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平成25年7月29日(月曜日) 国際平和拠点ひろしま構想推進委員会とひろしまラウンドテーブルを開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2013年7月29日

 10時,国際平和拠点ひろしま構想推進委員会を開催しました。川口順子元外務大臣,ギャレス・エバンス元豪州外務大臣,阿部信泰元国連事務次長など4名の顧問,6名の委員,1名のパートナーにお集まりいただきました。構想の取組が始まって,2年の歳月が流れようとしています。着実に構想の具体化は進んでいると考えていますが,今回の構想推進委員会では,構想を推進していく上で,今後,注力すべき事項などについて,活発な意見交換を行っていただきました。

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 12時50分,外務省主催のユース非核特使第一号委嘱式に出席しました。地元広島選出の岸田外務大臣が発案された,この制度は,被爆の実相の次世代への継承と活動の後押しを行うことを目指し,軍縮・不拡散分野で活発に活動する若い世代の人々に,日本政府として,「ユース非核特使」の名称を付与されるものであり,被爆者の高齢化が進み,被爆の記憶の継承が大きな課題となっている中,2010年に始まった「非核特使」と同様に,大変意義深い,すばらしい取組であります。このたび,「ユース非核特使」となられる,高校生平和大使には,被爆者の方々から,被爆の実相と核兵器廃絶への思いをしっかりと受け継ぎ,核兵器のない平和な世界の実現に向け,志を高く,誇りを持って活躍して欲しいと思います。

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 13時30分,続いて「ひろしまラウンドテーブル」の開会です。まず,岸田外務大臣からスピーチをいただき,河野元衆議院議長から基調講演をいただきました。「ひろしまラウンドテーブル」は,「国際平和拠点ひろしま構想」に掲げる広島の使命の一つである「核兵器廃絶のロードマップへの支援」を具体化させるための取組で,まずは,非政府レベルでの会合により,専門家の方々に,立場にとらわれない自由闊達な意見をいただくことで,議論に深みを持たせ,将来的には,政府レベルの会合へと移行していくことによって,各国の核軍縮政策に実質的な影響を与え,国際社会における核兵器廃絶に向けた具体的なプロセスを進展させることを目指しています。今回の会合は,近年,緊張が高まってきている東アジア地域における核軍縮・軍備管理に焦点を当てた多国間協議の場として開催するもので,本日と明日の2日間,皆様方の専門的で高度な知見に基づく,有意義な議論が展開され,平和の象徴である広島で発祥した「ひろしまラウンドテーブル」の取組が,その名とともに世界に広がり,国際社会を動かす大きな力となることを期待しています。

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