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定例会議の開催概要(令和2年5月12日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月29日

令和2年5月12日(火曜日)

    定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○公安条例専決処理状況について(令和2年4月中)
   令和2年4月中における公安条例の専決処理状況について説明を受け,了承した。

○審査請求の審理結果について(3件)
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件及び銃砲刀剣類等所持等取締法に基づく教習資格認定の認定拒否処分に関する審査請求1件について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件及び運転免許停止処分に関する審査請求1件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等56件について説明を受け,案のとおり議決した。

○警察署協議会委員の解嘱及び委嘱について
   広島南警察署長から上申のあった警察署協議会委員の解嘱及び委嘱案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○新型コロナウイルス感染症が及ぼす治安への影響について
   新型コロナウイルス感染症が及ぼす治安への影響として,刑法犯認知件数の状況,特殊詐欺被害状況,交通事故発生状況,少年補導の状況,DV・児童虐待相談受理状況及び110番通報受理状況について報告を受けた。
《委員の発言要旨》
   委員から「新型コロナウイルス感染症の影響下にある時期に発生したDV・児童虐待事案の中で,重大事案に発展したものはあったのか。」旨の発言があり,警察側から「重大事案にまで発展したものはなかった。」旨の説明があった。
   委員から「新型コロナウイルス感染症の影響で学校や幼稚園などが休みになれば,児童虐待事案を把握した学校等の先生からの通報が減少するなどの変化が起こると思われるが,実際に児童虐待事案の通報者の内訳に変化はあったのか。」旨の発言があり,警察側から「変化はあると思われるが,これに関しては具体的に検証する必要がある。」旨の説明があり,さらに,委員から「休校になったことで,少年補導活動はどのような取組を行っているのか。」旨の発言があり,警察側から「休校期間中は,街中を徘徊する少年のほか,万引き,自転車盗等の犯罪が増加することが懸念されるため,通常勤務を通じた街頭活動を強化している。また,スクールサポーターは基本的に学校内で活動しているが,休校期間中は,ゲームセンター等の遊戯施設の見回り活動を行っている。」旨の説明があった。
   委員から「新型コロナウイルス感染症の影響下にある時期に発生した児童虐待事案については,以前から親子関係が危機的な状況になっていることが原因で発生したものと,新型コロナウイルス感染症によるストレス等が原因で発生したものを一括りにして考えるのではなく,それぞれ区別して考える必要があると思う。」旨の発言があった。

警察・商工労働委員会説明事項について
   令和2年5月15日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの部門別説明事項等について報告を受けた。

○交通機動捜査係の活動状況について(発足後1年)
   発足後1年が経過した交通機動捜査係の出動件数,活動効果,今後の運用等について報告を受けた。

○人事評価に係る目標報告について
   地方警務官を対象とした人事評価制度に基づく警察本部長の業績評価に係る目標について報告を受けた。

【特記事項】

○新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため,会議出席者を議題説明者等に限定し,公安委員会を開催した。
○警察側から,新型コロナウイルス感染症に伴い一部休止していた運転免許業務の再開時期等について説明があった。