定例会議の開催概要（令和２年４月２２日）

令和２年４月２２日（水曜日）

    定例会議では，次の事項などについて警察本部から説明，報告を受け，公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○監察の実施状況等について
   令和元年度第３回中国四国管区警察局長による監察の受監結果について説明を受け，了承した。

○公安委員会の行事予定（案）について（令和２年５月～７月）
   令和２年５月から７月までの３か月間における公安委員会の行事予定（案）について説明を受け，了承した。

○審査請求の審理結果について
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求について，審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け，案のとおり議決した。

○交通規制の改正等について
   信号機の新設案１件及び廃止案４件並びに高速自動車道における最高速度規制を改正する案等について説明を受け，案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等１８件について説明を受け，案のとおり議決した。

○警察署協議会委員の解嘱及び委嘱について
   広島西警察署長から上申のあった警察署協議会委員の解嘱及び委嘱案について説明を受け，案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について
   公安委員会に申し出られた法定苦情を受理するとともに，その内容及び処理案について説明を受け，案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について
   公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け，案のとおり議決した。

【報告】

○警察本部の行事予定について（令和２年５月～７月）
   令和２年５月から７月までの３か月間における警察本部の行事予定について報告を受けた。

○令和２年度４月補正予算（案）について
   令和２年広島県議会４月臨時会に上程予定の令和２年度４月補正予算（案）の内容について報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
   委員から「現場，窓口等における警察活動に係る新型コロナウイルス感染症対策に必要な装備資機材の一つとして，呼気中アルコールを感知する機器を整備することにしているが，これを必要とするのは，どのような理由か。」旨の発言があり，警察側から「通常であれば，運転手に顔に息を吹きかけてもらい，その匂いを嗅いでアルコールの摂取を判別しているが，この方法では感染リスクが高いことから，その対策として，機器に息を吹きかけて呼気中アルコールを感知する呼気中アルコール感知器を整備するものである。」旨の説明があった。
   委員から「変死現場で取り扱った遺体を調べてみると，新型コロナウイルス感染症に感染していたという記事を見たが，当県でも感染症が疑われるような現場に臨場したケースはあったのか。」旨の発言があり，警察側から「疑われる変死事案は６件あったが，全て陰性であった。こうした現場に臨場する捜査員等には，必ずタイベックスーツやマスクなどを着装させており，感染防止を徹底している。」旨の説明があり，さらに，委員から「新型コロナウイルスは死後でも数時間は体内に生存していると言われているので，遺体を取り扱う捜査員等は，引き続き感染防止に万全を期していただきたい。」旨の発言があった。

○新型コロナウイルス感染症拡大防止に係るテレワークの実施について
   新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止及び警察機能の維持のため，令和２年４月１７日から開始しているテレワークの概要等について報告を受けた。

○「減らそう犯罪」県民総ぐるみ運動に係る第５期アクション・プラン骨子案について
   「『めざそう！安全・安心・日本一』ひろしまアクション・プラン（第４期アクション・プラン）」の計画期間が令和２年末で終了することを受けて，策定を進めている第５期アクション・プランの骨子案等について報告を受けた。

○令和２年春の全国交通安全運動の実施結果について
   令和２年４月６日から４月１５日までの期間に実施した令和２年春の全国交通安全運動の結果として，運動期間中の交通事故発生状況，重点推進事項等について報告を受けた。

○自転車マナーアップ強化月間の実施について
   令和２年５月１日から５月３１日までの期間実施される「自転車マナーアップ強化月間」のスローガン，推進事項等について報告を受けた。

○新型コロナウイルス感染症対策に伴う運転免許業務の一部休止について
   令和２年４月２２日から当分の間（日曜日を含む。），新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発出など諸般の情勢を踏まえ，広島県運転免許センター，広島県東部運転免許センター，三次試験場，各警察署，分庁舎及び幹部交番における運転免許業務を一部休止することなどについて報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
   委員から「運転免許業務を再開すれば，通常よりも多数の来庁者が集まる可能性があるので，その対応を検討しておく必要があるのではないか。」旨の発言があり，警察側から「そのような状況が想定されるので，再開時の対応を含めて，再開の方法や時期をしっかりと検討していく。」旨の説明があった。

【特記事項】

○新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため，会議出席者を議題説明者等に限定し，公安委員会を開催した。
○ 警察側から，令和２年４月１７日に開催された警察・商工労働委員会での説明状況について説明があった。