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最新のリレーメッセージ

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月28日更新

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現在の仕事について

 私は,小児看護学の授業や実習に携わっています。実習では,子どもやその家族の思いを大切にし,入院・治療に対するストレスを軽減し,健康の回復を目指し,治療に主体的に臨めるように遊びや関わり方を工夫し,病棟スタッフの力をお借りしながら,学生と共に看護を行っています。

 学校全体の取り組みとして,現在学生が看護の体験をふりかえり,主体的に自分で課題を発見し,看護を探求し実践する力が身につく教育になるよう検討会をもっています。

今の仕事を志望した動機

 病院で看護師として働いている時に,漠然と学生指導に興味をもっていました。そんな折に,上司から教員研修の話がありました。

 看護学生時代,2年次の実習での看護体験が,自身の看護の原点になっています。また勉強が苦手であったため,自分と同じように勉強が苦手でも看護師になりたいと思っている人もいるかもしれない,自分にも役立てることがあるのではないかと志望しました。

今の仕事のやりがい・魅力

 患者の気持ちに思いを馳せながら,患者に必要な看護は何か,自分ができること,すべき看護は何かについて真剣に悩み,学生と共に一生懸命関わります。

 その過程で,学生が看護のやりがいと喜びを体験しながら,看護師らしく成長している姿をみることができるところにやりがいや魅力を感じています。

 学生自身の力で課題を見出し,看護を導き出せるように支援できたときは,鳥肌が立つほど嬉しく感じました。 

これから看護教員を目指す皆さんへのメッセージ

 少しでも看護基礎教育に興味があれば,ぜひ挑戦してください。

 看護師としてのこれまでの経験を活かしつつ,教育の場でこれから看護師になる人たちと看護の奥深さ,楽しさ,難しさや魅力を味わってください。

 看護と同じく「人間対人間」なので,学生も人,教員も人,違って当たり前なので,自分にしかできない教育もあるのではないかと思っています。

病院等で働く看護師との違い

 よりよい看護をしたいという思いは共通していると思います。

 学生が患者に寄り添いながら今できる精一杯の看護を通して,看護を探求する姿が未来の看護につながっていくのだと実感しています。看護教員は,看護の心と技を学生に託し,次世代の看護をよりよくすることに関われる仕事だと思います。

 また夜勤がなく,時間の使い方は自分次第です。教員研修では,「看護とは何か」について立ち止まって深く考えたり,様々な経験の人たちと看護や看護教育について語り合う機会を得られ貴重な経験ができました。 

 学生との忘れられない思い出

 学生が受け持ったAちゃんは,治療のため安静が必要で,一日中ベッド上で過ごしていました。入院期間が長くなっていましたが,我慢強く,我が儘をほとんど言いませんでした。学生は,体調にあわせた遊びを楽しめるように,時間を決め体調や治療に配慮して,Aちゃんの好きな作品作りを一緒にしました。

 そんな中,点滴を差し替える場面がありました。病気のため血管も弱く何回か針を刺し,Aちゃんの気持ちが萎えていました。看護師がこれで最後,頑張れるかどうか聞いた際に,「おねえちゃんたち(学生)がいてくれたら頑張れる」と言ってくれました。

 私は,学生が悩みながらも子どもの成長・発達の段階や病気・治療のことを考え,大事に一生懸命関わったことで,子どもがもつ頑張ろうとする力を引き出せたのだと感動しました。

 Aちゃんはいつも笑顔で明るく振舞っていましたが,違う場面の採血後30分ほど無言で顔を伏せて座っていた時がありました。学生が「よく頑張ったね」と声をかけるとAちゃんは実習中では初めて泣きました。そっと子どもの気持ちをほぐし,闘病を支えることができるまでの看護力を身につけた学生の力をすごいと感じました。

 試験を目前に控えた学生へのメッセージ

 「合否関係なく後悔はしない」と言える日々を送れたら,必ず結果がついてくると思います。最後まであきらめず,目の前のことから逃げずに学習し続けていってください。試験当日ご自身の力を十分に発揮されますよう心から祈っております。

今回は看護教員の方にメッセージをいただきました。 次回のメッセージをお楽しみに!

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