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定例会議の開催概要(令和2年12月2日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月11日

令和2年12月2日(水曜日)

    定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○令和3年広島県警察基本方針・運営重点及び推進項目(案)について
   令和3年広島県警察基本方針を「安全・安心を 県民とともに築く 力強い警察」とし,運営重点を「総合的な犯罪抑止対策の推進と検挙力の強化」,「女性・子供を守る取組と少年非行防止対策の推進」,「住民の安心感を高める地域警察活動の推進」,「組織犯罪対策の推進」,「交通死亡事故の抑止と安全で円滑な交通の確保」,「災害,テロ等緊急事態対策の推進」,「サイバー空間の安全の確保」及び「社会の変化に適応する警察運営の推進」とする案並びに運営重点に係る推進項目の案について説明を受け,審議した。
《委員等の発言要旨》
   委員から「『総合的な犯罪抑止対策の推進と検挙力の強化』に係る推進項目の中の『身近な犯罪被害の抑止』を『不安に感じる犯罪の抑止』に変更するということだが,変更理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「『減らそう犯罪』第5期アクションプランの策定に当たって,県民に対するアンケート調査の結果等から,県民の不安度が高いものを『身近な犯罪』の中から抽出し,『不安に感じる犯罪』として重点的な抑止対策を行うため変更することとした。」旨の説明があった。
   委員から「『女性・子供を守る取組と少年非行防止対策の推進』に係る推進項目の中の『ストーカー被害・配偶者暴力被害に対する支援』を『ストーカー・配偶者暴力事案への迅速・的確な対応』に変更するということだが,変更理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「ストーカー・配偶者暴力事案に対して迅速・的確な対応を行っている実態に適合させるとともに,支援よりも迅速・的確な対応のほうが,より積極的に対応していくということを表現していることから,変更することにした。」旨の説明があった。
   委員から「運営重点に設定している『住民の安心感を高める地域警察活動の推進』については,県民の安全・安心に直結する非常に重要な取組の一つなので,それに係る推進項目を積極的に取り組んでいただきたい。」旨の発言があった。

○風俗案内所条例に基づく行政処分について
   広島県歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例に基づく行政処分案について説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等18件について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について(2件)
   公安委員会で受理した法定苦情について,調査結果及び苦情申出に対する通知案2件について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の受理について
   公安委員会に申し出られた法定苦情を受理するとともに,その内容及び処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について
   公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

警察・商工労働委員会説明事項について
   令和2年12月14日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。

「社会の変化に適応する警察運営」に向けた推進体制の再構築について
   平成31年4月1日に警察庁から通達された今後の日本社会の変化に適応する警察運営に向けた取組については,「広島県警察未来ビジョン検討委員会」を推進体制として,「広島県警察機能強化ビジョン」の枠組みで推進していたが,同ビジョンが令和2年度までの取組であるため,令和3年度以降は「広島県警察運営イノベーション推進委員会(仮称)」を設置し,通達された取組等について継続して推進することなどについて報告を受けた。

《委員等の発言要旨》
   委員から「広島県警察未来ビジョン検討委員会は総務課が事務局となり運用してきたが,新たな推進体制からは警務課が事務局となり運用していく理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「広島県警察未来ビジョン検討委員会では,総務部の分掌事務である警察本部機能の強化や情報管理システムの高度化等の取組を推進してきたため,総務課が事務局となり運用してきたが,新たに再構築する委員会については,これまでの推進事項に併せて警務課の分掌事務である警察組織,警察運営等についても重点的に推進していくことから,警務課が事務局となり運用することとした。」旨の説明があった。

令和2年度中国四国管区警察局優秀警察職員表彰受賞者の決定について
   令和2年12月15日,広島合同庁舎において行われる令和2年度中国四国管区警察局優秀警察職員表彰における受賞者,功労概要等について報告を受けた。

○「アンダー75作戦」の目標達成に向けた交通死亡事故抑止対策の更なる強化について
   令和2年11月は9件の交通死亡事故が発生し,前年同月の死者数を上回ったほか,交通事故統計上,12月が最も交通死亡事故の発生が多い月であることを踏まえ,「アンダー75作戦」の目標を達成するため,年末に向けた交通死亡事故抑止対策を更に強化することなどについて報告を受けた。

《委員等の発言要旨》
   委員から「年末に向けた交通死亡事故抑止対策の一つとして,本部直轄隊の編成による可搬式オービスの集中運用を実施するとのことだが,可搬式オービスはどのように運用され効果を上げてきたのか。」旨の発言があり,警察側から「可搬式オービスは,警察本部から警察署に一定期間貸し出し,速度取締りに運用され交通事故抑止等に成果を上げてきたが,年末に向けてより効果的に交通死亡事故抑止対策を推進するため,本部直轄隊が集中運用することにした。」旨の説明があった。

広島熊野道路の無料開放に伴う交通対策について
   令和2年12月6日午前0時から「広島熊野道路」が無料開放される予定であることに伴い,交通流の変動による交通渋滞の発生が懸念されるところ,その影響を最小限に抑え,交通の円滑を図るため,交通対策に対する着眼点,所要の交通対策等について報告を受けた。

《委員等の発言要旨》
   委員から「広島熊野道路の無料開放に伴い,周辺の生活道路に進入し通過する車両が出てくると思うので,必要に応じて交通規制の措置を講じていただきたい。」旨の発言があった。

【特記事項】