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平成17年度道徳教育実践研究指定事業 第1回定例報告会

日時

平成17年4月18日(月曜日) 10時00分~16時30分

場所

広島県立教育センター

参加者

平成17年度道徳教育実践研究指定校(新規校)の道徳教育推進者等 18名

1 講話「道徳教育の充実に向けて」

 道徳教育の充実に向けて,今の子どもたちの現状を分析しながら,道徳教育を充実させるための指導計画作成のポイント等について講話を行う。

講話者

指導第三課道徳教育係 山田幸治 指導主事

講話内容

 (1)今の子どもたち (2)子どもたちを取り巻く社会の変化 (3)身につけさせたいこと (4)生きる力と道徳教育 (5)道徳教育と道徳の時間 (6)道徳教育全体計画 (7)「道徳の時間」の年間指導計画 (8)学級における道徳教育の指導計画 (9)道徳教育の基盤づくり (10)推進者として役割 等

2 小中学校別協議会

小学校部会協議会の様子
小学校部会
中学校部会協議会の様子
中学校部会

 各学校の道徳教育全体計画や道徳の時間の年間指導計画の交流や推進者としての悩み等の交流を行う。「心のノート」の活用方針や「言葉の教育」と道徳教育の関連を全体計画に位置付けたり,道徳教育推進のための部会を組織したりするなどの意見が出た。

 

3 講話「道徳の時間の進め方」及び演習

講話の様子

 道徳教育のかなめである「道徳の時間」について,具体的なイメージが膨らむように資料をもとに基本的な指導過程について講話を行う。その後,学習指導案の作成を行う。

講話者

指導第三課道徳教育係 亀井伸幸 指導主事

講話内容

(1)教師と道徳 (2)道徳授業の悩み (3)道徳の時間の意義 (4)道徳の時間の構想 (5)道徳の時間を組み立てる手順 (6)道徳の時間の基本型 (7)子どもを意欲的にする発問 (8)TT授業の実際 (9)道徳の時間での変容 等

指導案作成

資料「星野君の二るい打」

 4 模擬授業

授業者

指導第三課道徳教育係 亀井伸幸指導主事,山田幸治指導主事 

児童役

道徳教育実践研究指定校(新規校)の推進者15名

主題名

チームのために(4-(1)) 

ねらい

監督の言動の意味を考える中で,集団の中では,自分に与えられた役割を責任をもって果たそうとする態度を育てる。

資料名

星野君の2るい打(生きる力5 大阪書籍 一部改作)

授業の概要

導入

野球を話題にし,資料への動機付けを行う。

資料提示

T1が監督,T2が星野役になり,劇化をしながら場面状況を把握しやすくする。

展開前段

資料を通して,「星野」と「監督」の気持ちを考える。

(1)星野にバントを指示した監督の気持ちを考える。
(2)2るい打を打ち,チームを勝利に導いた星野の気持ちを考える。
(3)監督の指示に反して,2るい打を打った星野の行動をどう思うか考える。
 ・賛否をネームプレートで示した後,討議する。
(4)監督の言う「チームのためになる選手」とは,どういう選手か考える。(中心発問)

展開後段

「心のノート5・6年生」p72・73を示し,自分が所属する集団の中での役割を見つめる。

終末

プロ野球の川相昌弘選手の犠打世界記録の話をし,本時のねらいとする価値を印象付ける。

協議内容

 ○中心発問をどのように考えるか。
 ○TTをどのように効果的に行うか。

模擬授業の様子1
TTの劇化による資料提示
模擬授業の様子2
ネームカードで意思表示
模擬授業の様子3
児童になりきって発表
模擬授業の様子4
小グループでの協議
模擬授業の様子5
児童の視線での読み語り
板書の写真
板書

参加者の声

○ 全体計画や年間指導計画の作成の手順が分かりました。形だけのものを平成16年度も作成していたので反省しました。年間指導計画の主題やねらいの書き方,その大切さを実感しました。早速,全教職員で取り組みます。
○ 小・中別の協議会では,他の学校の状況がよく分かり,悩んでいるのは自分だけではないと少しホッとしました。全体計画や年間指導計画を他校のものを参考しながら,見直します。
○ 道徳の時間の進め方は,発問の大切さなど,具体的で分かりやすかったです。
○ 指導案作成では,1つの資料には様々な価値が含まれる中で,ねらいを絞る難しさを感じました。
○ 模擬授業は大変参考になりました。この授業をやってみたくなりました。

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