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Q&A 微小粒子状物質(PM2.5)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月15日更新

はじめに】

微小粒子状物質(PM2.5)とはどのようなものですか。

 大気中に浮遊する粒子状物質の中でも特に粒径の小さい粒径2.5μm(マイクロメートル)以下の微小粒子状物質のことです。
 PMは,英語の「Particulate Matter」の略で,日本語では「粒子状物質」といいます。
 また,「2.5」は,直径2.5μm以下の物質であることを意味しています。
(1μm[マイクロメートル]は,100万分の1m[メートル]に相当します。)

2.5μm(マイクロメートル)とは,どれぐらいの大きさですか。

 一般的に髪の毛の太さは約70μm(マイクロメートル),花粉症の原因となるスギやヒノキの花粉の直径は約30μm(マイクロメートル)ですので,微小粒子状物質(PM2.5)がとても小さいことが分かると思います。

微小粒子状物質(PM2.5)はどのようなところから発生するのですか。

 微小粒子状物質(PM2.5)の発生源としては,工場のばい煙や自動車排ガスといった化石燃料の燃焼などの人の活動に伴うもののほか,火山の噴出物や波しぶきなどによる海塩の飛散等の自然界由来のものがあります。
 最近では中国からの影響が懸念されていますが,これに限らず通常の生活でも発生しており,タバコの煙やハウスダストのうち,粒径の小さなものもこれに該当します。
 また,こうした微小粒子状物質は,粒子として排出される一次粒子のほか,ガス状物質が大気中で粒子化する二次生成粒子とに区分されます。

微小粒子状物質(PM2.5)は健康等に影響を及ぼすのですか。

 大気中を漂うとても小さな粒子状の物質であるため,呼吸器の奥深くまで入り込みやすく,健康への影響が懸念されることから,国(環境省)において平成21年9月に環境基準が設定されました。
 また,国際がん研究機関(IARC)は微小粒子状物質(PM2.5)を含めた大気汚染について,発がん性があると認定しました。

環境基準を超えると健康に影響があるのですか。

 環境基準とは「人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準」であり,これを超えた場合に,直ちに人の健康に影響が現れるといった基準として設定されたものではありません。

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【測定体制及び測定結果について】

広島県内で微小粒子状物質(PM2.5)を測定しているのですか。

 広島県内では,県が平成24年10月から微小粒子状物質(PM2.5)濃度の測定を始め,広島市,呉市,及び福山市が測定した微小粒子状物質(PM2.5)の毎時間ごとの測定結果及び日平均値を広島県大気情報ポータルサイトに情報提供しています。
 大気情報ポータルサイトアドレスhttp://www.pref.hiroshima.lg.jp/eco/e/kanshi/

微小粒子状物質(PM2.5)の測定場所はどこですか。

 広島県内には大気測定局が39ヶ所ありますが,次の測定局で微小粒子状物質(PM2.5)の測定を行っています。
広島県設置大竹油見公園,三次市十日市町,竹原高校,三原宮沖町,東広島西条小学校,北広島町
広島市設置井口小学校,福木小学校,伴小学校,可部小学校,庚午,紙屋町,比治山,古市小学校,三篠小学校,皆実小学校,安佐南区役所
呉市設置明立小学校,白岳小学校
福山市設置培遠中学校,福山市役所,曙小学校,駅家東小学校,松永小学校

 測定局紹介HPアドレス http://www.pref.hiroshima.lg.jp/eco/e/kanshi/measure/ 

県内の微小粒子状物質(PM2.5)はどのような状況ですか

 広島県内の微小粒子状物質(PM2.5)濃度は,通常10~20μg/㎥程度で推移しています。平成25年1月以降,1日平均値の環境基準値35μg/㎥を上回る値が確認された日は県のHP「微小粒子状物質(PM2.5)の常時監視」に掲載していますので,ご確認ください。
 また,冬場には高い値となることも懸念され,引き続き注視することとしています。

微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が高くなると予測されるとき,どのように周知されるのですか

 国(環境省)は専門家会合を開き,微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起のための暫定的な指針となる値を日平均値70μg/㎥と設定しました。
 これを受け広島県では,午前5時,6時,7時の各1時間値の平均値が85μg/㎥を超過した場合,又は午前5時から正午までの各1時間値の平均値が80μg/㎥を超過した場合に日平均値が70μg/㎥を超えると予測し,高濃度予報を発表し,呼吸器に疾患がある方などへの注意喚起を行うこととしています。
 高濃度予報発表の周知については,各報道機関へ協力を依頼するとともに,各市町,教育委員会等関係機関へ連絡いたします。 
 また,県のホームページで情報を発信するほか,メール配信サービスにあらかじめ登録された方へもメールによりお知らせします。
 メール配信の登録方法等は次のHPでご確認ください。
○ 広島県大気情報ポータルサイト http://www.pref.hiroshima.lg.jp/eco/e/kanshi/mail_service/

過去の測定値だけでなく,今日や明日の微小粒子状物質(PM2.5)の予報が知りたいのですが。

  環境省において,国立環境研究所等のシミュレーションモデルが微小粒子状物質(PM2.5)の濃度予測に活用できないかなどを検討しているところですが,現状では微小粒子状物質(PM2.5)の予報を出せる状況にはなっておりません。
 なお,九州大学応用力学研究所が運用している大気汚染微粒子飛来予測システム「SPRINTARS(スプリンターズ)」では,気圧配置や大気の動きから地域ごとに一週間先までの大気汚染物質の広域的な飛来状況を8段階で予測し,毎日更新されていますので,参考としてください。「SPRINTARS(スプリンターズ)」の予報画像は,NHKのデータ放送でもご覧になれます。

 また,日本気象協会のHP(tenki.jp)の天気ガイド欄にある「PM2.5分布予測」においても,3日先までの予測についてアニメーションで見ることができます。

○大気汚染微粒子飛来予測システム「SPRINTARS(スプリンターズ)」HPアドレス
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html

○ 日本気象協会(tenki.jp)(PM2.5分布予測)HPアドレス
http://guide.tenki.jp/guide/particulate_matter/

 住んでいる市(町)で微小粒子状物質(PM2.5)が測定されていないのですが,どこの測定局の値を参考にすればよいですか。また,測定器を設置してもらうことはできますか。

  最寄りの測定局の微小粒子状物質(PM2.5)の測定値を参考にしてください。
 また,県内39ケ所で測定を行っている浮遊粒子状物質(SPM)(粒径が10μmより小さい物質)は,微小粒子状物質(PM2.5)(粒径が2.5μmより小さい物質)を含んで測定しているので,浮遊粒子状物質(SPM)の濃度の変化状況は,微小粒子状物質(PM2.5)の変化状況を推定するうえで,参考になると考えられます。

 なお,微小粒子状物質(PM2.5)の測定器の設置については,現在の微小粒子状物質(PM2.5)の測定地点のデータ等を解析したうえで,今後,必要な地点について,測定器を設けることとしています。

パソコンも携帯電話も持っていないので,測定値を確認できないのですが,どうすればよいですか。

  パソコン等をお持ちでない方は,市町役場や図書館等に公共用のパソコンを設置しているところもありますので,近所にお住まいの方はご活用ください。

 なお,汚染状況の大まかな目安としては,大気の状況(空気の澄み具合)により判断することができるとも考えられます。具体的には,遠くまで見通せる日は大気中に漂う物質が少なく,大気の状態も良好であると考えられますが,かすみがかかったように見通しが悪い日は,大気中の汚染物質も多いと考えられます。

国内各地の状況はどうすればわかるのですか

 環境省の大気汚染物質広域監視システム(通称「そらまめ君」)において,全国の観測値が公表されています。

○ 環境省「そらまめ君」HPアドレス http://soramame.taiki.go.jp

 微小粒子状物質(PM2.5)等の測定値については,「そらまめ君」の他,各都道府県のHPでも確認できますので,各地域の計測値については,各都道府県HPから確認してみてください。

 なお,各都道府県HPへは環境省HP(http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html)からアクセスできます。

 また,広島県内の状況は(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/pm25-index.html)に掲載しており,当分の間,広島県HPのトップページの「注目情報」からもアクセスできます。

これまでの国内の微小粒子状物質(PM2.5)の状況はどうなっているのですか

 環境省がまとめた平成23年度測定結果では、住宅地などの「一般大気汚染測定局」では、データが得られた105局中29局(27.6%),また,幹線道路沿いにある「自動車排出ガス測定局」では51局中15局(29.4%)しか環境基準を達成していないことから,環境省では,引き続き常時監視体制の強化や観測データの集積を図るとともに,成分分析結果等に基づく発生源や二次生成メカニズムの解明に取り組むなど,環境基準の達成率向上にむけた取り組みを進めていくこととしています。 

○ 環境省発表資料 http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=16648

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【環境基準について】

微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準は

 「1年平均値が15μg/㎥ 以下であり,かつ1日平均値が35μg/m3 以下であること。」として設定されています。(平成21年9月9日環境省告示)

1時間値が日平均値の基準の35μg/㎥を超えると環境基準を超えたことになるのですか

 各測定局における1日の全ての1時間値を合計して24で割った値が1日平均値となるため,単純に1時間値が日平均値の基準を上回ったとしても環境基準を超えているとするものではありません。

1日平均値が1日でも35μg/㎥を超えると環境基準を超えたことになるのですか

 環境基準の適否については,最高値ではなく,1年間の小さいものから98%に当たる日の日平均値(365日測定された場合は,小さいものから358番目の値)が35μg/㎥を超えている場合に環境基準を超えたとみなすこととされています。

 「大気汚染防止法第22条の規定に基づく大気の汚染の状況の常時監視に関する事務の処理基準について」の一部改正について(平成23年7月1日環水大大発第110701001号、環水大自発第110701001号)

1日平均値が環境基準を超えたら,注意報等が発令されるのですか

 国(環境省)は,平成25年2月27日に専門家会合を開き,微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起のための暫定的な指針となる値を日平均値70μg/㎥と設定しました。
 これを受け広島県では,午前5時,6時,7時の各1時間値の平均値が85μg/㎥を超過した場合,又は午前5時から正午までの各1時間値の平均値が80μg/㎥を超過した場合に日平均値が70μg/㎥を超えると予測し,高濃度予報を発表し,呼吸器に疾患がある方などへの注意喚起を行うこととしています。
 高濃度予報発表の周知については,各報道機関へ協力を依頼するとともに,各市町,教育委員会等関係機関へ連絡いたします。
 また,県のホームページで情報を発信するほか,メール配信サービスにあらかじめ登録された方へもメールによりお知らせします。
 メール配信の登録方法は,次のHPでご確認ください。

 ○ 広島県大気情報ポータルサイト http://www.pref.hiroshima.lg.jp/eco/e/kanshi/mail_service/

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【健康への影響について】

微小粒子状物質(PM2.5)濃度が高い日はどうすれば良いのですか

 1日平均値の環境基準35μg/㎥ 以下を超えても,直ちに健康に影響を及ぼすものではないと考えられていますが,呼吸器系の疾患をお持ちの方やご不安な方は,窓を開け放つのをやめる,濃度の高い日はできるだけ外出を控えるといった対策が考えられます。

微小粒子状物質(PM2.5)が体内に入るとどんな影響があるのですか

 とても小さな粒子状物質であるため,肺の奥深くまで入りやすく,たくさん吸い込むと,ぜんそくや肺がんになりやすくなると考えられています。
 不整脈や心筋梗塞のリスクを高める可能性も指摘されています。
 また,国際がん研究機関(IARC)は微小粒子状物質(PM2.5)を含めた大気汚染について,発がん性があると認定しました。

微小粒子状物質(PM2.5)をマスクで防ぐことはできますか

 一般用マスク(不織布マスク等)には,様々なものがあり,微小粒子状物質(PM2.5)の吸入防止効果はその性能によって異なると考えられます。
 微小粒子状物質(PM2.5)に対しては,高性能な防じん(小さな粒子の吸入防止用)マスクは,微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており,微粒子の吸入を減らす効果がありますが,正しく着用しないと十分な効果は期待できません。マスクを着用する場合には,顔の大きさに合ったものを,空気が漏れないように着用する必要があります。また,着用すると少し息苦しい感じがあるので,長時間の使用には向いていません。

洗濯物を外に干しても大丈夫ですか。

  1日平均値の環境基準35μg/㎥ 以下を超えても,直ちに健康に影響を及ぼすものではありませんので,健康な方については,洗濯物に限らず,普段どおり生活して支障がないものとされています。

 なお,呼吸器系の疾患をお持ちの方やご不安な方は,濃度が高い日については,洗濯物を屋内に干すなどの対策も考えられます。

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【中国からの影響について】

中国からの影響について

 平成25年1月以降,中国で大規模で深刻な濃霧の発生が生じ,この中国の大気汚染が偏西風に乗って日本に飛来していることが懸念されています。

 国(環境省)は,PM2.5の現象解明と削減対策のため,発生源情報の整備とともに,二次生成メカニズムの解明や,シミュレーションモデルの構築を進め,注意喚起の精度向上,越境汚染の解明等を行うことで,PM2.5対策を進めていくこととしています。

中国の汚染物質が高濃度のまま日本に来るのですか

 海を越えて流れて来る過程で,拡散したり,雨で落ちたりするため,中国で問題となっている高濃度に汚染された大気が,そのままの高濃度で日本に流れ着くということはありません。

中国でどうして高濃度汚染が起きているのですか

 中国の工場や発電所では多くの石炭が使用されていたり,経済成長に伴って,自動車の保有台数が急増するとともに,現在も硫黄分の高いガソリンが使用されています。また,家庭の暖房用の石炭の使用量が増大していることも一因となっているようです。
 このような汚染物質の排出量の増大に併せて,放射冷却現象に無風状態が加わって生じる,いわゆる逆転層の気象条件が重なり,地表近くの高湿度の空気中に汚染物質が滞留するためと考えられます。

中国で対策は行われないのですか

 中国の汚染レベルは外出等に支障を生ずる深刻なレベルとされており,中国政府としても,モニタリング体制の強化,自動車排ガス規制の強化,重点業種の排出基準の強化を実施するとともに,「大気汚染防止行動計画2013-2017」において,PM2.5濃度の低減目標を設定し,上記「計画」の目標実現のため,50億元(約800億円)を北京市など6都市に投入するとしています。

 また,日本の外務省は,中国側に対して中国の大気汚染に関する日本政府の関心を伝達するとともに,環境技術に係る日本企業関係者の講師派遣の実施や,中国の大気汚染研究者の招へいなどを通じて,日中の環境協力を進めていくこととしています。

○ 中国の大気汚染と外務省の取り組み 平成26年1月
www.mofa.go.jp/mofaj/files/000024740.pdf 

中国から黄砂が飛んでくる時は,微小粒子状物質(PM2.5)濃度は高くなるのですか

 黄砂が飛来する時には,微小粒子状物質(PM2.5)濃度が高くなる可能性がありますので,広島県のホームページで,微小粒子状物質(PM2.5)の濃度の状況を確認するなどしてください。

中国からの飛散状況は予測できるのですか

 九州大学応用力学研究所が運用している大気汚染微粒子飛来予測システム「SPRINTARS(スプリンターズ)」で,気圧配置や大気の動きから地域ごとに一週間先までの飛来量を8段階で予測し,毎日更新されていますので,参考としてください。
 また,「SPRINTARS(スプリンターズ)」の予報画像は,NHKのデータ放送でもご覧になれます。

○ 大気汚染微粒子飛来予測システム「SPRINTARS(スプリンターズ)」 HPアドレス
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html

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