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定例会議の開催概要(令和2年12月16日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年12月25日

令和2年12月16日(水曜日)

    定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○安全運転管理者等法定講習の一時中断について
   広島市内を中心に新型コロナウイルス感染者数が急増していることを受け,「新型コロナウイルス感染症広島県対策本部」において,令和2年12月12日から令和3年1月3日までの間,広島市民に対して接触機会の低減が要請されたことに伴い,本年8月から実施中の安全運転管理者等講習を,本年12月14日から当面の間,一時中断することなどについて説明を受け,了承した。
《委員等の発言要旨》
   委員から「安全運転管理者等法定講習は,年1回受講する必要があるのか。」旨の発言があり,警察側から「おおむね年1回受講するように規定されているが,新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ,2年に1回受講してもらうことにした。」旨の説明があった。

○監察の実施状況等について
   最近の監察の実施状況等について説明を受け,了承した。

○審査請求の受理について
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求を受理する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○「環状の交差点における右回り通行」に係る交通規制の新設について
   現在,広島市安佐北区可部東地区において,平成26年8月土砂災害に伴う復興事業として,広域避難路の新設等が行われている中,当該避難路と既存の道路が交差する箇所に環状の交差点が整備され,本年12月26日に暫定供用されることに伴い,時期に合わせて,県内初となる「環状の交差点における右回り通行」の交通規制を新設する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等22件について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について
   公安委員会で受理した法定苦情について,調査結果及び苦情申出に対する通知案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について(2件)
   公安委員会宛てに送付された文書2件の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○各職員採用試験の実施結果について(令和2年度)
   令和2年度の各職員採用試験の実施結果として,本年度中の各採用試験実施結果,全国の状況及び来年度に向けた展望について報告があった。
《委員等の発言要旨》
   委員から「当県の警察官の競争倍率は,中小企業に比べると,依然として高い競争倍率を維持していると思うが,質の高い警察官を採用するために創意工夫を凝らした募集活動を積極的に展開していただきたい。」旨の発言があった。
   委員から「警察官の受験者が減少している理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「少子化もあるが,地元に残ってもらいたいという親の意向を受けて消防や地元の自治体職員等に就職希望する者や,警察の業務が危険で大変であるという先入観から受験を避けている者も多く,これらが受験者減少の主な要因であると考えている。対策としては,募集活動等を通じて,警察がワークライフバランスを強力に推進し,業務上の安全対策が十分講じられていることを着実に浸透させるとともに,受験資格者のみならず,その親の理解まで得られる募集活動を展開していく必要があると考えている。」旨の説明があった。
   委員から「当県では,インターンシップの取組を行っているのか。」旨の発言があり,警察側から「本年は新型コロナウイルス感染症の影響で実施できなかったが,かねてよりインターンシップの取組を行っている。その内容は業務説明のほか,鑑識活動等を実体験してもらっており,参加者からは警察業務への理解が非常に深まったなどの好評を得ている。」旨の説明があった。

○令和2年度サイバーセキュリティコンテスト決勝への出場について
   各都道府県警察が参加する競技形式の実践的演習の実施によって,警察組織を挙げてサイバー空間の脅威への対処に係る人的基盤の強化を図ることを目的として,平成28年度から開催されているサイバーセキュリティコンテストの本年度の決勝へ当県警察官が出場することなどについて報告を受けた。

○令和2年年末交通事故防止県民総ぐるみ運動の実施結果について
   令和2年12月1日から同月10日までの10日間実施された令和2年年末交通事故防止県民総ぐるみ運動の実施結果として,交通事故発生状況,重点推進事項等について報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
   委員から「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて,県から午後7時以降の酒類の提供の自粛が要請されたが,どのように飲酒運転の取締りを推進するのか。」旨の発言があり,警察側から「各警察署の実態に応じて効果的に推進する。」旨の発言があった。

【特記事項】

○警察側から,令和2年12月14日に開催された警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について説明があった。
○警察側から,新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ,令和2年度「大切な命を守る」全国中学・高校生作文コンクール表彰式を中止することについて説明があった。
○警察側から,当県警察職員の新型コロナウイルス感染症の感染状況及び対応状況について説明があった。