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アセチル化グリセリド(AG:ベミデタッチ®乳剤)を利用してタバココナジラミによるトマトの着色異常果の発生を抑える【研究成果情報2】

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月27日更新

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背景

薬剤抵抗性が発達したタバココナジラミ(バイオタイプBやQ)が引き起こすトマトの着色異常果の発生は,品質低下による損失をもたらすため,防除法の裾野を広げる必要があります。
石原産業(株)と共同研究している食品添加物由来の忌避剤アセチル化グリセリド(以下AG乳剤:ベミデタッチ®乳剤)は,タバココナジラミ成虫を忌避し,配偶行動も阻害します。
さらに,AG乳剤はマルハナバチ等の訪花昆虫への悪影響がありません。
そこで,夏秋トマト栽培でのAG乳剤散布により,タバココナジラミ(バイオタイプQ)の寄生および着色異常果の発生を抑制できるかを明らかにしました。

内容

タバココナジラミ成虫が増えてくる時期に,AG乳剤を1週間間隔で2~3回散布することで成虫の発生を抑制することができます(図1)。

1

AG乳剤の散布により,タバココナジラミ成虫の発生量が減り,この害虫の吸汁によって生じる着色異常果の発生は無処理区の40%程度に抑えられます(図2)。

2

以上から,トマト施設で成虫の発生期にAG乳剤を定期的に散布することで,タバココナジラミの寄生および着色異常果の発生を抑制できます。
特に,マルハナバチ導入施設では,ネオニコチノイド系殺虫剤が利用しにくいので,訪花昆虫への悪影響のないAG乳剤は,着色異常果の発生防止に有効な忌避剤と考えられます。

留意点

AG乳剤だけでの着色異常果の抑制効果は完全ではないので,AG乳剤と天敵やマルハナバチに影響の少ない殺虫剤を併用した防除体系の確立を目指します。

お問合せ

試験担当: 広島県立総合技術研究所農業施術センター 生産環境研究部
お問合せ: TEL: 082-429-0522 メールでのお問合せはこちら (技術支援部)

本研究は,戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」(管理法人:農研機構生物系特定産業技術研究支援センター)の支援を受けて行いました。

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