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定例会議の開催概要(平成29年1月25日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月3日

平成291月25日(水曜日)

 定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○警察職員の援助要求について
 福島県公安委員会及び沖縄県公安委員会からの警察職員の援助要求に基づき,当県警察職員を福島県警察及び沖縄県警察に派遣する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会の行事予定(案)について(平成29年2月~4月)
  平成29年2月から4月までの3か月間における公安委員会の行事予定(案)について説明を受け,了承した。

○警察官の職務に協力援助した者の災害の認定について
  平成29年1月,福山市内で発生した事案について,警察官の職務に協力援助した者の災害給付に関する法律第2条第1項に基づく災害認定案の説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
  運転免許停止処分に関する審査請求1件及び更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○交通規制の改正について
  最高速度規制区間の改正案6件について説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
  運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等34件について説明を受け,案のとおり議決した。

○流川・薬研堀地区の街頭防犯カメラシステムの運用状況について(平成28年下半期)
  平成28年下半期における流川・薬研堀地区に設置された街頭防犯カメラシステムの運用状況について説明を受け,了承した。
     
○ストーカー規制法に基づく警告の実施について(2件)
  ストーカー行為等の規制等に関する法律に基づいて行った警告2件について説明を受け,了承した。

○法定苦情の処理について
 公安委員会に申し出られた法定苦情の追加文書を受理し,その処理方針について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○警察本部の行事予定について(平成29年2月~4月) 
  平成29年2月から4月までの3か月間における警察本部の行事予定について報告を受けた。

○110番の受理状況について(平成28年中)
  平成28年中における110番通報の受理件数及びリスポンスタイムの状況等について報告を受けた。
  委員から,「110番通報は時間帯により,多い,少ない時があると思うが,通報の多い時間帯での受理体制はどのようにしているのか。」旨の発言があり,警察側から,「通報状況により適正な受理体制を確保し対応している。」旨の説明があった。
  委員から,「通報時の電話応対の良否が県民の警察に対するイメージを左右すると思うが,担当する警察官にはどのような指導を行っているか。」旨の発言があり,警察側から,「110番受理時のマニュアルを作成しているほか,通信指令室員及び警察署の指令係等を対象とした研修会や警察署の巡回指導,訓練を行うなど,適切な電話対応及び通信指令技術の向上を図っている。」旨の説明があった。
  委員から,「リスポンスタイムを短縮するための具体的な取組などは行っているのか。」旨の発言があり,警察側から,「道路工事などにより日々変化する道路事情などを把握して,リスポンスタイムの短縮に努めている。」旨の説明があった。
 委員から,「地域の実情によってリスポンスタイムが異なるので,北部地域や広島市域等に分けて,リスポンスタイムの平均値を比較することで,県内のリスポンスタイムへの影響も分かるのではないか。」旨の発言があり,警察側から,「都市部と中山間地域では,110番受理件数及びリスポンスタイムにも大きな違いがあり,中山間地域の方が110番受理件数自体が少ないため,リスポンスタイムの県内平均への影響は少ないと考えている。」旨の説明があった。
  委員から,「費用の問題もあるが,パトカーの台数が増えれば対応拠点も増え,リスポンスタイムは短縮できるのではないか。」旨の発言があり,警察側から,「パトカーは基本的に国費で配備されており,必要性等によって配置されているもので,効率的な運用に努めていきたい。」旨の説明があった。
  委員から,「リスポンスタイムの県内平均が前年比プラス20秒であるが,増えた要因は何か。」旨の発言があり,警察側から,「はっきりした原因は分からない。」旨の説明があった。

○機動警察通信隊の活動状況について(平成28年中)
  機動警察通信隊の平成28年中の主な活動状況及び平成29年の取組方針等について報告を受けた。
  委員から,「広島県はドローン特区の指定を受けていると思うが,県警として何か特別な使い方を考えているのか。」旨の発言があり,警察側から,「警察のドローンも航空法の適用を受けているが,禁止区域でも捜索の際は飛行可能となっている。県警が特区の規制緩和等を利用していることはない。」旨の説明があった。
  委員から,「岡山県警が,パトカーのカ-ロケカメラに全方位カメラを活用しているように,広島県も今後,装備の高度化を図っていくのか。」旨の発言があり,警察側から,「予算の範囲内で,出来ることは行っていきたい。」旨の説明があった。また,警察側から,「本県でも,今後,パトカーのカ-ロケ-ションシステムの更新のタイミングで,他県の活用実績等をみながら費用対効果を勘案して,検討していきたい。」旨の説明があった。

○監察の実施状況等について
  最近の監察の実施状況等について報告を受けた。

【特記事項】

○警察側から,1月19日に開催された警察・商工労働委員会での質疑応答内容について説明があった。
○委員から,特殊詐欺被害防止の有効的な対策として,金融機関の信託制度の活用について提案を受けた。
○警察側から,廿日市市内の大型商業施設における,持凶器逮捕・監禁事件の発生を受けて,この種事案に的確に対処できるよう,今後も対応訓練を重ねていくことについて説明があった。