月刊Go!ひろしま~みんなの声~
令和5年1月号 最新刊!
こんにちは!
皆さん年末年始はどのように過ごしましたか?コロナ禍ではありますが久しぶりに親戚で集まったり,お家でゆっくり過ごしたりと思い思いのお休みを過ごされたかと思います。今年こそコロナが落ち着いて,元通りの生活に戻る1年になるとよいですね。
さて,これから就活が始まる皆さんの中には, コロナの影響で,サークルやボランティア,アルバイトなどが思ったようにできておらず,自慢できるようなエピソードがないから就活が上手くいくか不安に思っている方がいらっしゃるかもしれません。
1月号の今回は,「特別な経験がなくても突破できる“ガクチカ”の書き方」をテーマに,ひろしましごと館のU・Iターン職業紹介コーナーで職業アドバイザーとして活躍している成広さんからのアドバイスをご紹介します!
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皆さん,こんにちは!ひろしましごと館・職業アドバイザーの成広(なりひろ)です。
就活において多くの企業のエントリーシートや履歴書で求められ,面接でも聞かれることが多い「学生のときに力を入れたこと(以下,ガクチカ)」。一般的にガクチカに挙げられることが多いのは,アルバイト,ゼミ・研究などの学業,サークル・部活動,留学,趣味,ボランティア活動などですが,それぞれご自身の経験にもとづいたエピソードを伝えるものになります。
いざ書こうとすると,“全国大会に出場した”,“〇〇の賞をとった”という類のエピソードが自分にはないから書けない…と悩んでいませんか。このようなエピソードはたしかに印象に残るでしょう。しかし,ご安心ください。こういった実績がある人はほんの一握りですし,企業が本当に知りたいのはエピソードのインパクトではありません。では採用担当者は,何を見ているのでしょうか?それを知ることが突破するガクチカを作る上で重要になります。
まず採用担当者が見ているポイントとしては,アルバイトやサークルなどの経験そのものを知りたいわけではなく,ガクチカという経験からの学びを通じて学生の人柄や熱意,可能性を知りたいと思っているのです。したがってレベルの高い経験や成果の大きさではなく,経験の中でどのようなことを考えて,そこからどんなことを学んだかが重要です。部活動で全国大会優勝,海外を一人で回ったなどインパクトの大きさは重要ではありません。だからこそ,ご自身で“頑張った”と感じることが1つや2つはあるのではないかなと思いますので,それをテーマに書いてもらえればOKです。
エピソードに自信がなくても突破できるガクチカを作るポイントとしては2点あります。1点目は「課題の設定」です。ガクチカで最も重視されるのは,成長までのプロセス=具体的な行動の部分です。そのため,何を課題にするか,そしてどんな風に解決したのかまでしっかり説明できると相手に伝わりやすくなります。そのため課題の抽出方法が大事になってきます。経験の中で,“自分は何を課題だと考えたのか”,“なぜそこが課題だと思ったのか”をきちんと特定できているエピソードを選ぶと,課題発見力も同時にアピールすることができます。逆に課題が曖昧だと,その後の取り組みが素晴らしいものであっても解決策とズレたものになりがちです。
2点目は「解決策の提示」です。課題に対して正しい解決策を提示できていると,課題解決力の高さをアピールできます。ただし,課題に対する解決方法は一つではないので,正解はありません。同じ課題に直面した場合,人によって考えることや取るべき行動は異なってきます。だからこそ自分なりに工夫した行動は何かが大事で,しっかり課題の解決につながっていることが重要です。
何か特別ですごい経験や大きな成果があるものを選ばなきゃいけない,と思ってしまうとガクチカは見つけられません。アルバイトやサークル活動,大学の授業など,普段の学生生活の中にある普通のエピソードでまったく問題ないのです。まずは,直近1ヶ月~1年間の出来事を洗い出してみましょう。何かに夢中で取り組んだり,何かに参加したりしませんでしたか?それでもなかなか見つけることができなければ,是非,私たちとオンラインで個別相談をしましょう。
お伝えしたいことはまだまだたくさんあります。皆さんが納得のいく就職活動ができますよう,心より応援しています!
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成広さん,ありがとうございました!ぜひ就職情報コーナーも活用しながら,自分のことを最もアピールできるエピソードを探してみてくださいね。
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