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【令和2年4月21日掲載】低温に伴う農作物の被害軽減対策

印刷用ページを表示する掲載日2020年4月21日

 積雪・寒害・凍害・雹に対する農作物への被害軽減対策

 気象庁発表の「1か月予報(令和2年4月16日)」によると,東・西日本と沖縄・奄美では,寒気の影響を受けやすいため,向こう1か月の気温は平年並みか低く,期間の前半は,かなり低くなる見込みとなっています。

 広島地方気象台(令和2年4月16日発表)によると,向こう2週間程度は,1週間目の中頃までは平年並みですが,その後は寒気の影響を受けやすいため気温の低い日が多く,22日頃からはかなり低くなる可能性があり,内陸部などでは遅霜の降りるところもあると予想されています。

 今後の低温や降霜の予報に注意し,被害防止のため適切な管理作業を行ってださい。

作 物

対 策

水 稲

○育苗中の苗については,気温の変化に注意し,育苗ハウス等の温度管理を徹底する。

○気温や天候が変わりやすいとき,生育が停滞気味のとき等に苗立枯病等が発生しやすいので注意し,発生した場合は防除等適切な管理を行う。

<緑化期から硬化期の温度管理>

 

緑化期 (出芽後1葉期まで)

硬化期

20~25℃

15~20℃

15~20℃

10~15℃

*硬化期は徐々に外気に慣らしていく。

 

○移植作業については,活着適温に配慮し,気温及び水温が十分上昇してから作業を行う。

○出穂後の開花期が「赤かび病」の防除適期となるため,生育状況に注意し適期防除に努める。

果 樹

○夜間から早朝にかけて低温となり降霜が予想される場合は,防霜ファンやスプリンクラー,固形燃料燃焼法(燃焼させる場合は周囲の環境等に十分配慮する。なお,燃焼法を行う場合は、事前に管轄の消防署等に届け出をする必要がある。)等により防霜に努める。

○蕾,開花期に霜害を受けた場合は,残存花への人工授粉を徹底し,結実の確保に努める。

○幼果期に霜害を受けた場合は,被害果が確認できるようになってから摘果を行う。

○結実量が少なくなった樹は強勢となる場合があるので,枝管理や施肥管理に注意する。

○病害が発生した場合は,防除等適切な管理を行う。

野菜・花き

 

○ビニールハウス等では,保温効率を高めるためビニールの破損や隙間等がないよう点検し,必要があれば補修する。

○また,晴れた日の日中の高温に注意するなど,温度管理を徹底する。

○無加温ハウスでは,夜間の低温が予想される場合は,日中の換気を早めに止め,ハウス内の保温に努める。

○病害が発生した場合は,防除等適切な管理を行う。

問合せ先

 西部農業技術指導所   東広島市八本松町原6869   電話082-420-9661

 東部農業技術指導所   福山市三吉町1丁目1-1     電話084-921-1311(代)

 北部農業技術指導所   三次市十日市東4丁目6-1  電話0824-63-5181(代)

 県 庁 農 業 技 術 課    広島市中区基町10-52      電話082-513-3559

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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