■光化学オキシダントって何？

工場の煙や自動車の排気ガスなど大気中に排出された窒素酸化物や炭化水素などが，太陽光中の紫外線によって光化学反応をおこし，酸化性物質（例えばオゾン，パ－オキシアセチルナイトレ－ト，二酸化窒素など）や還元性物質（ホルムアルデヒドなど）が生成されます。これらの物質が霧状に滞留した状態を光化学スモッグと呼びます。
これらの物質のうち，二酸化窒素を除く酸化性物質を光化学オキシダントと呼び，光化学スモッグの指標となっています。

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■こんな時に発生します

4月から10月にかけて天気が良く，気温が高く，風の弱い日に発生しやすくなります。

■県のとりくみ

県では，光化学スモッグの指標である光化学オキシダントの濃度が，0.10ppm以上となり気象条件からみてその状態が継続すると予測される場合には，光化学オキシダント情報を発令し，大きい工場などに対して，排出ガス量等の自主的削減をお願いしています。
さらに，0.12ppm以上になれば注意報を発令し，県民の方へ注意をしていただくとともに，不要不急の自動車の運転を控えていただくよう呼びかけています。
また，大きい工場などに排出ガス量等を削減するよう協力を求めています。

■光化学スモッグの被害

目やのどが痛くなったり，息苦しくなったりします。このような症状があるときは，洗眼やうがいをしましょう。
そして，最寄りの県厚生環境事務所（支所を含む）または市町役場に連絡してください。
光化学オキシダント注意報が発令されているときは，できるだけ外出しないようにしましょう。
植物や家畜に異常があった場合は，市町役場に連絡してください。

■私たちにできること

• ○不要不急の自動車の運転を控えましょう。
• ○夏期には，マイカ－通勤をできるだけ控えましょう。
• ○自動車の急発進，急加速，から吹かしはやめましょう。
• ○自動車から離れるときや車内で人を待つときなど駐停車中は，こまめにエンジンを切り，不必要なアイドリングをやめましょう。