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令和2年度第1回「『親の力』をまなびあう学習プログラム」ファシリテーターステップアップ研修報告

研修内容(受講者80名)

日時

令和2年9月29日(火曜日)9時30分~12時00分 
※「オンライン研修(遠隔研修)」として試行的に実施しました。

開会行事(9時30分~9時35分)

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開講30分前からログインを開始し,研修参加の事前準備(名前表示の変更等)を表示したり,定期的にアナウンスをしたりして,研修にスムーズに参加できるよう支援しました。
オリエンテーションでは,「(1)体験から学ぶ」「(2)失敗から学ぶ」「(3)学びの成果を生かす」等のグランドルールを示したほか,Web会議システム「Zoom」の機能を活用したアイスブレイク「口パクゲーム」(出題者が無音で発した口の動きを読み取って何を言ったかチャットで回答)を行いました。出題者から「は・じ・ま・る・よ」というメッセージが示され,和やかなムードの中で研修を始めることができました。

説明「R1新規開発教材について」 (9時35分~9時50分)

説明:広島県立生涯学習センター 社会教育主事 濱本 篤史
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令和元年度に開発した新しい教材(みんなどうしてる?)※について,開発の経緯や講座の展開の仕方について学びました。
※ネウボラや子育て支援センター等の乳幼児の保護者が集まる場で,「短時間」「少人数」で,サイコロやカードを使い楽しく学べる教材(ミニ-1みんなどうしてる?~親編・親の生活編・子供の生活編~)

演習(1)「R1新規開発教材を体験しよう(全体)」【模擬講座】 (9時50分~10時20分)

進行:「親プロ」ファシリテーター 行政智(三次市)
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新規開発教材の体験として「模擬講座」を行いました。1回目の模擬講座(全体)では,受講者の中から事前にお願いしていた方が「参加者(乳幼児の親)役」となり,その様子を他の方が見学しました。今回はオンライン上での模擬講座だったため,サイコロやカードは使わずにアレンジした形で展開しました。話し合いのテーマの一覧をファシリテーターが画面に映し,その中から参加者役が希望の番号を指で示してテーマを決めました。テーマが決まった後は,ファシリテーターからの問いかけで「子育てで大切にしていること」等について,笑顔を交えながらみんなで話し合いました。
模擬講座をいったん終了した後は,進行(ファシリテーター役)の行政さんから,オンラインでの模擬講座について,資料の見せ方や問いかけ・声のかけ方の工夫や,「対面」よりも相手の細かな反応が読み取りにくいため配慮が必要であること等について話があり,参加者役の方からは「思ったよりもスムーズに喋れた」等の感想がありました。

演習(2)「R1新規開発教材を体験しよう(グループ別)」【模擬講座】 (10時30分~11時05分) 

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2回目の模擬講座(グループ別)では,4~5人のグループを作り,受講者全員が「ファシリテーター役」と「参加者(乳幼児の保護役」に分かれ,オンライン会場では,先ほどの模擬講座と同じやり方で,現地会場(市町・地域ごとのサテライト会場)では,実際にサイコロやカードを使って模擬講座を実施しました。模擬講座後の意見交流で,講座の人数や時間等については,ファシリテーターが参加者の様子を見て場に応じて変えた方がよいこと等について確認しあいました。

情報交流「コロナ禍での『親プロ』について」(11時05分~11時55分) 

講座の様子の紹介

小早川さん 岡本さん 緒方さん

コロナ禍の中で,実際に工夫をしながら「親プロ」を実施されたファシリテーターの方から,講座の様子を紹介していただきました。
≪東広島市≫
新規開発教材(みんなどうしてる?)を活用した講座を,今月,子育て支援センターで実施しました。参加者は4人でした。話し合いのテーマはサイコロで「子育てで大切にしていること」に決まりました。一人が話し始めるとその話が膨らみ繋がっていきました。普段から日常的に訪れている「子育て支援センター」の顔見知りの職員がその場にいてサポートし,専門的な助言もくれることもあり,参加者は安心して参加できている様子でした。
≪府中市≫
「親子コミュニケーション応援編」の講座を子育て支援センターで,30分程度の短時間で,参加者の人数も限定し,7月から3回実施しました。子育て支援センターの職員にファシリテーターを務めてもらいましたが,参加者も顔見知りの職員がファシリテーターをしてくれるので安心して,悩みなども引き出しやすかったようです。ファシリテーターはマスクをして進行しましたが,参加者からは顔がはっきり見えないため不安もあったかもしれません。よくセンターを利用される方は職員のことを知っていますが,表情は見えた方が安心できるかなと思いました。
≪尾道市≫
参加者の距離がなるべくとれるよう,直径120cmの大きな「えんたくん※」を作りました。9月に地域サロンで実施して13名の参加がありました。また,小学校1年生の保護者を対象に,初めての参観日の懇談会の後にも実施し,10名程度の参加がありました。初めて会った方たちでしたが話を進めていくうちに笑顔になったり,笑い声がでたりして楽しそうな様子でした。先輩ママに質問するなど,和やかな雰囲気で進めることができました。「親プロ」の良さを改めて感じました。アンケートからは「久しぶりに話をして楽しかった。」「もう少し話したかった。」「こんなことをしてほしかった。」などの意見をいただきました。やはり「対面」で話ができることをみんな求めていたのだなと感じました。
※えんたくん:段ボールを丸型に加工し,椅子を囲んで膝の上に乗せ,話し合うことができるコミュニケーションツール。机が不用,角が無いので書きやすく,輪になるので参加者の距離を縮めることができる。

工夫や実践,悩みやモヤモヤをオンラインで交流しよう

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グループに分かれて,二つのテーマを柱に意見や情報を交流しました。

≪主な意見≫ 皆さんから出された意見(一覧)はこちらから (PDFファイル)(275KB)
【テーマ1】 みんなどうしてる?~悩みや工夫を交流しよう~
〇乳幼児健診時に本をプレゼントしています。このプログラムは「本」が「話し合い交流」とツールが変わるだけで,目的や対象がはっきりしているので,コロナ禍でも健診や絵本の待ち時間の中で活用できると思います。
〇目安として15分は参加してもらい,あとは退出自由などと最初に伝えておけば,話したい人は話せばいいし,その後はいつでも抜けられるということを伝えておけば,やってみようかなと思う人が増えるかもしれないし,お互い気が楽になると思います。
〇乳幼児健診に行って,企画してほしいと提案してきたばかりですが,そもそも「親プロ」を知ってもらえていない状況です。
〇最近は,通常どおりの活動をするようになってきました。消毒や手洗いうがいなどを気を付けてするようにしています。
〇マスクでの対応は,顔(表情)が見えにくいためフェイスシールドがあるといいなと思います。
【テーマ2】 オンライン版「親プロ」についてどう思う? ~今日の体験をどう活かす? 届けにくい人にどう届けるか~
〇福祉部局の課で子育てオンラインの取組を試みていますが,希望者が少ないようです。
〇若い保護者には参加負担も少なくてよいと思います。
〇ファシリテーターのオンラインのスキルアップが必要だと思います。参加者が使いこなせても,主催者やファシリテーターが使いこなせないといけないと思いました。
〇支援が届きにくい人こそオンライン講座の需要があるかもしれないと思いました。
〇市のカレンダーなどに,月に数回オンライントーク会を設けて,興味あるテーマには自由に参加できるしくみを作ると良いと思います。
〇父親が参加できる日時(土日,公園に行っている時間等)を設定するのも良いと思います。
〇自分自身も内気なので,オンラインでまず参加経験をすると,そこが入口となって対面でのグループワークも参加できるようになるかもしれないと思いました。
〇オンラインは,個別に寄り添えないもどかしさがあります。悩みが深い方がもし出た場合に,後で個別にフォローがしにくいことが課題だと思います。

閉会行事(11時55分~12時00分)

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振り返りとして,チャット機能に本日の研修の感想を書き込んでもらい,最後に,みなさんで手を振って終了しました。

 受講者からの評価

振り返りアンケート (PDF:112KB)

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