広島県の大学で、働きながら”社会人の学び直し”
「リカレント教育」という言葉を聞いたことがありますか?
「リカレント(recurrent)」とは、「繰り返す」「循環する」という意味で、リカレント教育とは、学校教育からいったん離れて社会に出た後も、それぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すことです。日本では、仕事を休まず学び直すスタイルもリカレント教育に含まれ、社会人になってから自分の仕事に関する専門的な知識やスキルを学ぶため、「社会人の学び直し」とも呼ばれます。
近年、リカレント教育が注目される背景には、日本人の平均寿命の延びと技術革新の急速な進展が大きくかかわっています。
これまでの私たちの人生は、学校で勉強した後、就職し、ある程度の年齢になったら退職し、リタイヤ後の生活を送るというスタイルでした。
しかし、現在は、平均寿命が延びたことや情報技術の進展、働き方改革などにより、社会に出た後も、会社をいったん辞めて留学する、転職や起業で新たな仕事を始める、子育てをしながら働く、定年後も新たな仕事に挑戦するなど、キャリアアップ、キャリアチェンジしていくスタイルに変わりつつあります。
これからの時代は、多様なライフスタイルやライフステージの変化に応じた生き方や働き方がいっそう求められるでしょう。
学校を卒業した後も、新たな知識やスキルを身につける学び直しは、生き方や働き方の選択肢を増やし、人生の幅を広げることにつながります。
「学び」に遅すぎることはありません。
何歳になっても学び続けていくことは重要です。
出典:政府広報オンライン「学び」に遅すぎはない! 社会人の学び直し「リカレント教育」
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202108/1.html)
広島県内の大学で開催されるリカレント教育講座、セミナー、生涯学習講座を掲載しています。
広島県では、社会人のスキルアップや個人の学び直しなどの社会的なニーズの高まりを受けて、リカレント教育の充実を図るため、広島県内の大学等が実施するリカレント教育プログラムの情報発信強化に取り組んでいます。
「リカレント講座情報サイト」では大学、分野、スケジュール等から講座を検索できます。
リカレント教育と生涯学習の違い
リカレント教育と混同されやすいのが「生涯学習」です。どちらも「学ぶ」という点では同じですが、学ぶ目的が異なります。リカレント教育は、仕事に生かすための知識やスキルを学びます。例えば、「外国語」、MBAや社会保険労務士などの「資格習得系科目」、経営や法律、会計などの「ビジネス系科目」、「プログラミングスキル」などを学び直します。一方、生涯学習は、生涯にわたり行うあらゆる学習で、学校教育や社会教育、さらには文化活動、スポーツ活動、ボランティア活動や趣味など仕事に無関係なことや「生きがい」に通じる内容も学習の対象に含まれます。
出典:政府広報オンライン「学び」に遅すぎはない! 社会人の学び直し「リカレント教育」
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202108/1.html)