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インフルエンザ警報を解除しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月28日更新

 広島県感染症発生動向調査による平成29年第13週(3月27日から4月2日)の定点医療機関からのインフルエンザ報告患者数が,県内のすべての保健所管内で,国立感染症研究所が示している警報継続基準値(定点当たり10)を下回りました。
 県内のインフルエンザの流行は終息に向かっていると考えられるため,平成29年1月25日に発令した「インフルエンザ警報」を平成29年4月6日に解除しました。昨シーズンよりも,3週早い警報の解除となりました(昨シーズン:平成28年4月28日)。
 なお,県内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると,今シーズンはAH3亜型の検出割合が最も多く,全国と同じ傾向を示しています。

広島県の今シーズン(平成28年~平成29年)の概要 (平成29年4月6日現在)

  •  今シーズン広島県では,平成28年11月25日に流行入り,12月28日に注意報発令,平成29年1月25日に警報を発令していました。
  • 流行のピークは,昨シーズンより3週間程度早い,平成29年第4週(1月23日~1月29日)でした。
  • 西部保健所を除くすべての保健所管内で警報開始基準値(定点当たり30)以上となり,特に西部東保健所管内では,平成29年第4週に定点当たり62.50まで上昇しました。
  • 今シーズン検出されたインフルエンザウイルスは,A香港型(H3N2)インフルエンザウイルスが主流でした。
  • 今シーズンの年齢階層別の報告数累計割合は,15歳未満が全体の約6割を占め,例年と同じ傾向でした。
  • インフルエンザ様疾患で休校や学級閉鎖等の措置を行った学校等の報告数は,平成29年第13週時点で延べ498件で,最も報告数が多かった週は,平成29年第4週の109件でした。

警報・注意報の発令基準

  • 流行入り・・・県全体の報告患者数が定点当たり1を超えたとき
  • 注意報発令・・・県内いずれかの保健所管内の報告患者数が定点当たり10以上となったとき
  • 警報発令・・・県内いずれかの保健所管内の報告患者数が定点当たり30以上となったとき
  • 警報解除・・・県内のすべての保健所管内の報告患者数が定点当たり10未満となったとき

最近の流行状況

インフルエンザ報告患者数(平成29年第8週から第13週)

表

 全国の発生状況

  • 第12週の定点当たり報告数は7.71となり,前週の定点当たり報告10.33よりも減少しています。
  • 都道府県別では,福島県(17.73),沖縄県(17.17),宮崎県(16.69)の順となっています。

◎全国のインフルエンザの発生状況については,こちらを御覧ください。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou.html

広島県の発生状況

 第13週(3月27日から4月2日)の広島県全体の定点当たり報告数は,4.17(報告患者数475人)となり,前週(第12週)の定点当たり報告数5.03人(報告患者数579人)よりも減少しました。

グラフ

    定点当たり報告数とは

    • 定点報告の対象となる五類感染症については,広島県が指定した医療機関(定点医療機関)から,1週間ごとに患者数が報告されます。(インフルエンザは115医療機関)
    • 定点当たり報告数とは,これらの定点医療機関からの報告数を定点医療機関数で割った値のことです。

保健所ごとの発生状況

 保健所別では,西部東,東部,北部,福山市及び広島市保健所管内で,定点当たり報告数が前週(第12週)より減少しました。

表2

地図

インフルエンザウイルス検出状況

インフルエンザウイルス検出状況

インフルエンザの予防,流行拡大防止の注意点など

インフルエンザとは

 インフルエンザは,インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。
 毎年流行して多くの患者が発生し,症状が重いことから,人の健康や社会に対する影響が大きく,一般のかぜ症候群とは区別して考えるべき疾病です。

  • ウイルスに感染すると1~3日間の潜伏期間を経て,発熱(通常38℃以上の高熱),頭痛,全身の倦怠感,筋肉痛,関節痛などが突然あらわれます。その後,咳や鼻汁などの上気道炎症状が続き,約1週間で治癒しますが,いわゆる「かぜ」に比べて熱も高く,全身に症状があらわれるなど症状が重いのが特徴です。
  • 特に高齢者や慢性疾患の患者は,肺炎などの合併症を併発し,症状が重篤となり,死亡する例もあるため注意が必要です。
  • 小児については,まれにインフルエンザ脳炎・脳症を発症することがあるため,症状の経過をよく観察しておく必要があります。

感染経路

 患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介する「接触感染」があります。

  • 感染者がウイルスをたくさん排出するのは,発症から3日目くらいまでと言われています。
  • 家庭内に患者がいる場合などは,この期間中は特に注意が必要です。
  • 鼻咽頭分泌物などに含まれるウイルスは,空気中では数時間感染力を保つといわれています。
  • インフルエンザの流行は広がりが速く,罹患率も高いため,感染経路をよく理解して予防対策を行いましょう。

予防,流行拡大防止の注意点

外から帰ったときなど,こまめに流水と石けんで「手洗い」をしましょう。

 インフルエンザの主な感染経道は,ウイルスの付着した手や指を介して,口や鼻から体内にはいることによるものです。基本的なことになりますが,最も効果的な予防方法は手洗いです。

効果的な手洗いの方法
  1. 時計や指輪をはずし,流水で手・手首をぬらす。
    【ポイント1】常にきれいな水で洗うため,溜めた水では洗わない。
  2. 石けんをつけて,よく泡立てる。
  3. 手のひらを合わせてよくこする。
  4. 手の甲を伸ばすようにこする。
  5. 指先,爪の間を入念にこする。
  6. 指の間,付け根もよくこする。
  7. 親指の周りをねじり洗いする。
  8. 手首を洗う。
    【ポイント2】洗い残しが多い指先,親指の付け根や手首などを特に入念に洗う。
  9. 流水で十分にすすぐ。
  10. ペーパータオルまたは清潔なタオルで拭き,完全に乾燥させる。
    【ポイント3】タオルなどの共用は絶対にしない。
  11. 水道の蛇口栓を手を拭いたタオルなどを使いとめる。
    【ポイント4】洗った手で水道の蛇口栓を触ると,再び手が汚染してしまいます。

咳エチケットを守りましょう。

咳エチケットとは
  • 咳・くしゃみが出たら,ほかの人にうつさないために薬局などで市販されている不織布(ふしょくふ)製マスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は,ハンカチなどで口と鼻を覆い,ほかの人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
  • 鼻水・痰などを含んだティッシュは,すぐにゴミ箱に捨てましょう。
  • 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。

本格的な流行の前に予防接種を受けましょう。

  • インフルエンザに罹りにくくなり,罹っても症状が軽くなる効果があります。

室内は加湿器などを使って,適度な湿度(50%から60%)を保ちましょう。

睡眠をしっかりとり,バランスのとれた食事を心がけ,体力をつけましょう。

人が集まる場所への外出は避け,出掛けるときはマスクを着用しましょう。

症状などからインフルエンザが疑われる場合は,早めに医療機関を受診しましょう。特に,基礎疾患(腎臓疾患,心臓疾患,呼吸器疾患など)をお持ちの方や,妊婦,高齢者,乳幼児は合併症を起こしたり,重症化する恐れがありますので注意しましょう。

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