定例会議の開催概要(令和元年12月25日)
令和元年12月25日(水曜日)
定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。
【議題】
○ 警察職員等の援助要求について
大規模警備に伴う警備諸対策のため,28都府県公安委員会に対し,警察法の規定に基づく援助要求を行う案について説明を受け,案のとおり議決した。
○ 公安委員会の行事予定(案)について(令和2年1月~3月)
令和2年1月から3月までの3か月間における公安委員会の行事予定(案)について説明を受け,了承した。
○ 審査請求の審理結果について(2件)
自己情報部分開示決定に関する審査請求及び行政文書部分開示決定に関する審査請求について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。
○ 審査請求の受理及び審理官の指名について(4件)
更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求等4件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。
○ 風営適正化法に基づく行政処分について
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律に基づく行政処分案について説明を受け,案のとおり議決した。
○ 運転免許の行政処分について
運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等27件について説明を受け,案のとおり議決した。
○ 法定苦情の処理について
公安委員会で受理した法定苦情について,通知文の送達に伴う苦情処理の完結について報告を受け,決裁した。
○ 法定苦情の受理について
公安委員会宛てに申し出られた法定苦情を受理するとともに,その内容及び処理案について説明を受け,案のとおり議決した。
○ 公安委員会宛文書の処理について
公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。
【報告】
○ 警察本部の行事予定について(令和2年1月~3月)
令和2年1月から3月までの3か月間における警察本部の行事予定について報告を受けた。
○ 初任科第240期卒業式の挙行について
令和2年1月31日,広島県警察学校において挙行される初任科第240期卒業式の概要について報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
委員から「この度,卒業する期の辞職者の割合は高いのか。」旨の発言があり,警察側から「これまでの期と比較して若干高い。」旨の説明があった。
さらに,委員から「あまり多くの辞職者が出ると欠員が出てしまうおそれがあるのではないか。」旨の発言があり,警察側から「欠員が出ることになったとしても,著しく警察官としての資質に欠ける場合などは無理に引き留めるようなことはしていない。」旨の説明があった。
○ 第4回高校生CM甲子園の実施結果について
県内の高校生を対象に防犯を呼びかけるCM(動画)を募集し,CM制作を通じて高校生に「防犯を考える場」を提供するとともに,上位入賞作品を広報啓発活動に活用し,県民の防犯意識の高揚を図るために実施した第4回高校生CM甲子園に応募のあった作品の審査結果,入賞作品の活用方法等について報告を受けけた。
《委員等の発言要旨》
委員から「良い作品に出来上がっている。今後の広報に効果的に活用してもらいたい。」旨の発言があった。
○ 園外保育等の経路における交通安全の確保に向けた緊急安全点検の実施結果等について
滋賀県大津市で発生した未就学児等が犠牲となる車両対歩行者の交通死亡事故を受け,保育所・幼稚園等の対象施設を所管する機関,道路管理者及び警察が連携し,未就学児が日常的に集団で移動する経路において実施した緊急安全点検の実施方法,実施結果等について報告を受けた。
《委員等の発言要旨》
委員から「保育園等の自主点検結果による危険箇所数が,幼稚園等や認定こども園,その他の施設に比べて非常に数が多いが,その理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「保育園等の対象施設数が,幼稚園等や認定こども園,その他の施設に比べて多いことや,この度の緊急安全点検において些細な箇所まで点検を実施してもらっていることが理由として考えられる。」旨の説明があり,さらに,委員から「キッズゾーンとはどのようなものなのか。また,キッズゾーンは緊急安全点検の対象外となっているのか。」旨の発言があり,警察側から「子供が被害者になる交通事故の発生を受け,政府が決定した未就学児等及び高齢者運転の交通安全緊急対策に基づく施策として,保育所等が行う園外活動の安全確保のため,今般,小学校等の通学路に設けられているスクールゾーンに準ずるキッズゾーンが創設されることとなった。この度の緊急安全点検では,キッズゾーンに設定されるような箇所もこの対象となっており,この結果を踏まえ,関係機関と協議の上,必要な交通安全対策を検討し,保育担当部署がキッズゾーンを設定することとなる。」旨の説明があった。
【特記事項】