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毒キノコによる食中毒にご注意を!

印刷用ページを表示する掲載日2023年9月15日

秋は「キノコ」のおいしい季節です。
例年、夏の終わりから秋にかけて、有毒な野生キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒が発生しています。
毒キノコによる食中毒の多くは、自己流で鑑定して食べた結果発生したものです。毒キノコを誤って食べてしまうと、下痢・嘔吐・しびれ・幻覚・精神錯乱等の症状を起こし、場合によっては死に至ることもあります
素人判断はやめて、食用と確実に判断できないキノコは、絶対に食べないようにしましょう。

 毒キノコによる食中毒を予防するには

  • 様々な言い伝えは「迷信」ですので、信じないでください。
  • 食用のキノコと確実に判断できないキノコは絶対に『採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない!』ようにしましょう。

 <参考>
 毒キノコによる食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページ)
 毒キノコに要注意 (PDFファイル)(785KB)(厚生労働省リーフレット)
 ​​ちょっと待って!それ毒キノコかも (PDFファイル)(771KB)(厚生労働省リーフレット)

 誤って毒キノコを食べてしまったら

  • キノコを食べて異常を感じた時は、すぐに医療機関で診察を受けてください。毒きのこの絵
  • 食べ残しのキノコを持参すると、治療の参考になります。
県内の毒キノコによる食中毒発生状況(平成20年以降)
事件数 有症者数 原因食品
平成20年 1 2 オオシロカラカサタケ
平成21年 1 1 オオシロカラカサタケ
平成22年 1 9 クサウラベニタケ(推定)
平成25年 1 1 ドクカラカサタケ(推定)
平成27年 1 4 クサウラベニタケ
平成28年 1 12 ツキヨタケ

  毒キノコの例

写真

特徴など

ツキヨタケ
ツキヨタケの写真
(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 夏~秋(特に秋)
  • 発生場所 : ブナやイタヤカエデなどに重なり合って発生する。
  • 症状 : 食後30分~1時間程で嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れ、幻覚、痙攣を伴う場合もある。

【間違えやすいキノコ】ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ

<参考> ツキヨタケの摂食に注意!!

クサウラ

ベニタケ
クサウラベニタケの写真
(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 夏~秋
  • 発生場所 : 広葉樹の地上に発生する。
  • 症状 : 嘔吐、下痢、腹痛や発汗などの症状を起こす。

【間違えやすいキノコ】ウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジ

<参考> クサウラベニタケの摂食に注意!!

ドクササコ
ドクササコの写真

(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 秋
  • 発生場所 : 広葉樹林や竹やぶの地上に発生する。
  • 症状 : 早い場合は食後6時間程度、遅い場合は1週間程経過してから、手足の先端が赤く腫れ、激痛を伴い、この症状が1か月以上続く。

【間違えやすいキノコ】カヤタケ、ナラタケ、ホテイシメジ、アカハツ、チチタケ

<参考> ドクササコ(厚生労働省ホームページ)

カキシメジ
カキシメジの写真

(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 秋
  • 発生場所 : ブナ、コナラ、クヌギなどの雑木林の地上に群生して発生する。
  • 症状 : 食後30分~3時間後に、頭痛、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こす。

【間違えやすいキノコ】ニセアブラシメジ(クリフウセンタケ)、チャナメツムタケ、シイタケ

<参考> カキシメジ(厚生労働省ホームページ)

テングダケ
テングダケの写真1テングダケの写真2

(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 初夏~秋
  • 発生場所 : 広葉樹林の地上に発生する。
  • 症状 :食後30分程で嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れ、神経系の中毒症状、縮瞳、発汗、めまい、痙攣などで、呼吸困難になる場合もある。

【間違えやすいキノコ】イボテングタケ

<参考> テングダケ(厚生労働省ホームページ)

ニガクリタケ
ニガクリタケ画像
(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期 : 通年
  • 発生場所 : 広葉樹及び針葉樹の枯れ木や倒木などに束生・群生して発生する。
  • 症状 : 食後3時間程度で強い腹痛、激しい嘔吐、下痢、悪寒などの症状が現れ、重症化(脱水症状、アシドーシス、痙攣、ショックなど)する場合もある。

【間違えやすいキノコ】ナメコ、クリタケ、ナラタケ、ナラタケモドキ

<参考> ニガクリタケの摂食に注意!!

ニセクロハツ
ニセクロハツ画像
(写真:厚生労働省ホームページ)

  • 発生時期:夏~秋
  • 発生場所:シイ・アラカシなどの常緑広葉樹林に発生する。
  • 症状:食後30分から数時間程度で嘔吐、下痢などの胃腸、消化器系の中毒症状を示す。その後18~24時間ほどで横紋筋溶解が原因と考えられる全身筋肉痛、呼吸困難を示し、死亡に至ることもある。

【間違えやすいキノコ】クロハツ、クロハツモドキ

<参考>ニセクロハツ(厚生労働省ホームページ)

スギヒラタケ
スギヒラタケの写真
(写真:(社)農林水産技術情報協会)

  • 発生時期 : 夏~秋
  • 発生場所 : スギ、マツなどの針葉樹の倒木や古株に群生して発生する
  • 症状 : 腎臓に疾患のある人を中心に急性脳症を起こす。原因不明の中枢神経障害で、発症初期には脚の脱力感やふらつき、さらに数日経つと、筋肉の不随意運動が出現、その後急速に麻痺や全身性の痙攣、意識障害を起こし、脳浮腫が進行し、死亡する。
    主な症状は意識障害、不随意運動、上肢振戦、下肢脱力。

【間違えやすいキノコ】ヤキフタケ

<参考> スギヒラタケの摂食に注意!!

オオシロ

カラカサタケ
オオシロカラカサタケ
(写真:広島市健康福祉局保健部食品保健課)

  • 発生時期:春~秋
  • 発生場所:公園や学校の芝生、ビニールハウス内などに発生する
  • 症状:嘔吐、下痢、腹痛などの症状を起こす

<参考> オオシロカラカサタケの摂食に注意!!

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