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定例会議の開催概要(令和元年10月16日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年10月25日

令和元年10月16日(水曜日)

   定例会議では,次の事項などについて警察本部から説明,報告を受け,公安委員会としての意思決定を行いました。

【議題】

○警察職員等の援助要求について
   台風19号被害に伴う長野県公安委員会からの警察職員等の援助要求に基づき,当県警察職員等を長野県警察に派遣した専決処理状況について説明を受け,了承した。
   委員から「派遣された警察職員が救助活動等を懸命に行っている新聞記事を見たが,被災地のために活躍してもらっていることに大変感謝している。」旨の発言があった。

○監察の実施状況等について
   最近の監察の実施状況等について説明を受け,了承した。

○審査請求の審理結果について(2件)
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求2件について,審理官による審理経過及び裁決案の説明を受け,案のとおり議決した。

○審査請求の受理及び審理官の指名について(3件)
   更新時に交付した運転免許証の区分に関する審査請求等3件を受理するとともに,審理に関する事務を補佐させる審理官を指名する案について説明を受け,案のとおり議決した。

○運転免許の行政処分について
   運転免許の行政処分に関する意見聴取の結果等13件について説明を受け,案のとおり議決した。

○警察署協議会委員の解職及び委嘱について
   府中警察署長から上申のあった警察署協議会委員の解嘱及び委嘱案について説明を受け,案のとおり議決した。

○自己情報開示請求に対する開示可否の決定について
   広島県個人情報保護条例に基づく公安委員会に対する自己情報開示請求に対する開示可否の案について説明を受け,案のとおり議決した。

○公安委員会宛文書の処理について
   公安委員会宛てに送付された文書の内容及びその処理案について説明を受け,案のとおり議決した。

【報告】

○警察・商工労働委員会説明事項について
   令和元年10月18日に開催される警察・商工労働委員会における警察本部からの説明事項等について報告を受けた。

○令和元年度中国四国管区内警察拳銃射撃競技大会の開催について
   令和元年11月7日に開催される令和元年度中国四国管区内警察拳銃射撃競技大会の概要について報告を受けた。
   委員から「訓練では,弾の制限はなく射撃を行うことができるのか。」旨の発言があり,警察側から「訓練で使用できる弾数は決められており,その管理も厳格に行っている。」旨の説明があった。

○「アンダー80作戦(アンダー5作戦)」の進捗状況について(令和元年第3四半期)
   「アンダー80作戦(アンダー5作戦)」の令和元年第3四半期における進捗状況として,特殊詐欺被害・検挙状況,被害特徴,今後の主な取組等について報告を受けた。
   委員から「特殊詐欺(窃盗)とは,どのような手口なのか。」旨の発言があり,警察側から「被害者の隙を見てキャッシュカードを偽物とすり替えて盗む手口である。例えば,犯人が銀行員や警察官らを装って,被害者に『元号が変わったので,古いカードは使えなくなった。』とか『あなたのキャッシュカードが悪用されています。』などとアポ電をかけ,その直後に受け子が被害者方を訪れて,持参した封筒にキャッシュカードを入れさせ,その後,封印するとして印鑑を取りに行かせた隙に,価値のないカードにすり替えられて盗まれるという手口である。封印後の封筒を返す際には『大事に保管しておいてください。』等と伝えており,被害の発覚を遅らせる狙いもあると思われる。」旨の説明があり,さらに,委員から「暗証番号をどのようにして聞き出すのか。」旨の発言があり,警察側から「アポ電の際に巧妙に聞き出したり,暗証番号を書かせたメモをキャッシュカードと一緒に封筒に入れさせ,カードと一緒に抜き取っている。」旨の説明があった。
   委員から「特殊詐欺の特徴として,高齢者の被害が依然として多いという説明があったが,全ての手口でそうなのか。」旨の発言があり,警察側から「なりすまし詐欺については高齢者の被害が多くなっている。架空請求やギャンブル必勝法情報提供の手口では,幅広い年代で被害に遭っているが,なりすまし詐欺が全体に占める割合が非常に高いので,全体的に見ると,被害に占める被害者の割合が高くなっている。」旨の説明があり,さらに,委員から「手口別に,被害者の年代別統計もホームページ等で公開してはどうか。」旨の発言があり,警察側から「年代別の統計資料も作成し提供していきたい。」旨の説明があった。

○「アンダー80作戦(アンダー75作戦)」の進捗状況について(令和元年第3四半期)
   「アンダー80作戦(アンダー75作戦)」の令和元年第3四半期における進捗状況として,交通事故発生状況,今後の主な取組等について報告を受けた。
   委員から「第3四半期の主な取組として,道路管理者や保育園等の関係機関と連携した園外保育等の経路の安全点検を実施しているが,どのような安全点検を行ったのか。」旨の発言があり,警察側から「道路管理者が幼稚園,保育園,保護者等から意見を聴取するなどして園外保育等の経路上の危険箇所を抽出し,それに基づき警察と道路管理者が実際の危険個所の状況や具体的な対策を協議した。現在,取りまとめ中であり,10月末までに警察庁に対して報告を行う予定である。」旨の説明があった。
   委員から「安全運転サポート車の効果が高いのであれば,もっと普及促進する必要があるのではないか。」旨の発言があり,警察側から「政府では,高齢運転者による交通事故対策の一環として,一定の運転支援を備えた安全運転サポート車の普及啓発に取り組んでおり,2020年までに自動ブレーキの新車乗用車搭載率を9割以上にする目標を掲げている。」旨の説明があり,さらに,委員から「自動ブレーキ車限定免許が導入されるのか。」旨の発言があり,警察側から「高齢運転者等の事故防止対策として,安全運転支援機能が搭載された車に限定した免許制度の導入について政府で検討中である。」旨の説明があった。

【特記事項】