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現在地ひろしまたてものがたり

たてもの情報(2)|旧日本銀行広島支店


印刷用ページを表示する 掲載日:2017年9月13日更新

旧日本銀行広島支店/ The Former Bank of Japan,Hiroshima Branch

原爆の被害を免れた,
昭和初期を代表する建築物

全体的に控えめな装飾で,古典主義的意匠に基づいたシンメトリーな外観 

 

 

 

 

 

 旧日本銀行広島支店の建物は、古典主義意匠による銀行建築として、広島の昭和初期を代表する歴史的建築物です。明治38年(1905)に、水主町(かこまち)(現在の中区加古町)に設置された日本銀行広島出張所が、明治44年(1911)に広島支店に昇格。その後、業務の拡大に伴って、昭和11年(1936)に現在地である中区袋町に新築移転します。設計を担当したのは、それまで全国各地の日本銀行に設計を手掛け、最初の広島支店の設計も手掛けた日本銀行臨時建築部の長野宇平治(ながのうへいじ)で、彼の最晩年の作品とされています。

 建物は、均整のとれた清楚であまり目立たない外観が印象的。外観正面部分は、ギリシア風の柱や彫刻装飾、飾板、1階の天井の蛇腹及び中心飾りなどの、古典主義的意匠の特徴を見ることができます。内部は、一階から二階を貫く大きな吹き抜けの大広間には営業室が設けられて、鉄骨組みの大きなガラス屋根がトップライト(天窓)として架けられていたそうです。吹き抜け空間には、角柱が立っていますが、創建当初は現在より豪華な柱頭飾りが施されていたそうです。また、支店長室の床の寄木張りは当初のまま残っています。

 昭和2086日に、爆心地からわずか380mという近距離で被爆しながらも、躯体が非常に堅牢であったのと、被爆時に鎧戸を閉じていたこともあって、内装の多くを喪失しながらも、外観は建設当時の姿をそのまま残しています。その後、平成4年(1992)に広島支店が移転し、旧広島支店は銀行としての役割を終えましたが、平成6(1994)に「旧日本銀行広島支店」として被爆建物台帳に登録され、平成12年には広島市の重要有形文化財に指定されて、現在は芸術・文化活動発表の場として一般公開され、営業室や金庫室などを見学することができます。 


設計者/日本銀行臨時建築部、長野宇平治施
住所/広島市中区袋町5-21
問合せ先/082-504-2500(広島市文化振興課)
交通アクセス/JR広島駅から広島電鉄「袋町」電停下車、徒歩約1分
公開情報/見学可能(10:00~17:00)※イベントにより異なります
料金/無料
撮影/可


写真データダウンロード(御自由にお使いください。)

全体的に控えめな装飾で,古典主義的意匠に基づいたシンメトリーな外観

 

 

 

 

 

 

全体的に控えめな装飾で,古典主義的意匠に基づいたシンメトリーな外観 (その他のファイル)(4.96MB)

2階回廊部分から1階を見下ろした風景

 

 

 

 

 

 

2階回廊部分から1階を見下ろした風景 (その他のファイル)(6.74MB)

建築当初の銅製枠が残る天窓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建築当初の銅製枠が残る天窓 (その他のファイル)(7.22MB)

支店長室

 

 

 

 

 

 

 支店長室 (その他のファイル)(5.94MB)

強固な壁体で囲まれた地下金庫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

強固な壁体で囲まれた地下金庫 (その他のファイル)(5.07MB)

被爆時に大破を免れた重厚な鎧戸

 

 

 

 

 

 

 被爆時に大破を免れた重厚な鎧戸 (その他のファイル)(5.27MB)

採光のため中庭に埋められたガラスブロック

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

採光のため中庭に埋められたガラスブロック (その他のファイル)(5.27MB)


今回ご紹介した建物は11月10日(金)に建物の解説を受けながら見学をすることができます!
詳しくは「たてものがたりフェスタ2017」のページをご覧下さい!


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