定例会議の開催概要(令和2年11月4日)
令和2年11月4日(水曜日)
定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○審査請求の審理結果について
運転免許取消処分に関する審査請求について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。
○審査請求の受理及び審理官の指名について
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。
○運転免許の行政処分について
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等9件について説明を受け,案のとおり議決した。
○法定苦情の処理について(3件)
公安委員会で受理した法定苦情について,通知文の送達に伴う苦情処理の完結3件について報告を受け,決裁した。
【報告】
○コミュニティ放送との安全・安心に関する相互協力協定の締結について
犯罪被害や交通事故の防止に資するなど県民の安全・安心に役立つ情報をタイムリーに提供・活用することにより,安全・安心な広島県を実現することを目的として,令和2年11月13日に警察本部において締結する「コミュニティ放送との安全・安心に関する相互協力協定」の概要等について報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
委員から「他県と隣接する地域で重大な事件・事故が発生した場合でも,この度,協定を締結した県内のFM放送局にしか情報提供されないのか。」旨の発言があり,警察側から「犯人が他県と隣接する地域で重大な事件を起こし,他県に逃走した場合などは,協定を締結していない他県のFM放送局にも情報提供し,そのエリアで放送してもらうことにしている。」旨の説明があった。
委員から「各局リスナーから提供を受けた情報は,どのように活用するのか。」旨の発言があり,警察側から「参考情報として関係警察署に情報提供したり,情報の信憑性を吟味した上で,捜査等に活用する。」旨の説明があった。
○運転免許学科試験の多言語化について
当県の運転免許学科試験の外国言語について,現在の「英語」に加え,令和2年度予算措置により「中国語」と「ベトナム語」の試験問題を作成し,導入することなどについて報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
委員から「外国言語を用いて授業を行っている自動車教習所は増加傾向にあるのか。」旨の発言があり,警察側から「今後,外国人材の受け入れが一層増加することが見込まれることから,外国言語を用いて授業を行う自動車教習所は増加すると思われる。」旨の説明があった。
【特記事項】