9時50分、第20回世界バラ会議福山大会2025開会式に出席しました。
広島は、80年前に原子爆弾によって大きな痛みを得ながらも、県民が結束しめざましい復興を遂げておりますが、ここ福山市においても、空襲により市街地の約8割を焼失するなか、復興に向け懸命に生きる住民によって1000本のばら苗が植えられ、「ばら」から力を得て立ち上がってきました。
平和の象徴の花である「ばら」を愛する国内外の皆様が、ここ広島を訪れ、ばらと平和を愛する市民と交流することで、新たにどのような価値が創造されるのか、大変楽しみにしております。
本大会のコンセプトは、「みんなで創る みんなで盛り上げる みんなで輝く」です。
様々なプログラムを通じ、是非、新しい未来の一歩を皆様と一緒に築きたいと考えております。
ここ福山は、穏やかな海に島々が浮かぶのどかな景色や、昔ながらの街並みが残る鞆の浦、400年の歴史をもつ福山城など、歴史と伝統文化が息づく町です。
また、本県には、世界遺産である原爆ドームや厳島神社だけでなく、瀬戸内、里山、自然と暮らしが一体となった情景といった「ありのままの日本」の姿、瀬戸内さかなや和牛などのおいしい食、ひろしま神楽といった伝統芸能など、多彩な魅力にあふれています。
参加者の皆様が、交流イベントやツアーの中で、皆様をおもてなしする地元の人々と語り合い、また、広島の自然や食、文化など様々な魅力に触れることで、広島ファンとなっていただけるものと確信しております。
本大会の開催にあたり、御尽力された関係者の皆様に敬意を表すとともに、ばらを愛する皆様との交流を通じ、平和な世界の実現につながる大会となることを祈念いたします。