執行法4条1項を適用し大型獣を処分するに当たり,警察官はどのような対応を行っているのか。」旨の発言があり,警察側から「住居が集合している地域等にツキノワグマ,イノシシが出没し,現実に個人の生命,身体等の重要な利益に危害が及ぶような危険な事態が生じ急速を要する場合には,こうした大型獣からの危害を防止するため,警察官職務執行法4条1項の避難等の措置に基づき,警察官が猟友会員等のハンターに対し,猟銃を使用して駆除を命じる措置を行っている。一方で,日出前又は日没後ではなく,住居が集合していない地域等で同項の避難等の措置の要件に該当しないような場合には,市町の要請等を受けた猟友会員等のハンターが,鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律に基づき,猟銃等を使用して駆除している。」旨の発言があった。
   委員から「交通規制の廃止が増加しているが,どのような規制を多く廃止しているのか。」旨の発言があり,警察側から「三叉路交差点で一時停止の必要がない場所や法定の徐行場所として規制され一時停止の必要がない場所の規制を多く廃止している。」旨の説明があり,さらに,委員から「信号機の廃止にも取り組んでいるのか。」旨の発言があり,警察側から「交通量の変化など多角的に検証しながら,信号機の廃止にも取り組んでいる。交通の安全と円滑を図るため,必要性をしっかりと検証し,信号機の新設と廃止を効果的に進めていく。」旨の説明があった。
   委員から「安全運転管理者講習は法律で義務づけられていると思うが,昨年,受講者数が大幅に減少したのはどのような要因があるのか。」旨の発言があり,警察側から「新型コロナウイルス感染症の影響により,開催回数が減少したほか,1年に1回のところを2年に1回の受講に変更されたことで受講者数が減少した。」旨の説明があった。

○人事案件について
   人事案件について説明を受け,同意した。

○審査請求の審理結果について
   運転禁止処分に関する審査請求について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。

○広島県警察における警察用航空機の非稼働時における援助に関する協定について
   令和3年2月3日の定例会議で説明を受け,審議中であった広島県警察における警察用航空機の非稼働時における援助に関する協定の案について,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等20件について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について
   公安委員会で受理した法定苦情について,通知文の送達に伴う苦情処理の完結について報告を受け,決裁した。

○法定外苦情の受理及び処理について
   公安委員会に申し出られた法定外苦情を受理するとともに,その内容,調査結果及び苦情申出に対する通知案の説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について(2件)
   公安委員会に申し出られた法定苦情2件を受理するとともに,その内容及び処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について
   公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○初任科第247期・第248期,一般職員初任科第39期入校式の挙行について
   令和3年4月8日,広島県警察学校において挙行される初任科第247期・第248期,一般職員初任科第39期入校式の概要について報告を受けた。

○令和3年全国優秀警察職員表彰受賞者の決定について
   令和3年全国優秀警察職員表彰の受賞者等について報告を受けた。

○第5回高校生CM甲子園の実施結果について
   県内の高校生を対象に防犯を呼びかけるCM(動画)を募集し,CM制作を通じて高校生に「防犯を考える場」を提供するとともに,上位入賞作品を広報啓発活動に活用し,県民の防犯意識の高揚を図るために実施した第5回高校生CM甲子園に応募のあった作品の審査結果,入賞作品の活用方法等について報告を受けた。

○警察署警務課による証拠物件一括保管の本運用開始及び試行拡大について
   証拠物件の厳格な管理・業務の効率化を図るため試行中であった警察署警務課による証拠物件の一括保管の運用について,令和3年4月から一部の警察署において本運用を開始するとともに,その他の警察署においても試行運用を開始することなどについて報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
   委員から「薬物や拳銃等の禁制品も,他の証拠物件と同様の管理方法で管理されているのか。」旨の発言があり,警察側から「他の証拠物件とは一部異なった管理方法で厳重に管理している。」旨の発言があった。
   委員から「この取組に係るマニュアルは作成しているのか。」旨の発言があり,警察側から「これから試行運用を始める警察署もあるため,試行運用で抽出した運用上の課題をしっかりと検証した上で,最終的な運用要領を定めた資料を作成することにしている。」旨の説明があった。
   委員から「証拠物件の厳格な管理・業務に資する非常に良い取組だと思うので,試行運用の実施結果等の検証を踏まえ,より実効性の高いものにしていただきたい。」旨の発言があった。

○人事評価における警察本部長の自己申告について
   地方警務官を対象とした人事評価の制度に基づく,警察本部長の自己申告の内容について報告を受けた。

【特記事項】

○警察側から,令和3年2月12日に開催された警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について説明があった。