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令和2年度 第3回 三次警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2021年3月17日

開催日時

令和3年3月4日(木)午後3時30分から午後4時50分まで

開催場所

三次警察署

出席者

協議会 9人
警察署 10人

議事要旨

会長挨拶

署長挨拶

警察署からの業務説明等

管内における犯罪情勢について(生活安全課長)

昨年の刑法犯認知件数は142件(前年比+22件)

うち,窃盗犯が90件(前年比+22件)
※自転車盗が15件と昨年から倍増しており,8割が無施錠

特殊詐欺被害は,平成29年(被害額2000万円以上)をピークに減少傾向にあります。

昨年の認知件数は0件であるが,庄原市で警察官や孫を騙った「オレオレ詐欺」が発生していることから,広報活動や金融機関等との連携により未然防止を図ります。

◇ 質疑(渡谷副会長)
 三次市で特殊詐欺被害が少ない要因について
◆ 回答(署長)
 広報活動が功を奏したというより,これまで犯人グループから北部市域へ目が向けられていなかったのだと思います。しかしながら,先日庄原市で被害が発生するなど,三次市も非常に厳しい情勢にあり,警戒しなければなりません。

管内における交通情勢について(交通課長)

昨年における交通事故の発生状況

人傷事故39件(死亡者1名,負傷者44名),物損事故1251件

昨年の交通死亡事故1件

3月18日午後10時20分頃,西酒屋町において,50歳男性が運転する軽四乗用自動車が左カーブを走行中,コンクリート法面に衝突した単独事故

交通事故特徴
  • 昼間の発生が多く,時間帯別では8時~12時,18時~20時が多い。
  • 車両相互による事故が多く,形態では追突,出合い頭が多い。
  • 路線では,国道183号線,国道54号線,県道和知三次線での発生が多い。
  • 高齢者が関係する事故は,全体の約38%を占める。

◇ 質疑(越道委員)
 国道183号線上の交通事故多発箇所について
◆ 回答(交通課長)
 突出してここがというところはなく,路線一帯で発生しており,今年に入ってから管内で発生した交通死亡事故もこの路線です。

◇ 質疑(渡谷副会長)
 安全運転サポート車の効果について
◆ 回答(交通課長)
 令和2年中に県内で発生した交通死亡事故のうち,事故関係者のどちらかが安全運転サポート車を利用していれば約45%が事故を回避または被害を軽減できたという分析結果が出ています。

東日本大震災の概要と三次市の災害リスク(警備課長)

東日本大震災の概要についてDVD視聴
三次市における災害リスク

非常持出用リュックや備蓄食料等の日頃からの備えと,有事の際どういった行動をとるかのシミュレーションを行ってください。

  • 地震について
    今後30年以内に70~80%の確率で発生するといわれる南海トラフ地震では,負傷者22人,住宅被害約1000棟の被害(直下型地震の場合は,死傷者約1300人,住宅被害約7000棟)と試算
  • 豪雨災害について
    ・ 昭和47年豪雨では,死者・行方不明者10人,負傷者38人の人的被害に加え,家屋の倒壊・流出等の被害
    ・ 平成30年豪雨では約2000箇所での浸水被害に加え,土砂崩れ等によりJR芸備線が1年以上寸断
    ・ 令和2年7月豪雨でも河川水位が越水寸前まで上昇
    ・ 市内に約4000箇所の土砂災害危険箇所

◇ 質疑(菊間委員)
 警察署の浸水対策について
◆ 回答(署長)
 最悪の場合は,高速道路交通警察隊三次分駐隊における警察機能の確保を考えています。

協議事項

管内のボランティアによる活動状況について(渡谷副会長)

【説明】(生活安全課長)

  • 地域安全推進委員(220名)
    防犯思想の普及活動や青少年の健全育成活動等を行い,主な活動は,毎年10月に行われる「全国地域安全運動」や各種イベントにおける防犯パトロールや広報啓発活動,少年剣道大会や少年野球大会の主催
  • 少年補導協助員(26名)
    少年の健全育成を図るため,街頭補導や有害環境浄化活動等を行い,主な活動は,小中学校に対する学校訪問や各種イベントでの少年補導活動
  • 青色防犯パトロール(約750名,車両約20台)
    地区単位での防犯パトロール活動
  • 交通安全推進隊(56名)
    交通安全思想の普及徹底に必要な街頭宣伝,歩行者の安全を図るための交通指導及び交通整理等

交通安全教室等の開催や実施団体について(中久保委員)

【説明】(交通課長)

  • 交通安全教室は,地方公共団体,交通安全協会,JAFなどの民間団体や各企業で実施されています。
  • 県警としても「交通事故実態に即したきめ細やかな交通安全教育等の推進」を目標に掲げ,
    ・ 幼稚園,保育園,学校における交通安全教室
    ・ 地域包括支援センターや高齢者サロンでの交通安全講習
    ・ 安全運転サポート車普及促進のための講習会
    ・ 市役所職員,各種企業職員等に対する交通安全講話
    等の参加・体験・実践型の交通安全教育を実施しています。

◇ 要望(瀧奥委員)
 交通安全教育の中で,高齢者が運転免許証を返納する基準を示してもらいたい。

◇ 要望(坂田委員)
 運転免許証を返納したら田舎は何の交通手段もなくなってしまうので,行政と一体となった自主返納制度の運用をお願いしたい。

道路交通法改正後の「あおり運転」の状況について(菊間委員)

【説明】(交通課長)
令和2年6月30日に妨害運転に対する罰則の創設等が盛り込まれた改正道路交通法が施行されて以降も,依然として「あおり運転」行為は発生しています。
あおり運転に遭わないため,

  • 近くの安全な場所に退避し,直ちに110番通報をする
  • ドライブレコーダーを搭載する
  • 「思いやり・譲り合い」の運転を
  • 相手にせず速やかに進路を譲る

の4点について参考としてください。

◇ 質疑(松尾会長)
 ドライブレコーダーの映像をもとにした行為者の特定及びその後の措置について
◆ 回答(交通課長)
 ドライブレコーダーの映像により行為者を特定する捜査を行い,特定できれば検挙又は指導警告を行います。
 県警のホームページ上に「あおりBOX」という,あおり運転の情報提供サイトを開設していますので,そういったものも活用いただけたらと思います。

◇ 質疑(小平委員)
 事故が多発する駐車場の管理者に対する駐車枠設置方法の指導について
◆ 回答(交通課長)
 事故分析により,駐車枠の設置方法に問題が認められるような場合は,指導を行います。

退任者挨拶

開催状況

【警備課長による「東日本大震災の概要と三次市の災害リスク」の説明】

三次1

【退任者挨拶】

三次2三次3