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令和2年度 第1回 三次警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2020年10月9日

開催日時

令和2年10月2日(金)午後1時30分から午後3時まで

開催場所

三次警察署

出席者

協議会 会長以下7人
警察署 署長以下10人

会議内容

会長挨拶

署長挨拶

警察署からの業務説明等

コロナ禍における管内情勢と対応について(署長)

8月末現在の管内情勢(前年比)
  • 刑法犯は,前年比+8件(自転車盗,DV事案の増加)
  • 交通事故は,前年比-58件
  • 相談件数は,前年比7%増加,うちDV等の家庭内トラブルが昨年の2倍に増加
特異事項
  • 感染の疑いのある者に接触した署員の自宅待機等
  • 陽性者の保護に対応した署員の接触状況調査
  • 金融機関でコロナ感染を匂わせ業務を妨害した被疑者逮捕
  • 三次市対策本部会議へ計18回出席
警察業務への影響
  • 勤務は,通常体制を維持し,時差出勤やテレワークは未実施
  • パトロールの強化(特に夜間,休業店舗等に対する警戒)
  • 各種捜査に係るコロナ対策(県外捜査,取調べ等)
  • 留置施設の感染防止対策

管内の犯罪情勢を説明(生活安全課長)

刑法犯認知件数は,8月末現在で82件(前年同期比+8件)で,増加している要因として,自転車盗等の窃盗犯や,夫婦間におけるDV事案が増加。
  • 自転車盗11件(前年同期比+5件)
    うち,10件が旧三次市内での発生,10件が無施錠
  • DVで検挙した事案8件(前年同期比+6件)
特殊詐欺の発生は2件(被害者が被害申告をしないため,認知件数としては0件)で,事案の概要は,
  • 融資保証金名目詐欺(約180万円の被害)
  • 有料サイト未納料金の架空請求詐欺(約50万円の被害)

◇ 質問(坂田委員)
 特殊詐欺被害者が被害申告をしなかった理由について
◆ 回答(副署長,刑事課長)
 家族を含め,他の方に被害に遭ったことを知られたくないという理由により被害申告を拒否されております。

◇ 質問(松尾会長)
 被害届を提出しない場合の捜査について
◆ 回答(刑事課長)
 再被害防止のため,振込み先の口座を凍結したり,相手方を特定するための一連の捜査は行います。

管内の交通情勢の説明(交通課長)

8月末現在の交通事故発生状況について
  • 物損事故787件(前年同期比-51件)
  • 人傷事故25件(前年同期比-7件)
  • 死者数1人(前年同期比±0人)
三次警察署管内の事故の特徴
  • 事故総件数の約81%が昼間に発生
  • 車同士の事故が多く,追突や出合い頭事故が多く発生。
  • 交通事故多発路線
    国道183号,国道375号,国道54号,県道和知三次線
  • 高齢者が関係する事故は,全体の28.8%を占める。

◇ 質問(菊間委員)
 交通事故多発箇所について
◆ 回答(交通課長)
 本年に限っては,特定の交差点で交通事故が多発しているとい う傾向は見受けられません。

協議

警察に対する意見等

移動式オービスについて(松尾会長) 

【説明】(交通課長)
正式名称は可搬式速度違反自動取締装置というもので,広島県警察では令和元年10月から運用を開始しており,従来の装置では取締りが難しかった通学路,ゾーン30の区域,及び違反車両の停車困難な場所に設置運用しているほか,死亡事故発生時の緊急抑止対策にも活用されています。
管内においても,本年8月,県道和知三次線等において運用し,同一場所で継続して実施することで,速度抑制の効果が認められました。
違反の通知については,車両の所有者に対し,電話又は書面で行っております。

同装置を使用しての検挙要領について(松尾会長)

【説明】(交通課長)
車両を停止させての現場検挙ではなく,事後捜査による事後検挙です。

取締りを行う場合のドライバーへの事前広報について(渡谷副会長)

【説明】(交通課長)
現場に「速度取締中」等と記載した折りたたみ式ボードを設置しております。

銀行口座不正取引の被害について(中久保委員)

【回答】(生活安全課長)
報道によると,ドコモ口座の電子決済サービスでの不正引出は,全国で247件(2931万円の被害)発生しており,三次市での認知 はありませんが,県内では3件(合計30万円余りの被害)の認知があります。
この種事案の犯行手口は未だ判明していませんが,今後,この種事案を認知した場合は,警察本部と連携を図りながら適切に対処していきます。

庄原の山中に逃げ込んだ窃盗犯について(中久保委員)

【回答】(刑事課長,地域課長)
9月11日,自動車を盗んだ犯人が自動車を放置して逃走した事案については,未だ犯人を逮捕できておりませんが,現在その所在を捜査中です。
発生直後,庄原警察署と合同で捜索隊を編成し,現場及びその周辺の空き家や山中の警戒,警察犬を活用した捜索等を行っています。
現在も当番勤務員により,管轄区域境界周辺の警戒等の実施,及び通学時間帯における見守り活動を実施しております。

免許更新時の免許証の即日交付及び高齢者講習の予約通知について(中久保委員)

【回答】(交通課長)

  • 運転免許証の即日交付について
    運転免許証を作成する機械は,県内では広島と福山の免許センターのみに設置されており,この2箇所での免許更新であれば即日交付できます。
    三次警察署での更新手続としては,免許センターに書類を送付し,免許センターでの書類審査を経て,作成された運転免許証が返送されるため,交付までに約3週間を要します。
  • 高齢者講習の予約通知について
    通知については,道路交通法に規定されているとおり,運転免許証の更新期間が満了する日の6ヶ月前(誕生日の5ヶ月前)までに対象者の元へ届きます。
    講習は,自動車教習所で実施されておりますが,県内の平均待ち日数は48.8日であり,最長で136日待ちの教習所もあることから,通知が届いた時点で早期に予約していただくようお願いします。
    運転免許証更新期間内に講習が受けられなかった場合,運転免許証は失効しますが,その場合救済措置があります。
運転免許証交付までに要する期間の短縮について(小平委員)

【回答】(副署長,交通課長)
報道でもあるように,優良講習のオンライン化が進められているなど,少しずつではありますが,改善方向には進んでおります。

早期の講習予約の必要性について(小平委員)

【回答】(交通課長)
高齢者講習の待ち日数が長いことに加え,75歳以上の方は,高齢者講習受講の前に,自動車教習所で認知機能検査を受けていただく必要がありますので,75歳以上の方は特に早期に予約していただいた方がよいと思います。
警察署や運転免許センターに相談いただければ,最寄りの最短で受講することができる教習所の案内を行いますので,そういったところも活用していただければと思います。

コロナ禍での今後の警察署協議会の会議の方法や活動内容等について(警務課長)

委員の皆様のご意見(オンライン方式やスクール形式といった会議の方法はどうか,交通安全運動と連動した協議会の活動をしたい等)を踏まえ,コロナの状況を見ながら,今後の協議会の会議方法や活動方法を探っていきます。

その他

管内における廃止又は新設を予定している信号機について(渡谷副会長)

【回答】(交通課長)
住民の方のご理解をいただいた上で廃止の計画を進めている信号機が現在1箇所あります。
新設の予定はありません。

開催状況

 警察署協議会開催状況

 警察署協議会の開催状況