定例会議の開催概要（令和元年１２月４日）
令和元年１２月４日（水曜日）
定例会議では，次の事項などについて警察本部から説明，報告を受け，公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○令和２年広島県警察基本方針・運営重点及び推進項目（案）について
令和２年広島県警察基本方針を「安全・安心を 県民とともに築く 力強い警察」とし，運営重点を「総合的な犯罪抑止対策の推進と検挙力の強化」，「女性・子供を守る取組と少年非行防止対策の推進」，「住民の安心感を高める地域警察活動の推進」，「組織犯罪対策の推進」，「交通事故抑止総合対策の推進」，「災害，テロ等緊急事態対策の推進」，「サイバー空間の安全の確保」及び「県民の期待と信頼に応える治安基盤の確立」とする案並びに運営重点に係る推進項目の案について説明を受け，審議した。
委員から「荒れた中学校対策も落ち着いてきているようだが，スクールサポーターの人数は減少傾向にあるのか。」旨の発言があり，警察側から「総数は維持している。」旨の発言があった。
委員から「運営重点に掲げられている『交通事故抑止総合対策の推進』を実現するためには，民間団体との連携・協力が不可欠であるため，こうした内容を盛り込んだ推進項目を新たに策定してみてはどうか。」旨の発言があり，警察側から「交通安全対策の３本柱というのは教育・取締り・環境の整備であり，これらを基に推進項目を策定している。官民連携というのは道路交通法そのものに定められており，関係機関，団体の協力がなければ交通行政はそもそも前進できるようなものではないことから，官民連携を明示した推進項目は策定していない。また，交通安全対策の３本柱を基に策定した推進項目によって，警察職員や市町等に対しても県警の方針を周知できるものと考えている。」旨の説明があった。
○審査請求の審理結果について（２件）
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求２件について，審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け，案のとおり議決した。
○指定暴力団「三代目俠道会」の第１０回指定に係る確認請求について
暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づき，指定暴力団「三代目俠道会」の第１０回指定に関して国家公安委員会に確認を求める案について説明を受け，案のとおり議決した。
○運転免許の行政処分について
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等２件について説明を受け，案のとおり議決した。
○法定苦情の処理について（３件）
公安委員会で受理した法定苦情について，調査結果及び苦情申出に対する通知案２件について説明を受け，案のとおり議決するとともに，通知文の送達に伴う苦情処理の完結１件について報告を受け，決裁した。
○公安委員会宛文書の処理について（２件）
公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案２件について説明を受け，案のとおり議決した。
【報告】
○警察・商工労働委員会説明事項について
令和元年１２月１２日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。
○本年度採用試験の実施結果について
本年度中の警察職員に係る採用試験の実施結果等について報告を受けた。
委員から「合格しても辞退する者の割合が増加傾向にあるということだが，今後の対策として，筆記試験，面接試験の結果と辞退者との相関性を分析してみてはどうか。」旨の発言があった。
○第１８回広島県「減らそう犯罪」推進会議の開催結果について
令和元年１１月２１日，警察本部において開催された第１８回広島県「減らそう犯罪」推進会議の開催結果として，議題，会議での承認事項等について報告を受けた。
委員から「この度の会議ではどのような点が承認されたのか。」旨の発言があり，警察側から「令和２年に向けた基本的な取組方向と第５期アクション・プランの策定が承認されている。」旨の説明があった。
委員から「第５期アクション・プランは中期的な計画であることから，中期的でなければ実現できないような時間を費やす大きな取組が設定されると思うが，この度の会議の中で注目されるような取組はあったのか。」旨の発言があり，警察側から「第５期アクション・プランを策定することを決定したものであり，具体的な内容はこれからの作業となる。今後の予定としては，骨子案を策定し，スタッフ会議等を経て，最終的には来年の推進会議で決定するという流れで進む。」旨の説明があり，さらに，委員から「特に注力して推進していく取組を掲げていただきたい。」旨の発言があった。
【特記事項】
○警察側から，令和元年１２月４日に開催された警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について説明を受けた。
○委員から，令和元年１１月３０日に廿日市市において開催された広島県警察音楽隊定期演奏会「第２回ふれあいコンサート」の視察状況について説明があった。
