【イベント報告】第3回欧州電池規則&CFP算定演習と仕組み検討合同ワークショップ
【イベント報告】第3回欧州電池規則&CFP算定演習と仕組み検討合同ワークショップ
広島県では、県内企業のカーボンニュートラル(以下、CN)実現に向け、各社の製品カーボンフットプリント(以下、CFP)算定や欧州電池規則の準備などの、サポートの場を提供しています。12月2日(火)は、マツダ(株)のサプライヤー24社が集まり、CFP算定・削減を促進するための仕組み検討ワークショップを実施しました。
当日は、冒頭にマツダ(株)のCN推進担当者からCFPが求められる背景、活用方法、課題感をご説明いただき、サプライチェーン全体でCNを考える必要性やそのための手段としてCFP算定・削減が有効であることを共通認識化することができました。また、数年前からCFP算定や開示に積極的に取り組んでいるシグマ(株)にもご登壇いただき、CNに取り組む目的や背景、CFP算定における工夫、企業ブランディングへの活用方法など、先進的な取組み事例をご紹介いただきました。これらを踏まえて、参加企業は5つのグループに分かれて、今後サプライチェーンや業界全体でCFP算定・削減に取り組む上で、どのような制度や仕組みが必要か、ディスカッションを行いました。算定ルールの標準化を求める声や、自動車OEMが明確にCFP算定を要請して自社経営層の意識を高めてほしいといった声が上がりました。さらに自動車OEMや自治体、地元メディアによる表彰制度などがあれば、インセンティブになるといった意見も出ました。
広島県では今後CFPや関連規制の最新動向をはじめ、CNに関する情報を発信して参ります。また、今回のワークショップを通じて得られた企業の課題解決に向けて、有効な体制や仕組み構築の実現のため、様々な施策を検討して参ります。


開催概要
開催日時
令和7年12月2日(火曜日) 10時00分~12時00分(開場 9時45分)
場所
中国新聞社 本社 会議室
内容
・CFP算定・削減を促進する仕組み検討