3-2安全なまちづくりをめざして(3)
3 犯罪の起こりにくい駐車(輪)場の普及
ア 自転車盗難防止のための大型横断幕の設置
刑法犯に占める割合が高い乗り物盗難の抑止と“ツーロック”などの鍵かけを啓発するため、「自転車盗難多発!しんさいツーロック!いけんよ!自転車放置」と表示した大型横断幕10枚を主要駅駐輪場に設置しました。
イ 住民と協働した長期放置自転車撤去作業
駐輪場内に無秩序に放置された自転車が盗難などの犯罪を誘発する要因の1つになっていたことから、割れ窓理論の実践の一環として、防犯ボランティア、事業者、高校生、安佐南区役所等と協働し、広島市管理の駐輪場に長期間放置されている自転車を徹底的に撤去しました。
なお、撤去にあたっては、安佐南区役所管理課の指導と支援を受けながら、広島市の条例に基づき、以下の手続きにより計画的に行いました。
○ 撤去台数 1,948台 ○ 総日数 42日 ○ 延べ参加人員 849人 | |
ウ 駐輪場の整理・清掃活動
放置自転車撤去後の対策として、地域住民が自分たちの利用する駐輪場に愛着を持って定期的に整理・清掃作業を行う取組み(駐輪場里親制度)を始めました。
「この駐輪場では地域住民による整理・清掃活動が行われている」ことを表明する掲示板計40枚を区内19箇所の駐輪場に設置し、自転車利用者のマナーアップを図るとともに、「放置しにくい環境づくり」に努めました。
エ 空車タクシーによるコンビニ等の警戒活動(セーフティータウン・アイ・プール)
コンビニエンス・ストア対象の強盗事件等に対応するため、区内のタクシー会社とコンビニやドラッグストアが協力し、夜間、空車タクシーがコンビニ駐車場で客待ちして警戒活動を行う取組みを始めました。
コンビニにとっては強盗の警戒や少年のたむろ防止につながり、タクシー会社にとっては、コンビニ利用客を獲得できる、お互いにとってメリットのある取組みとなりました。
○ 期間 平成16年11月29日(月曜日)~ ○ 協力店 コンビニ店 16店舗 ドラッグストア 5店舗 タクシー会社 3社 | |