建設業界の人材確保に向けて,県内工業高等学校建築科の学生を対象に現場見学会を実施しました。
平成31年2月8日(金曜日)
県営熊野住宅(仮称)1期工事
県立宮島工業高等学校 建築科 2年生
あいさつの中では,現場見学会の趣旨や,現場見学をするに当たっての安全への配慮について述べました。
事業概要説明では,県の「魅力ある建築物創造事業」の紹介や県営熊野住宅建て替え事業の概要について説明しました。
建築工事を担当する鴻治組・福井建設共同企業体,電気設備工事を担当する大亜工業株式会社,機械設備工事を担当するダン環境設備株式会社より,工程管理,安全管理,品質管理,原価管理について,また,その中で若手職員がどの業務を担っているかなど,実際に現場で使用されている表などを用いて説明が行われました。
生徒は皆ヘルメットと安全帯を装着し(一部の学生はフルハーネス型の安全帯の着用を体験),安全第一に現場見学を実施しました。現場では,足場を登って実際の作業の様子や,クレーンが動くところを見学したり,現場で使われている技術や図面の説明を受けました。
株式会社鴻治組,大亜工業株式会社,ダン環境設備株式会社,県営繕課の若手職員と学生との質疑応答を行いました。職場での人間関係や取るべき資格の他,女子学生からは「女性でも左官職人になれるか」などの質問があり,若手職員が真摯に回答しました。また,現野球部から元野球部へ「最後の夏の成績は?」といった質問も出るなど,終始和やかな雰囲気で進行し,最後には宮島工業高校生による自発的な校歌斉唱が行われました。