10時00分、鞆未来トンネル開通式に出席しました。
地元福山市の枝広市長をはじめ、鞆町内会連絡協議会の皆様、トンネル及び関連道路工事を安全に進めていただいた施工業者の皆様の御理解と御協力により、本日こうして開通となったことにつきまして、心より感謝申し上げます。
さらに、国会議員や国土交通省の皆様におかれましても、多大な御支援をいただいたこと、また、この道路事業に貴重な土地を提供くださった地権者の皆様には、事業の推進に御理解と御協力をいただきましたことにつきまして、重ねて厚く御礼申し上げます。
トンネル整備へと方針を転換し、12年近い時間が経過する中、私自身も何度も鞆を訪れ、鞆の皆様と寄り添いながら多くのやりとりをさせていただき、ここまで辿りついたことを感慨深く感じているところでございます。
トンネルの開通により、町中を通過する交通が減少し、生活道路として利用される住民の皆様の安全性が確保されるとともに、沼隈半島を周回する道路ネットワークの構築にも寄与するものと考えております。
また、鞆未来トンネルという名称を付けてくれた鞆の浦学園の児童・生徒たちが、「このトンネルが夢いっぱいの未来につながっている。」「このトンネルを通って鞆に来てもらいたい。」と発表したとおり、多くの皆様がこの鞆未来トンネルを利用し、鞆の住民の皆様が「これからも鞆に住みたい」と思っていただけるようなまちに発展することを祈念しております。
鞆未来トンネルの開通は一つの節目ではございますが、引き続き県といたしましては、町中における交通対策や、高潮・土砂災害への防災対策、トンネルの東西で進めている交通・交流拠点の整備などの総合対策にしっかりと取り組んでまいるとともに、昨今の観光需要の増加などの課題にも、福山市と連携しながら下支えしてまいります。