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これまでの研究成果

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年4月10日更新

総合技術研究所成果集より

簡易で低コストのアマモ場造成法の開発

キーワード: アマモ,実生苗,苗床シート,藻場造成,環境修復 ......(PDFファイル_1.93MB)

低塩分飼育による地付き魚の種苗生産安定化

キーワード: キジハタ,オニオコゼ,カサゴ,種苗生産,低塩分 ......(PDFファイル_728KB)

医薬品に頼らない生物餌料の減菌技術の開発

キーワード: キートセロス,アレロパシー,赤色光,照射,ビブリオ ......(PDFファイル_581KB)

広島湾のかき採苗安定化技術

キーワード: 広島湾,マガキ,養殖,採苗,幼生,安定化 ......(PDFファイル_1.34MB)

魚が病気にならない新しい飼育技術の開発

キーワード: 海産魚,種苗生産,フコイダン,ウイルス,吸着 ......(PDFファイル_718KB)

ヒラメの表皮増生症原因ウイルス定量法の開発と防除対策

キーワード: ヒラメ,ヘルペス,高酸素,低塩分,防除 .....(PDFファイル_89KB)

超音波による淡水魚のワクチン所理技術の開発

キーワード: 超音波,淡水魚,ワクチン,冷水病 ......(PDFファイル_163KB)

アマモ場造成のための苗床シートの開発

キーワード: アマモ,藻場造成,藻場修復,苗移植,実生苗 ......(PDFファイル_151KB)

一粒かき生産技術の開発

キーワード: 一粒かき,殻付かき,三倍体,採苗,広島 ......(PDFファイル_76KB)

アユ冷水病の浸漬ワクチンの開発

キーワード: アユ,オイカワ,冷水病,ワクチン,細菌性疾病 ......(PDFファイル_32KB)

平成24年度水産海洋技術センター研究成果発表会より

特別講演 儲かる鮮度,おいしい鮮度 (独)水産大学校 特認教授 食品科学科 福田 裕氏  

 水産魚介類の鮮度の評価方法と維持方法を科学的な側面から示す。さらに,実際の流通・消費において,鮮度維持をコントロールすることで,付加価値を高める事例を紹介する。.......発表要旨 (PDFファイル)(626KB)

キーワード: 鮮度,美味しさ,蓄養,冷凍

口頭発表 「広島かきの鮮度保持に関する研究」

(1)研究のねらいと概要                                    

水産研究部 副部長 平田 靖 

 広島かきの現状と問題点を示し,鮮度保持技術を開発するに至った経緯を示す。今回の技術開発では,工業系分野で広く用いられ成果をあげている品質工学の手法を新たに導入し技術開発の効率化と技術の頑強性の確保を図った。.......発表要旨 (PDFファイル)(328KB)

キーワード: 鮮度保持,生かき,消費期限,シェア

 

(2)むき身かきの品質低下の原因とその対策について                   

水産研究部 永井 崇裕

 むき身かきの品質低下の原因を調べた結果,むき身をパック詰めする時に使用する漬け水中での細菌の増殖によることが明らかになった。細菌の増殖を抑える方法として,低温保存の有効性を検討したので報告する。.......発表要旨 (PDFファイル)(161KB)

キーワード:漬け水,細菌,増殖,品質低下

(3)むき身かきの鮮度評価技術の開発                          

水産研究部 水野 健一郎

 生かきの消費期限を設定するために用いられている試験項目の1つであるトリフェニルホルマザン(TF)生成量(マガキの呼吸活性の指標)の測定方法の最適化を行った。今回,開発した測定法は公定法よりも測定感度が約2倍になり,測定誤差は1/2~2/3に低減することができた。........発表要旨 (PDFファイル)(196KB)

キーワード:TF生成量,品質工学,SN比,感度

(4)品質工学を用いた鮮度保持技術の開発                        

水産研究部 高辻 英之

 むき身作業から流通・店舗販売までを想定し,高い鮮度が長期間保持される生かきの保存条件について検討を行った。その結果,生産現場で導入可能と考えられる最適な組合わせ条件で保存した場合,通常の消費期限4日以内に対して,1ヶ月近く消費期限設定の判定基準を満たすことがわかった。........発表要旨 (PDFファイル)(193KB)

キーワード:鮮度保持,直交表,最適条件,SN比,感度

(5)むき身かきの鮮度保持技術の生産現場への技術移転について          

技術支援部  若野 真

 生かきの生産および店舗販売を行っている養殖業者と協力・連携し,開発した鮮度保持技術の現場実証試験の結果を報告する。........発表要旨 (PDFファイル)(187KB)

キーワード:現場,実証,技術,導入

 

平成23年度水産海洋技術センター研究成果発表会より

特別講演  浜田の水産ブランド「どんちっち」の取組みについて

浜田市水産物ブランド化戦略会議 石井 信孝 氏  

 従来からの水産物ブランド化はイメージ先行であったが,地元のマアジは脂質含有量が全国でも有数であることを全国に情報発信し,付加価値の向上を目指した活動を開始した。しかし,従来の脂質測定方法では分析に時間がかかり品質保証に問題が残るため,島根県水産技術センターが開発した脂質測定器で証明書付きのアジを出荷することを実行。全国でも初めての試みとして消費市場も注目し,一般消費者からも関心が寄せられる取組みに至った。.......発表要旨 (PDFファイル 670KB)

キーワード: どんちっち,ブランド,マアジ,脂質

(1)低塩分所理が数種の漁獲した魚に及ぼす効果

研究員 御堂岡あにせ

 漁獲時に傷のついた魚を1/3に希釈した低塩分海水に入れることで,傷のダメージを軽くし長生きさせる技術を開発した。さらに,この方法は様々な魚種で有効なことを確認し,現在特許を出願中である。いくつかの魚種についてデータを示し,この技術の汎用性について報告する。.......発表要旨  (PDFファイル 611KB)

キーワード: 低塩分所理,漁獲魚,延命

(2)蓄養技術実用化への取組みについて

副主任研究員 工藤孝也  

 低塩分海水によって漁獲した魚を延命させる技術を普及させるため,実用化試験を実施し,漁業現場へ導入するための方策について検討した。現場での実証試験の結果を中心に本方法の実用性について報告する。......発表要旨 (PDFファイル 258KB)

キーワード: 低塩分所理,漁獲魚,延命,実用化

(3)新規交配系のアユの特徴とタイプの異なる冷水病に対する耐病性

副主任研究員 永井 崇裕  

 アユに被害を与える従来の冷水病菌以外に新たな菌株の存在を明らかにした。新規に交配して作出したアユについて従来株と新規の株に対する耐病性を調べたところ,両株に対し耐病性を有し,飛び跳ね能力やハンドリング(すれ)に対する抵抗性も高かった。......発表要旨 (PDFファイル 212KB)

キーワード: アユ,冷水病,新規交配,耐病性

技術支援情報  「広島かき」シーズン当初の身入りを早める技術について

主任研究員 平田 靖  

 かきシーズン当初(10~11月)に中身が充実した身入りの良い高品質の「かき」を生産するための技術と,現場での取組み状況について報告する。......発表要旨 (PDFファイル 267KB)

キーワード: かき養殖,身入り,促進

平成22年度水産海洋技術センター研究成果発表会より

(1)メバル類の蓄養を通した成長,生残及び体成分の違いについて

副部長 相田 聡  

 メバルは瀬戸内海をはじめ日本近海に広く分布し,瀬戸内海では「ほんめばる」と呼ばれ,食味の良いことから広島県では特に人気の高い魚種である。従来,単一種「メバルSebastes inermis」とされてきたメバルが,アカメバル(Sebastes inermis),クロメバル(S. ventricosus)およびシロメバル(S. cheni)の3種に分類されることが,最近報告された。新たに分類されてから日が浅いことから,メバルを種ごとに比較した情報は少ない。本センターの近郊海域では,上記3種のうちアカメバルとクロメバルが多く漁獲される。これら2種の飼育試験を通じて,アカメバルとクロメバルでは,配合飼料への餌付き易さや行動などに種間差があることがあきらかになってきた。漁獲されたアカメバルとクロメバルの蓄養にあたり,生残性や餌付け易さ,成長などの違いについて,2種の特性を比較して若干の考察を行ったほか,体成分の季節変化についても知見が得られたので話題提供する。......発表要旨 (PDFファイル_252KB)

キーワード: メバル,蓄養,餌付け,分類

(2)低塩分飼育法を用いたカサゴ種苗量産技術について

研究員 御堂岡あにせ  

 これまでの取組みでキジハタ,オニオコゼなどの種苗生産に有効であった低塩分飼育技術(広島県特許出願中)をカサゴ種苗生産に適用した。その結果,低塩分飼育によって種苗の生産性は大きく改善された。さらに,低塩分飼育による種苗生産の低コスト化を実現するため,閉鎖循環ろ過システム((独)水産総合研究センター屋島栽培漁業センターの保有技術)の適用についても検討した。同システムを適用したカサゴ種苗生産試験を通しての種苗の生残性や成長,さらに形態異常について検討したので報告する。......発表要旨 (PDFファイル_514KB)

キーワード: 低塩分飼育法,カサゴ,閉鎖循環ろ過,種苗生産

(3)マガキの味に影響を及ぼす成分について

副主任研究員 工藤孝也  

 魚介類の味は一般的に遊離アミノ酸,無機塩類,核酸関連物質などにより構成されている。ホタテガイなどの二枚貝でも,これらの成分が味を決定していることが明らかにされているが,マガキについては明らかにされていない。そこでマガキの味に影響を及ぼす成分を明らかにするために,マガキの浸透圧調整によって増減する遊離アミノ酸,塩分,水分含量と味の関係性を調べるた。さらに,様々な産地のマガキのアミノ酸分析と官能検査の結果から,どの遊離アミノ酸が甘味や旨味といった要素に関係しているのかを解析したので,併せて報告する。......発表要旨 (PDFファイル_200KB)

キーワード: マガキ,味,アミノ酸,浸透圧調節

(4)一粒かき生産技術の移転について (技術移転事例紹介)

主任研究員 平田 靖  

 水産海洋技術センターでは,H13~H17年度「広島かき新ブランド構築技術開発事業」,H18~H20年度「一粒かき養殖の定着化技術開発研究」によって開発した一粒かき生産技術によって県内各地の一粒かき新ブランド創出のための技術支援を行ってきた。今回は江田島市水産物など販売協議会が,当センター,県および市の行政機関の支援のもとブランド化に取り組んだ新ブランド「ひとつぶくん」の事例を中心に,当センターが開発した一粒かき生産技術の移転事例を紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_525KB)

キーワード: マガキ,一粒,ブランド化,技術移転

(5)地先水産物の流通加工 (話題提供)

水産研究部長 岡崎 尚  

 水産物の小売価格に占める生産者の受取価格の割合は約25%と低く,漁業者の収益改善のためには,この数字を増やしていくことが必要である。2020農林水産業チャレンジプランでは,漁業者グループなどの生産者おのずから生産から販売・加工までを行うことを目指した取組みが検討されている。これらの取組みの参考にしていただけるよう,地先水産物の流通と加工について基礎的・応用的な技術紹介を行う。特に加工については,漁業者がこれまでに取り組んできたもの,例えば,乾製品(素干し品,煮干品,塩干品),塩蔵品,佃煮,燻製,塩辛などについての加工技術を紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_810KB)

キーワード: 水産物加工,流通,水分活性,保存技術

平成21年度水産海洋技術センター研究成果発表会より

(1)苗床シートを使った省力・低コストのアマモ場修復手法の開発

主任研究員 相田 聡  

 埋め立てや水質悪化により減少してしたアマモ場の修復について,平成16~18年度の横断研究プロジェクトで「苗床シート」を用いたアマモ場造成法の技術開発を行なった。ただし,苗床シートの海底敷設は潜水作業が中心であったため,コスト,労務,普及面で改善すべき点があった。そこで,平成20~21年度に生産した苗床シートを低コスト,低労力で海底に敷設する方法について検討し,実用化できるめどが立ったので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_256KB)

キーワード: アマモ,苗床シート,実生苗,藻場造成

(2)一粒かき養殖の定着化技術開発研究

副主任研究員 田村義信  

 広島かきのブランド化を支援するため,一粒かきの種苗管理で問題となっている成育不良を改善する新たな養殖カゴの開発に取り組んだ。カゴの機能・構造に関する8種類の因子について検討した結果,攪拌,目合い,底辺長さ,かきの収容密度の4つが重要な因子であると考えられた。実際に4つの因子を最適化したカゴを用いて養殖試験を行ったところ,成育も安定し,より良い成長が得られた。......発表要旨 (PDFファイル_458KB)

キーワード: マガキ,一粒,養殖カゴ,品質工学

(3)半世紀に及ぶ広島湾のカタクチイワシ卵稚仔調査について~カタクチイワシにとって広島湾は変わったのか~

副主任研究員 横内昭一  

 煮干やチリメンに加工されるカタクチイワシは,本県の水産業にとって重要な魚種であり,この漁業を持続的に続けていくには,親魚資源量の把握と再生産機構の解明が重要である。当センターにおいては,これまで国や(独)水産総合研究センターからの委託を受け,県沿岸海域で継続的にカタクチイワシの卵稚仔の量や分布を把握してきており,特に広島湾内についてはデータの蓄積が多い(1955~2009年)。近年,漁業者から温暖化に伴う影響や,海や漁況が変わったといった声も多く聞かれることから,これらの環境の変化をまじえて広島湾内の卵稚仔調査結果を考察する。......発表要旨 (PDFファイル_315KB)

キーワード: カタクチイワシ,資源管理,卵稚仔,広島湾

(4)冷水病に強いアユ系統の作出に関する研究~先端技術を使ったマーカー選抜育種技術~

副部長 飯田悦左  

 冷水病は養殖・河川を問わずアユに甚大な被害を及ぼす疾病である。河川に放流されたアユに冷水病が発生した場合,治療が困難であるため,放流前にワクチンを投与するか,耐病性系統のアユを育種することしか対策がない。そこで,冷水病に強い系統を分子生物学的に識別可能なマーカーの開発を行った。開発されたマーカーを使って作出した複数のアユ系統は,冷水病感受性系統のアユよりも10倍から100倍程度強いことが実証できた。今回は,この技術の概要と今後の展望について報告する。......発表要旨 (PDFファイル_96KB)

キーワード: アユ,冷水病,マーカー,耐病性系統

平成20年度水産海洋技術センター研究発表会より

(1)医薬品に頼らない生物餌料の減菌技術の開発~培養珪藻のアレロパシー(ほか感作用)を生物餌料の減菌に活かす技術~

副部長 飯田 悦左  

 最近,薬事法が改正され事実上,種苗生産に使用する生物餌料に水産用医薬品が使えなくなった。一方で,魚類の種苗生産において生物餌料の細菌汚染が頻発し,生産効率を著しく低下させている。種苗生産や魚類養殖を安定的に行うために生物餌料減菌技術の開発は急務の課題である。今回,二枚貝の餌料として使用されてきたキートセロス・カルシトランスに単色光を照射することによって,共存する細菌数を確誠に減らす技術を開発し,魚類の種苗生産に応用できる可能性を見出したので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_317KB)

キーワード: キートセロス,アレロパシー,赤色光,照射,ビブリオ

(2)低塩分飼育によるキジハタの種苗生産技術開発について

研究員  御堂岡 あにせ  

 キジハタは瀬戸内海における美味な高級魚であり,漁業者からは放流要望が高い。しかしながら種苗生産技術が安定しておらず,要望にこたえられるほどの供給に至っていない。その理由として孵化仔魚に適したサイズの餌料がないこと,仔魚期特有の減耗が発生することなどがあげられ,安定的な生産を困難にしている。そこでこれらの課題解決を図るため,平成18年度より種苗生産技術開発に取り組んだ結果,飼育水槽1Klあたりの生産量を従来の3倍(全長約20 mm種苗)に向上させることに成功した。今回はその初期生残性の向上を可能にした低塩分飼育法を中心に紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_350KB)

キーワード: キジハタ,種苗生産,ワムシ,低塩分,塩類細胞

(3)太田川における天然遡上アユ回復の可能性について~河口域から広島湾にかけてのアユ仔稚魚の生残過程から~

副主任研究員 工藤 孝也  

 太田川ではアユの天然遡上はほとんどないとされ,これまで放流によってアユ漁業の振興を図ってきたが,近年漁獲の不振が続いている。そのため,太田川漁協は種苗の放流に加えて,平成15年から天然遡上アユの回復を目指す親魚放流を実施している。当センターでは平成16~19年度にわたり本河川における天然遡上アユの採捕調査などを行い,遡上アユの主たる誕生月を明らかにした。今回はこれらの結果をふまえて現在の遡上状況を推定し,河口域から広島湾でのアユの生残生態について報告をする。......発表要旨 (PDFファイル_153KB)

キーワード: 太田川,天然遡上,アユ,広島湾,仔魚,流下,仔稚魚

(4)広島県におけるエドワジエラ・イクタルリ感染症の現状と原因菌の特性について

研究員 川口 修  

 平成19年度,広島県河川においてエドワジエラ・イクタルリ(Edwardsiella ictaluri)に感染したアユが確認された。本菌による感染症はそれまでに日本では報告例がなく,また,アユに対する感染は世界でも確認されていなかった。そこで,平成20年8~10月にかけて河川におけるアユなどの保菌調査を行い,現状の把握を行うとともに,平成19年度にアユから分離された同菌株のアユなどに対する感染試験を行った。その結果,本菌のアユに対する病原性は比較的弱く,垂直感染の可能性はないことが明らかとなった。......発表要旨 (PDFファイル_268KB)

キーワード: アユ,エドワジエラ・イクタルリ,保菌率,病原性

平成19年度水産海洋技術センター研究発表会より

(1)分野横断研究「広島湾流域圏環境再生研究(太田川から広島湾までの自然再生を目指して)」の成果について

副主任研究員 横内 昭一  

 開発が進み,環境が悪化している広島湾水域の環境再生を図るため,底泥の脱窒(だっちつ)法の開発による底層の環境改善や,実生苗(みしょうなえ)を用いたアマモ場造成技術の開発などに水産,農業,工業,環境など分野の異なる県内の5つの研究機関が,平成16年度から3年間,共同で取組んだ。その中から脱窒法の開発については「高濃度酸素拡散装置」を用いて江田島湾で実証試験に取組んだ事例を,またアマモ場造成技術の開発については「アマモ苗床シート」を開発し,シートで培養した苗を用いてアマモ場造成に取組んだ事例を中心に研究成果を紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_803KB)

キーワード: アマモ,実生苗,藻場造成,脱窒,江田島湾

(2)広島湾におけるかき養殖用種苗の安定確保をめざして

副主任研究員 平田 靖  

 広島県のかき養殖は,広島湾内の養殖かきを親として,これより毎年発生するかき幼生を種苗として確保しているが,近年,この種苗確保が不調な年が増えてきた。近年のかき幼生分布状況と種苗確保状況を解析した結果,広島湾内に発生したかき幼生が湾の南部海域へ流出することで種苗の確保が難しくなっていることがわかった。そこで,かき養殖用種苗を安定確保するために,幼生が湾南部海域へ流出しにくいよう幼生の分布域を変える方法を提案する。......発表要旨 (PDFファイル_545KB)

キーワード: 広島湾,マガキ,養殖用種苗,採苗,幼生分布

(3)アユ冷水病の実用的ワクチン開発の現状について

研究員 永井 崇裕  

 アユの冷水病は,その被害の大きさから全国的に問題となっている細菌性疾病である。広島県では1993年に河川で初めて確認され,それ以降毎年河川や養殖場での発生が確認されている。この対策として,不活化した冷水病菌を用いたワクチン所理により河川や養殖場での被害を軽減できると考えられている。このため大量所理が比較的容易だと考えられる浸漬(しんし)ワクチンの有効性に関する検討を行ってきたので,結果を紹介するとともに実用化に向けた展望を述べる。......発表要旨 (PDFファイル_153KB)

キーワード: アユ,冷水病,ワクチン,細菌性疾病

(4)オニオコゼ放流効果の向上に向けて

主任研究員 相田 聡  

 オニオコゼは美味な高級魚として放流の要望が強い魚種であるが,その生態は未知の部分が多く,特に稚魚期の行動や食性についてはほとんど知られていない。オニオコゼの放流効果を向上させるためには,稚魚期の行動特性を知ることが重要である。そこで稚魚の行動や習性を知るための室内実験を行うとともに,標識した稚魚を放流してオニオコゼ稚魚の生態解明に取り組んだので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_572KB)

キーワード: オニオコゼ,種苗放流,放流技術,標識,食害

(5)フランスがき類による新たな広島ブランドの開発に向けて

副主任研究員 田村 義信  

 フランスがき類の仲間コケゴロモは独特の食味と美しい色彩の殻を持つかきで,干潮時にも露出しないいわゆる潮下帯(ちょうかたい)に分布している。このコケゴロモについて当センターが保有するマガキ種苗生産技術を応用し,その特性とブランドとしての可能性をさぐるための試験を実施中であり,ここまでの取り組みを紹介する。このコケゴロモのブランド化はマガキ以外の広島かきブランドの拡充に先鞭をつけるものと期待される。......発表要旨 (PDFファイル_425KB)

キーワード: フランスがき,コケゴロモ,広島かき,マガキ,種苗生産

平成18年度水産海洋技術センター研究発表会より

(1)干潟の環境特性とアサリの生残・成長

研究員 高辻 英之  

 近年,アサリ漁獲量は全国的に減少傾向にあるため,その原因の究明による効果的な資源増大技術の開発が望まれている。本研究では漁獲量の増加・回復を目的としたより効果的な移殖手法の開発に取り組んだ。干潟環境とそこに生息するアサリの分布量や生理状態などを長期調査し,アサリの産卵期と成長・生残に適した干潟の条件を検討した。また,移殖試験により移殖に適した地盤高,時期別の生残率と成長速度を調べ,移殖手法を検討したので併せて紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_456KB)

キーワード: アサリ,移植,放流,生残率

(2)かきの活力判定法

研究員 村上 倫哉  

 かき養殖では夏場にへい死が多く,成熟・産卵といった生理状態や生息環境の変化と何らかの関係があると考えられるが,その原因は不明である。原因究明およびその防除のためには,どのような生理状態のかきが活力が低く,へい死しやすいのかを知る必要がある。そこで,過酷な環境条件(高水温・低酸素環境)を再現できる装置内でかきを飼育し,生理状態に応じたかきの活力を把握することで,夏場のへい死要因を検討したので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_241KB)

キーワード: かき,へい死,活力判定,産卵

(3)かきの産卵とへい死の関係

副主任研究員 平田 靖  

 養殖中のかきは,夏場に活力が低下し,へい死することが知られているが,その実態は秋以降の収穫時にはじめてわかることが多い。今回,夏場の養殖現場においてかきの産卵,へい死の発生状況および水温,塩分などの環境要因の推移を調査した結果,かきの産卵とへい死の発生時期は養殖水深によって異なることがわかった。これらの結果および活力判定試験によるへい死要因の解析結果から,夏場のかきのへい死を防ぐ方策を提案する。......発表要旨 (PDFファイル_337KB)

キーワード: マガキ,へい死,産卵,夏場,水温

(4)メバルはいつごろから配合飼料を食べるか

副主任研究員 飯田 悦左  

 メバルは放流地点への定着性が高いため,これからの栽培漁業の核となる魚種である。しかし,種苗生産過程での生物餌料依存性が高く,このことが低コスト生産を阻害している。そこで,メバルの餌料要求量を酸素消費量から推定し,適切な給餌率表を作成した。更に,メバルの配合飼料の摂餌性を向上させる試験を行い,新たな給餌方法を開発したので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_333KB)

キーワード: メバル,種苗生産,配合飼料,酸素消費量,熱量

(5)コイヘルペスウイルス病発生の現状

研究員 永井 崇裕  

 コイヘルペスウイルス病はニシキゴイとマゴイのみに発生するウイルス病であり,平成15年に国内で初めて確認されて以来,全都道府県に広がった。本県では,平成17年5月にニシキゴイで初確認されてから現在までに13件の発生が確認され,ニシキゴイ主産県である本県においては脅威となっている。本県におけるコイヘルペスウイルス病の発生状いわんや,死亡魚のウイルス量の検討や感染実験を行ったので報告する。......発表要旨 (PDFファイル_232KB)

キーワード: コイ,ヘルペスウイルス,ウイルス病,ニシキゴイ,マゴイ,感染症

平成17年度水産海洋技術センター研究発表会より

(1)藻場造成に向けたアマモ実生苗の生産

副主任研究員 相田 聡  

 藻場から採取した株の移植や播種による従来のアマモ場造成法と異なる,室内で人工生産した苗(実生苗)による藻場造成に向けた種苗量産技術開発に新しく取り組んだ。良い苗の生育には根の発育が重要で、それには窒素含有量が多い軟らかな砂泥底質が適していた。また、波浪などによる移植直後の苗の流出防止を図りつつ株密度を高めて効率的な移植を行うため、シート状の基盤に苗を生育させる方法についても検討したので紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_557KB)

キーワード: アマモ,藻場造成,藻場修復,苗移植,実生苗

(2)太田川におけるアユ仔魚の流下~高瀬堰の開放とその効果~

研究員 工藤 孝也  

 アユは河川の下流域で産卵し,ふ化した仔魚は流下して海に至る。しかし、太田川では高瀬堰での仔魚の滞留などで,海まで流下できない仔魚が多くいると推測されている。このため,堰の管理者である太田川河川事務所は流下を促進するために、堰の一時開放など弾力的な運用を開始した。当センターではこの操作に合わせて仔魚の流下状況を調査したので、その効果について報告する。......発表要旨 (PDFファイル_680KB)

キーワード: アユ,仔魚,流下,仔稚魚,天然遡上,太田川

(3)一粒かき生産技術の開発~新ブランドかきを目指して~

研究員 田村 義信  

 我が国のかき養殖は,安価な外国産かきの輸入増大など外国も含めた厳しい産地間競争下で価格が低迷している。一方,品質に対する消費者の意識は高く,高品質な殻付かきなどの需要は伸びる傾向にあり,本県かきのブランド化を更に進める必要がある。このため,これまでの種苗生産技術と育種技術を活用して,新しい広島かきブランドとなる高品質な一粒かきの生産技術を開発したので,その内容を紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_292KB)

キーワード: 一粒かき,かき養殖,殻付かき,種苗生産技術,かきのブランド化

(4)かき養殖における種苗管理

副主任研究員 平田 靖  

 近年,採苗後の稚貝のへい死が多発しており,これを防止するため稚貝の成長と生残に影響する要因について検討した結果,稚貝は殻高約4 mmになるまでは干出によってへい死する可能性があることがわかった。対策として,4 mmまでは餌料の少ない抑制場では干出を抑えて摂餌時間を長くして成長を早め,干出に耐えるサイズまで育成するなど,漁場の餌料量や稚貝の成長に応じた干出時間の調整によるへい死防止手法を紹介する。......発表要旨 (PDFファイル_414KB)

キーワード: かき養殖,種苗管理,干出,稚貝

(5)ヒラメの表皮増生症の防除対策

副主任研究員 飯田 悦左  

 表皮増生症は仔魚期のヒラメを全滅させる疾病で,種苗生産の脅威となっている。本症を防除する目的で,原因ウイルスの紫外線感受性について検討した。また,本症による死因は,ウイルス感染による水中からの酸素取込の阻害と塩類代謝障害であることが明らかとなった。これらの成果を利用したヒラメ種苗生産期における本症の防除方法について述べる。......発表要旨 (PDFファイル_292KB)

キーワード: ヒラメ,ヘルペス,UV,酸素,塩類代謝

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