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定例会議の開催概要(令和元年11月13日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年11月22日

令和元年11月13日(水曜日)

   定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○改正道路交通法の施行等に伴う規程の整備について
   道路交通法の一部を改正する法律及び道路交通法施行令の一部を改正する政令及び運転免許の効力の停止等の処分量定基準により,「携帯電話使用等対策の推進を図るための規定」,「運転経歴証明書の交付に係る規定」等が整備され,令和元年12月1日から施行されることに伴い,「自動車等の運転者の運転免許の効力の停止等の行政処分量定に関する規程」,「広島県道路交通法施行細則」及び「広島県公安委員会事務専決規程」を改正する案について説明を受け,審議した。
   委員から「携帯電話使用等対策の推進を図る中で,公安委員会規程に免許の取消し,拒否又は自動車等の運転の禁止の処分基準に該当することとなった者において,危険性がより低いと評価すべき特段の事情があるとき,二段階の軽減ができる場合という規定を追加する理由は何か。」旨の発言があり,警察側から「不注意の程度など交通事故の実態を踏まえた適正な処分量定を行うためである。」旨の説明があった。

○広島県歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例施行規則の一部改正(案)について
   政府において,成年被後見人及び被保佐人を一律排除する規定等を設けている制度について,必要な能力の有無を判断する個別審査規定へと見直しがなされ,「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」が令和元年6月14日に公布されたことを受け,県条例である「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係条例の整備に関する条例」が令和元年10月8日に公布され,関係条例の一つである「広島県歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例」の欠格条項から,「成年被後見人若しくは被保佐人」が削除され,新たに「心身の故障により風俗案内の業務を適正に実施できない者として,広島県公安委員会規則で定めるもの」と規定されたことから,「広島県歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例施行規則」の一部を改正する案について説明を受け,決裁した。

○広島県道路交通法施行細則の一部改正(案)について
   令和元年6月14日に公布された「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」により,各法律の「成年被後見人等を理由とする欠格事項」の規定が削除されたことに伴い,「広島県道路交通法施行細則」の一部を改正する案及び本件改正に併せて申請書様式等を改正する案について説明を受け,決裁した。

○公安条例専決処理状況について(令和元年10月中)
   令和元年10月中における公安条例の専決処理状況について説明を受け,了承した。

○審査請求の審理結果について
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求の受理及び審理官の指名について
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求事案の処理について(2件)
   行政文書開示請求に対する行政文書不存在通知に関する審査請求事案について,広島県情報公開・個人情報保護審査会に諮問するとともに,諮問通知書を審査請求人に送付する案及び広島県情報公開・個人情報保護審査会に諮問中の審査請求事案について,同審査会から答申を受理し,警察本部長に通知する案について,それぞれ説明を受け,案のとおり議決した。  

○三代目俠道会第10回指定に係る意見聴取の送達・公示結果について
   指定暴力団「三代目俠道会」の第10回指定に係る意見聴取に関する送達及び公示の結果について説明を受け,了承した。

○交通規制の改正等について
   信号機の新設案2件,信号機の廃止案3件及びゾーン30の整備状況(令和元年9月末現在)についてそれぞれ説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等8件について説明を受け,案のとおり議決した。

○法定苦情の処理について
   公安委員会で受理した法定苦情について,調査結果及び苦情申出に対する通知案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について
   公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○警察・商工労働委員会説明事項について
   令和元年11月19日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。

○「ひろしま未来チャレンジビジョンこれまでの取組と成果・課題」について
   平成22年10月に策定され,県の総合計画として推進してきた「ひろしま未来チャレンジビジョン」のこれまでの取組や成果・課題等について報告を受けた。

○「広島県民の警察官」受賞者の決定及び表彰式について
   テレビ新広島が主催する「広島県民の警察官」表彰について,本年の受賞者,表彰式の概要について報告を受けた。

○証拠物件の適正な保管・管理の強化について
   証拠物件の点検方法の見直し等により更なる証拠物件の適正保管・管理を強化するため,令和元年12月1日から,警察本部保管設備に係る証拠物件及び特殊物件の点検,警察本部保管設備への委託に関する協議等の点検実施等強化策を施行することについて報告を受けた。
   委員から「警察署ではどれくらいの証拠品を保管しているのか。」旨の発言があり,警察側から「大規模署では5000点程度,小規模署では1000点程度を保管している。」旨の説明があった。
   委員から「証拠物件に保管期限はあるのか。」旨の発言があり,警察側から「保管期限というものはなく,事件が解決しなければ時効送致するまで保管している。なお,殺人事件は時効が撤廃されたため,事件が解決しない限り保管することとなる。」旨の説明があり,さらに,委員から「証拠物件が大量に保管されている警察署では,点検のための業務負担が高まるのではないか。」旨の説明があり,警察側から「業務負担が高まるとしても,広島中央警察署の盗難事件を踏まえ,証拠物件の管理をより適正かつ厳格に行っていく必要がある。」旨の発言があった。

○令和元年年末交通事故防止県民総ぐるみ運動の実施について
   令和元年12月1日から10日までの10日間実施される令和元年年末交通事故防止県民総ぐるみ運動における運動の重点,重点推進事項等について報告を受けた。
   委員から「年間の目標達成に向けて,しっかりと取り組んでもらいたい。」旨の発言があった。

【特記事項】

○ 警察側から,令和元年11月11日に開催された決算特別委員会(部局別審査)での説明及び質疑応答状況について説明があった。
○ 警察側から,広島南警察署(新庁舎)の公募型建築プロポーザルに係る住民監査請求の結果について説明があった。
○ 警察側から,令和元年11月7日に中国四国管区警察学校において開催された令和元年度中国四国管区内警察拳銃射撃競技大会の結果について説明があった。
○ 警察側から,令和元年11月13日に広島県大竹市において発生した死亡ひき逃げ事件について説明があった。
○ 委員から,令和元年11月11日に東京都において開催された全国公安委員会連絡会議の概要等について説明があった。