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平成25年3月1日(金曜日) 石炭ガス化発電実証施設の着工です

印刷用ページを表示する掲載日2013年3月1日

 12時30分,大崎上島町において,「酸素吹石炭ガス化複合発電実証試験発電所建設工事起工式」が行われました。長い名称で,分かりにくいのですが,簡単に言いますと,石炭火力発電は,石炭が世界的に豊富であり,比較的安く購入ができるなど供給安定性と経済性に優れています。一方で,他の化石燃料に比べてCO2(二酸化炭素)の排出量が多いことから,地球環境に大きな負荷を与えることになります。この最大の課題に取組むべく,「石炭ガス化・燃料電池複合発電」という,世界的にも注目される最先端技術の実証試験が,大崎上島町において行われることになったものです。高い発電効率とCO2排出の削減ができるとともに,CO2を分離回収する技術の実証試験も予定されています。

 大崎上島は多島美の美しい風光明媚なところであり,このようなクリーンな環境の中で,クリーンな石炭火力発電の実証試験が行われ,そして,世界に新技術を発信するというのは,「イノベーション立県」を目指す広島県にとっても大変意義深いことでもあります。建設工事の安全と事業の成功を祈っています。

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