開催日時
令和3年2月8日(月)午後3時25分から午後4時30分まで
開催場所
安芸高田警察署
出席者
協議会 (瀬戸会長以下7人)
警察署 (横田署長以下7人)
議事要旨
会長挨拶
諮問事項等
管内の犯罪情勢(生活安全刑事課長)
令和2年総括
1 「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動
誰もが穏やかで幸せな暮らしを実感できる
日本一安全・安心な安芸高田市の実現
- 犯罪抑止対策
令和2年当署管内刑法犯認知件数 53件
(昨年比-5件,-8.6%)
令和2年県下刑法犯認知件数 11,727件
(昨年比 -2433件,-17.2%)
- 特殊詐欺関係
安芸高田警察署管内での発生はなし。
水際阻止 1件
令和2年県下の発生状況 136件 被害総額2億4105万円
- 少年非行防止総合対策の推進
令和2年非行少年の検挙・補導 少年犯罪3件検挙 補導6件
- 悪質重要犯罪の検挙
令和2年中,当署管内の発生はなし
窃盗犯捜査の推進
令和2年中,当署管内の窃盗事件認知件数は37件
検挙件数は20件,人員は12人,検挙率 54.1%
- 暴力団等の組織犯罪対策,犯罪インフラ対策の推進
八千代町のオーバーブリッジに「暴力団排除宣言の街」の横断幕を設置した。
2 令和3年の取組み
ア 住む人来る人誰もが日本一の安全安心を実感できる広島県の実現
- 運動指標(令和7年までの県下目標)
刑法犯認知件数 12000件以下
体感治安の向上 治安良好と感じる人の割合90%以上
(県政世論調査)
- 安芸高田ゼロゼロ作戦
特殊詐欺被害,交通死亡事故ゼロにするという目標と意識を持って,市民や関係機関等と協働して各種対策を推進する。
昨年はコロナの影響でできなかったが,一昨年は防犯活動や青パト講習,防犯寸劇などを行っていた。
こうした活動を活発化させて,モラルの向上を図る。
イ 悪質重要犯罪の徹底検挙
- 事件発生時には最大限の捜査員を投入し,迅速かつ的確な初動捜査を展開し,被疑者の検挙に努める
- 窃盗犯は市民にとって最も身近な犯罪であり,管内の発生状況を分析し,事件検挙を推進する
- 特殊詐欺発生時には,県警本部及び他署と緊密な連携を図り情報共有と組織的捜査を行い,被疑者の検挙に努める
管内の交通情勢 (地域交通課長)
- 令和2年広島県内の交通事故発生状況
発生件数 4778件(昨年比 -1478件,-23.6%)
死者 71名(昨年比 -4名,-5.3%)
負傷者 5648名(昨年比 -1995名,-26.1%)
県内の情勢は発生件数,死者,負傷者ともに減少となった。
死者71名のうち36名が高齢者で,昼間の事故が26件,夜間が45件となる。
減少となった要因として,
・コロナ禍で交通量が減少した
・車の安全性能が向上した
・安全運転意識が向上した
ことなどがあげられる。
- 安芸高田警察署管内の人傷交通事故発生状況(令和2年末統計)
発生件数 35件(昨年比 ±0)
死者数 2名(昨年比 +1名)
負傷者 42名(昨年比 -2名)
死者のうち1名は道路横断中であった。
10月までは減少傾向で推移していたが,11月,12月と増加したため,結果として発生件数が昨年と同数となった。
管内の警備情勢(警備課長)
- 新型コロナウイルス感染症
安芸高田市内での感染者は少ないが,身近に迫ってきていると感じており,油断はできない状況である。
- 近年の災害発生状況について
平成30年7月豪雨災害が発生し,広島県では死者149名,行方不明者5名,そのうち安芸高田市は死者2名,行方不明者1名となっている。
安芸高田市での行方不明者1名は未だ発見していないため,災害が発生後,定期的に捜索を実施しており,これまで30回,330名が捜索にあたっている。
- 災害に備えた各種訓練状況
・図上訓練
図上訓練は,災害発生時を想定して,発生時どのような指示を出すかなどを訓練するもので,昨年は4月と11月の2回実施している。
・指揮本部設置訓練
指揮本部設置訓練は,災害発生時にすばやく指揮本部を設置することを目的に行う訓練であり,昨年は4月に3回,11月に1回の合計4回実施した。
・災害用装備資機材習熟訓練
災害発生時に使用する可能性があるチェーンソーなどの資機材の使用訓練で,昨年は5月,6月2回,12月の合計4回実施した。
・非常招集訓練
電話による伝達訓練や実際に招集する訓練で,昨年は5月,7月,12月の合計3回実施した。
会計業務の概要 (会計課長)
- 会計業務の概要
会計課は,施設の維持管理,物品購入などを行い,万全な警察活動を支える業務をしている。
- コロナウイルス感染症対策にかかる施設の整備について
1 施設整備
・飛沫感染用防止シートの設置
1階窓口をはじめ,警察署,駐在所に飛沫防止用透明シートを設置した。
1階窓口はさらに,防犯面を考慮し,間仕切りに変更した。
・勤務場所の移設
勤務員の過密による感染を防止するため,3階講堂の一部に事務机,電話等を設置し,勤務員が分散するよう移設した。
2 装備品の購入
・飛沫感染用対策用品
事案対応で警察官が飛沫感染しないよう,4月下旬から随時ゴーグルやアルコール除菌シート等を購入した。
・感染者退避用テント
署内で感染者が発生した場合,家族等への感染拡大防止のため,帰宅できない者が警察署へ待機できるよう,テントや寝袋を購入した。
3 会計業務の屋外移設訓練の実施
警察職員の感染者拡大により,警察署が一時的に封鎖されたと想定し,会計処理および落とし物の取扱いができるよう会計システム端末を屋外に設置する訓練を実施した。
質疑応答,意見要望
(質問)
丹比交差点の半感応式信号機について
(回答)
前回の協議会を受けて,信号機の確認を実施しました。
また,半感応式であることをドライバーから見えやすい位置に明示しました。
現在,センサーも異常なく作動しており,停止線の位置で停車してもらっており,渋滞,停滞するといったことは解消されました。
(質問)
高宮町の交通規制について
(回答)
該当箇所についての交通規制について,現場の通行量等を調査し,規制を変更するよう,現在対応中です。
(質問)
消防署前交差点,県道6号方向の矢印信号の設置について
消防署前交差点は県道6号を美土里町方向から国道に出ようとするときに右折矢印信号があると安心して右折できますが,設置はできないのでしょうか
(回答)
矢印信号を設けるためには,市役所側に右折レーンを設ける必要がありますが,現状,そのレーンを設ける土地がありません。
よって,現状では設置予定はありません。
(質問)
交差点内に入った途端に赤信号に変わることがあり,安心して曲がれないのが現状ですが,時間差にするなどの対策は可能なのでしょうか
(回答)
市役所側から国道に向けて進行する車も数多くあり,時間差にすることで,市役所側に滞留する車が相当数増えることになることを想定すると,時間差で対応するということも難しい現状となっております。
(質問)
横断歩道の補修計画について
横断歩道での一旦停止がかなり改善されたようですが,管内で横断歩道の標示がかなり薄くなっているところがあります。補修は計画的にされているのでしょうか。また,要望があれば対応していただけるのでしょうか
(回答)
横断歩道の補修に関しては,担当者において交通量等を調査確認をいたしまして,補修計画を策定し,各種状態を考慮した上で優先順位をつけて行うため,即時補修とはなりませんが,必要な場所については,順次補修を行っていきます。
(質問)
除雪作業について
今年は雪が多く,度々除雪していただき,道路はきれいに空けてもらっていますが,通学の子ども達が乗り降りするバス停付近の除雪が難しく,とても危険に思います。
小さい重機等でバス停付近も除雪していただけると,安全に乗り降りすることができるのではと思います。
(回答)
市役所等の道路を管理する関係機関に対し,バス停で安全に乗り降りができる対応をしてもらうよう働きかけを行いました。
(質問)
横断歩道の標識について
甲田町の国道沿いにある横断歩道標識が真っ白になっている場所がありますので,現場を確認してもらいたい
(回答)
標識の状態について確認して,対応いたします。
(質問)
警察署協議会の議事録について
協議会の議事録は,後日ホームページに掲載されており,意見要望,質疑応答などは記載はありますが,簡素に書かれてます。
後日,振り返って見たときに当日のことが分かるように記載をしてもらえないでしょうか
(回答)
ホームページについては,意見要望に対する回答等を掲載し,分かりやすいものとなるよう工夫します。
(質問)
災害時の対応について
災害発生時に国の機関,市役所,警察などがそれぞれ連携をとって迅速に対応できるようにしてもらいたいと思っていますが,連携については,どのように対応しているのでしょうか
(回答)
災害時の対応については,関係機関と連携を取って対応できるよう取り組んでいるところです。
(質問)
宮の城交差点の信号機について
宮の城交差点の信号機は現在の形態から変更となるのでしょうか
(回答)
宮の城交差点の信号機は,現在の信号形態から押しボタン式の信号機に変更となる予定です。
署長総括
前回の協議会について
治安情勢について
交通情勢について
本年度最後の協議会
委員による通常点検見学の様子