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平成24年1月14日(土曜日) 第6回未来チャレンジ・トークを行いました

印刷用ページを表示する掲載日2012年1月14日

 8日(日曜日),いよいよNHK大河ドラマ「平清盛」が始まりました。リアリティにあふれた迫力ある画面と,引き込まれるようなストーリー展開で,今後の物語の進展がますます楽しみになってまいりました。そのような中,本日,廿日市市宮島に「平清盛館」が,呉市音戸町に「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」がオープンし,8時15分から行われた宮島の「平清盛館」オープニングセレモニーに出席しました。「平清盛館」は,清盛と厳島神社をテーマとしたオリジナル映像や,出演者が実際に着た衣装・道具などが展示されるほか,清盛像や民俗資料が展示されるなど,宮島をはじめ瀬戸内の魅力,そして,ドラマの魅力が一層高まる内容となっています。全国の清盛ファンの方,大河ドラマファンの方,歴史ファンの方,ぜひ宮島に,そして「平清盛館」におこしください。

平清盛館オープニング1平清盛館オープニング2平清盛館オープニング3平清盛館オープニング4

 この後,宮島第3桟橋へ移動し,「宮島・音戸直航便 きよもりブルーライン」の出発セレモニーに出席しました。「きよもりブルーライン」は,大河ドラマ「平清盛」放送を機に宮島と音戸というドラマの舞台となる2つのスポットを航路で直接結び,観光に来られる方の利便性の向上とともに瀬戸内の素晴らしさを満喫していただける,大変魅力的な観光ルートとなっています。そして今日は,その出発式にあたって,「平成の琵琶法師」として平清盛の応援を引き受けてくださった嘉門達夫さんと「ひろしま清盛美少女隊」の皆さんが応援に駆けつけてくれ,出航の銅鑼と同時に嘉門さんが「ゆけゆけ平清盛」の曲を披露してくださいました。多くの皆様のご協力によって,清盛ムーブメントが起きつつあることに感謝しますとともに,どうぞ全国の多くのお客様にこのブルーラインにも乗船いただいて,広島の魅力,瀬戸内の魅力に触れていただきたいと思います。

ブルーライン出発式1ブルーライン出発式2ブルーライン出発式3ブルーライン出発式4

 午後から,廿日市市,大竹市を対象として,第6回の県政知事懇談「宝さがし -未来チャレンジトーク」を開催しました。はじめに,「ひろしま未来チャレンジネットワーク交流会」を行いました。私からは,本日「平清盛館」がオープンしましたが,宮島・瀬戸内の美しさ,広島県西部地域の魅力をあらためて実感していますとお話したところ,今後観光客増加が予想されるため宮島口などについてはしっかりと受け入れのできるインフラの整備も必要であるといったご意見がありました。

チャレンジトーク交流会1チャレンジトーク交流会2

 この後,県政知事懇談「宝さがし -未来チャレンジトーク」を行いました。いつも通り,私からビジョンの概略等についてご説明した後,3人の方から事例発表をしていただきました。1人目の松川さんは,高齢化と人口減少の進んだ自らの住む地区を,例えば,坂道の多いエリアなので自らの足で歩いて買い物やお出かけができるようにと,筋力トレーニングの会を開催されたり,乗合タクシーを創設されるなど自分達の力で元気と明るさを維持していく活動に取り組んでおられました。自分達で出来る事を「自分ごと」として取り組んでいることが地域の明るさに繋がっているという代表的な例だと思いました。2人目の岡村さんはお住まいの地区の自主防災連絡協議会の議長として,防災マップや防災訓練などに取り組んでおられ,自主的な取組としては全国的に見ても非常にレベルの高い内容でした。3人目の野村さんは,宮島のパン屋さんです。人と人の繋がりを求めて宮島に終の棲家を求められ,地域の方々に喜んで貰えるためにとパン屋さんを始めることを決められたそうです。このようなことをしたいとか計画までは誰しもできるのですが,本当に最後の一歩を踏み出す,実行するということはなかなかできないことだと思います。その一歩を踏み出すことで,大きな成果に結びつくという素晴らしいお話だったと思います。

チャレンジトーク事例発表1チャレンジトーク事例発表2

 最後に,5人の方々に「私の挑戦」について発表していただきました。大竹市の鍵山さんからは,大竹市伝統の手すき和紙の継承についてその取組をご紹介いただきました。廿日市市佐伯の河田さんは世界アーチェリーユース選手権で9位となった実力派。河田さんは,世界大会で得た経験をもとに,オリンピックで金メダルを取ることを目標にして頑張っているそうです。廿日市から金メダリストが誕生することを期待しています。宮島工業高校の井上さん,新田さん,金子さん,野坂さんからは学校で行われた起業家精神育成事業の中で,宮島の三女神(三姫)をデザインした扇子を製作して販売することに取り組んだそうです。ものを売るということは非常に大変なことで,それを経験したことは社会に出たときにきっと役立つことであり大変有意義な経験となったと思いますとお話ししました。廿日市市の中学生,久保田さんは5歳の頃からけん玉を始め,大人も参加した全日本選手権大会でなんと準優勝をおさめています。今日は自身が考案した大技を見事披露してくれました。最後に大竹高校の高岡さんと井上さんからは,大竹の特産品である椎茸使った串焼きを紹介して貰いました。

 本日発表いただいたいずれの方も,身近にあることだけれど,やってみるにはちょっと難しい,或いは相当の努力を伴うといったことを,自らの工夫と考察で,実際に行動に移しておられるものばかりで,この一つひとつが広島を強く,そして,豊かにしていくものだと思います。引き続き,こうした取組を進めていただけるようお願いしたいと思います。

私の挑戦発表1私の挑戦発表2私の挑戦発表3私の挑戦発表4

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