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定例会議の開催概要(平成29年1月18日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年1月27日

平成291月18日(水曜日)

 定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○交番その他の派出所及び警察官駐在所の名称、位置及び所管区等に関する規則の一部改正について
  広島西警察署福島町交番の移転建て替えで,交番の名称及び位置が変更となることに伴い,「交番その他の派出所及び警察官駐在所の名称、位置及び所管区等に関する規則」の一部を改正する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
  運転免許取消処分に関する審査請求1件及び更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○取消処分者講習に係る指定講習機関の指定について
  運転免許の取消処分者講習を実施する講習機関の指定について,指定理由及び審査結果等の説明を受け,案のとおり議決した。

○大型特殊自動車免許の教習を行う自動車教習所の指定について
  大型特殊自動車免許の教習を実施する教習機関の指定について,指定理由及び審査結果等の説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
  運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等19件について説明を受け,案のとおり議決した。

○沖縄県の犯罪抑止対策に係る沖縄県警察への特別出向について
  沖縄県の犯罪抑止対策に係る沖縄県警察への特別出向について,当県警察職員を沖縄県警察に出向する人事異動を発令した概要について報告を受けた。

○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
  広島県個人情報保護条例に基づく自己情報開示請求の自己情報不開示決定に対する審査請求事案3件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について(3件)
 公安委員会で受理した法定苦情について,通知文の送達に伴う苦情処理の完結3件の説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について(4件)
 公安委員会に申し出られた法定苦情を受理するとともに,その内容及び処理案4件について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛て文書の処理について(2件)
  公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案2件について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○第16回警察署協議会連絡会の開催について
 平成29年2月1日に開催される,第16回警察署協議会連絡会の概要について報告を受けた。

○女性の活躍と全職員のワークライフバランスの推進状況について(第4四半期) 
  女性警察職員の活躍と全職員のワークライフバランスにおける平成28年第4四半期の推進状況について報告を受けた。
  委員から,「女性の活躍とワークライフバランスを推進する上で,託児所や待機児童の問題は密接に関係しており,該当職員の実態把握や対応が必要ではないか。」旨の発言があり,警察側から,「県警では,育児を抱えながら仕事をしている職員が,他に支援を求められない場合に,県警職員家族やOB等がサポートし,仕事と家庭の両立支援を行う,キッズ・サポート制度を行っているほか,県と広島銀行が共同し県庁東館に開設している保育施設があり,いずれも職員が利用している。」旨の説明があった。また,警察側から,「女性職員が産休や育休後の職場復帰し易い対策を,引き続き検討していきたい。」旨の説明があった。        
 委員から,「女性の活躍に向けた各種取組の中で,若手女性一般職員のフォローアップ研修会は,若手女性職員が女性幹部職員との対話会を通して,若い人のコミュニケーション能力を高めることにも繋がるので,こうした試みは必要である。」旨の発言があった。
  委員から,「子育てを終えた先輩から後輩に向けて,家庭と仕事の両立をいかにしてきたかを聞く機会は大切である。また,相手が女性でないと話しがしにくいこともあるので,若手女性職員のフォローアップ研修会などを継続して欲しい。」旨の発言があった。
 委員から,「長時間労働による過労死の問題が注目されているが,県警では,長時間勤務については,毎月ごとの管理はされているのか。」旨の発言があり,警察側から,「個人単位で管理し長時間勤務が連続しないよう配意している。長時間勤務の主な理由は,殺人事件の捜査などで一時的に超過する場合である。」旨の説明があった。

○平成28年度広島県警察剣道大会の開催について 
  平成29年1月26日,広島県立総合体育館武道場において,「平成28年度広島県警察剣道大会」を開催することについて報告を受けた。

○めざせ!日本一安全・安心な広島県の実現「アンダー80作戦」の取組について
 平成27年から取り組んだ,めざせ!日本一安全・安心な広島県の実現「アンダー100作戦」については,概ね初期の目標を達成したことから,今後は,平成32年までに,特殊詐欺の年間被害額を5億円以下及び交通事故死者数を年間75人以下とすることを目標として,めざせ!日本一安全・安心な広島県の実現「アンダー80作戦」と銘打ち,県民や関係機関等と協働して,各種諸対策を強力に推進していくことについて報告を受けた。
  委員から,アンダー80作戦の目標数値は,限界値に近いのではないか。また,平成32年までの単年での目標は立てないのか。」旨の発言があり,警察側から,「かなり高い目標であり容易ではないが,高い目標であればこそ取組も強化できると考えている。また,長期的な取組が必要な対策もあり,単年での目標は立てていない。」旨の説明があった。
  警察側から,「交通事故死者数の年間75人以下とする目標は,第10次広島県交通安全計画の目標と同じであり,目標達成に向け努力したい。」旨の説明があった。

○交通事故発生状況等について(平成28年中) 
  平成28年中の広島県内における交通事故の発生状況,対策別の推進結果,本年の推進計画等について報告を受けた。
  委員から,「飲酒運転が後を絶たないが,罰則が重い重大違反であることを広報活動で周知することにより抑止が図れるのではないか。」旨の発言があった。
 委員から,「最近の各種取組により交通事故は年々減少傾向にあるが,逆に高齢者の問題と飲酒運転が目立ってきた感がある。高齢者と飲酒に重点を絞って広報活動に力を入れてはどうか。」旨の発言があった。
 委員から,「自転車の安全利用については,無灯火や整備不良の自転車が目立っているように感じる。学校や交通関係団体に対して,自転車の点検・指導や広報啓発での協力要請を行ってはどうか。」旨の発言があり,警察側から,「自転車の交通ルールを遵守させるため,引き続き,交通安全教育をはじめ,教育委員会,交通関係団体等と協力した広報啓発及び街頭指導による周知徹底を図っていきたい。」旨の説明があった。

○刑法犯認知・検挙状況について(平成28年中) 
  平成28年中における刑法犯認知件数及び検挙件数の暫定値並びに重要犯罪・重要窃盗犯の検挙状況等について報告を受けた。
 委員から,「自転車盗や占有離脱物横領の抑止を図るためには,駐輪場の整備が必要であり,市内中心部の駐輪場の整備は十分でないと感じている。県警から管理者に対して駐輪場の設置を要請してはどうか。」旨の発言があり,警察側から,「違法駐輪の問題については,受け皿となる駐輪場不足が原因であるなどの実態があれば,県警としても道路管理者に要請することもある。」旨の説明があった。

【特記事項】

○警察側から,積雪凍結期での交通事故や故障車等に対する街頭警察活動中における受傷事故防止の指示を行ったことについて説明があった。