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平成30年度 第3回 福山北警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2018年12月28日

開催日時

平成30年12月4日(火)午後4時00分から午後5時30分までの間

開催場所

福山北警察署

出席者

協議会(11名)
益川会長,西村副会長,藤原副会長,吉津委員,山崎委員,戸田委員,繁岡委員,入江委員,苅屋委員,駒村委員,青木委員

警察署(5名)
署長,警務課長,生活安全課長,交通課長,警務課係長

議事要旨

会長挨拶

署長挨拶

議事

業務報告

犯罪発生状況及び取組施策(生活安全課長)

本年10月末時点の刑法犯認知件数は,501件で, 昨年比17件増加している。特に増加している犯罪は,自転車盗と万引きである。主な検挙事例としては,高校生2名による建造物侵入事件,大学学園祭での盗撮事件等があった。増加している自転車盗対策として,月3回,自転車盗が多発している場所に私服警察官を配置し職務質問や鍵かけの広報を実施している。また,DV,児童虐待などについては,積極的な事件化を図っている。特殊詐欺被害の本年10月末現在の認知は,1件約479万円である。手口は県下的にも発生の多い架空請求詐欺である。 課題は「自分は被害に遭わない。」「お金がないから大丈夫。」と他人事のように考えていることである。引き続き各種防犯教室開催の他,コン ビニでは料金収納サービスや電子マネーを利用した詐欺が多いため店員の声かけ訓練を実施していく。
年末年始にかけて犯罪や交通事故が増加する傾向にあるため12月1日から1月3日までの間,警戒班を編制して赤色灯を点灯した パトカーによる地域の安全安心を守る特別警戒パトロールを行う。

交通事故発生状況及び取組施策(交通課長)

交通事故発生件数について,人傷事故は昨年より減少しているが,物損事故は増加しているので事故の実質的な件数は変わっていない。 当署管内の交通事故死者数は8人で,その内7人が高齢者である。9月27日にJR福塩線の踏切で小学生がはねられ,10月9日には高齢者が自転車ごと溝に落ち,11月7日には神石高原町で路外に逸脱し木に衝突する死亡事故が発生している。神石高原町では9月から11月にかけて4件の交通死亡事故が発生したため交通死亡事故多発警報を発令して交通違反の取締りや,広報活動を実施した。
交通事故の特徴として,速度が出やすい国道や県道等の幹線道路で5割発生しており,形態は,追突と交差点での出会い頭衝突で7割を占めている。交通事故抑止対策として,飲酒運転などの交通違反の取締りの強化,重点路線対策,高齢者による体験型交通安全教育などを,「年末交通事故防止県民総ぐるみ運動」を展開し交通事故防止を呼びかけていく。

説明及び質疑応答等

速度違反取締指針案等の説明(交通課長)

速度違反取締指針の見直しは年2回行われ,過去3年間の交通事故発生状況などを分析し設定する。

質疑・応答

【質問】
サポートカーの協賛企業はあるのか。性能はどうなのか。(山崎委員)

【回答】(交通課長)
自動車会社の協賛を得ています。サポカーの性能は,速度や路面の影響で変わります。性能を過信せず安全運転をして欲しいと思います。

【質問】
神石高原町内の国道182号線の電工掲示板の文字がいつも同じなので変えることができないのか。(吉津委員)

【回答】(交通課長)
電工掲示板は文字数が決まっていると聞いています。 道路管理者へ要望してみます。

【質問】
国道313号線の横尾方面への道が通行しにくく怖い。事故の発生はないのか。(苅屋委員)

【回答】(交通課長)
交通事故の発生件数は他の路線と比べて少ないものの,狭い道で自転車などの通行量が多いことから運転の際は気をつけて欲しいと思います。

【意見】
芦品消防前の国道486号線をスーパーに入るため逆走する車両がおり,運転マナーが悪い。(戸田委員)

【意見】
子供の登下校や学校での安全について,池田小学校の事件以前は考えもしなかった。校内暴力についても警察に通報しな い時期もあった。しかし,今は学校現場でも教員各自が『子供の命は自分にかかっている。』という自覚と責任を再認識している。(藤原委員)

【回答】(生活安全課長)
子供の安全については,学校だけではなく,警察や地域と協力して守っていかなければならないと考えています。

【意見】
町内の交通上のトラブルで住民の方から相談を受けた際,管轄の駐在さんに相談したら,すぐに来てくれて現地まで確認 して丁寧に対応してくれた。駐在さんは心強く安心できる。(入江委員)

【意見】
近くの交番に拾得物を持って行った際,警察官の丁寧な対応がうれしかった。日頃から幹部の方の指示教養があってのこ とと思いありがたい。(苅屋委員)

協議会委員からの意見・要望

横断歩道での歩行者妨害違反への取組みについて(駒村委員)

新聞報道で「『歩行者優先』希薄な広島県」という記事があった。運転者に,歩行者優先であることをしっかり周知して欲しい。

【回答】(交通課長)
広島県が横断歩道で一時停止しない割合が全国ワースト2位という報道がありました。歩行者優先だということをしっかり周知するため,県内63箇所をモデル横断歩道とし,当署ではフジグラン前交差点と駅家南中前交差点を指定しました。車両運転者に「歩行者優先。渡ろうとしている歩行者がいれば止まらなければいけない。」等意識の醸成に努めていきます。

国道182号線中曽根交差点のポールの設置について(西村委員)

【回答】(交通課長)
この交差点のポールは以前設置していましたが,地元住民の要望により撤去されたという経緯があると聞いています。

猪出没時の対応について(益川委員)

【回答】(生活安全課長)
猪の出没情報は警察にも寄せられ,福山市の関係課へ連絡しています。大型獣等の出没での警察の役割は住民に対する広報, 避難誘導,負傷者の救護等があります。実際に駆除等するのは,市町の農林水産課となり,有害駆除班や猟友会を管轄し出動要請を行います。駆除にあたっては猟銃等の使用制限が有るため要件を厳密に守りながら駆除しています 。
(緊急の場合で,他に手段がない場合に限り,警察官が猟銃所持者に使用を指示して駆除することもあります。)

信号機の新規設置について(青木委員)

【回答】(交通課長)
今後も住民の方のためになる交通施策を実施していきたいと思います。

駐在所等の安全対策について(藤原委員)

【回答】(警務課長)
富山県や宮城県で,交番勤務の警察官が襲われる事案が発生し命を落としています。対策として,警察官の耐刃防護衣等の装備資機材の活用や,交番・駐在所内のレイアウトの変更など安全対策を実施しています。また,警察官は逮捕術訓練をはじめとした自分の身を守り,犯人を捕まえるための訓練をしています。駐在所家族には,来訪者の対応をインターフォンで行い,警察電話をワンタッチダイヤルにして迅速に110番通報をできるような対策をとっています。

平成30年度第4回協議会開催時の時期

平成31年2月中旬

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