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循環器病の原因と予防

印刷用ページを表示する掲載日2024年1月4日

動脈硬化

循環器病の原因は「動脈硬化」

循環器病における血管の病気の多くは「動脈硬化」が原因になります。

「動脈硬化」とは、​動脈の血管が硬くなって弾力性が失われた状態のことで、内腔にプラークがついたり血栓が生じたりして血管が詰まりやすくなります。

動脈は、心臓から送り出される血液を全身に運ぶ血管です。酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を持っており、通常は弾力性がありしなやかですが、加齢による老化や様々な危険因子によって厚く硬くなってしまうのが動脈硬化です。

動脈硬化にはいくつかの種類があります。

大動脈など比較的太い動脈に粥腫(じゅくしゅ)ができるのが、粥状動脈硬化(アテローム動脈硬化)です。これは動脈の内膜に血液中の悪玉コレステロール(LDLコレステロール)などが沈着してドロドロの粥状物質(プラーク)となり、血管が狭くなって狭心症が起こります。さらに柔らかいプラークが破綻してそこに血栓ができると、血管が詰まってしまって心臓に負担がかかるため、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。

また主に脳や腎臓の中の細い動脈が硬化してしまうことを細動脈硬化と呼びます。加齢や高血圧が原因で起こり、進行すると血管が破裂して脳出血に至る恐れがあります。その他、動脈の中膜にカルシウムがたまって硬くなる中膜硬化(メンケルベルグ型硬化)があります。

循環器病は、予防できる

循環器病の疫学追跡調査の成績を総合した厚生労働省の検討によると、
脳卒中発症の危険因子は、(1)高血圧、(2)喫煙、(3)耐糖能異常、(4)多量飲酒
虚血性心疾患は(1)高血圧、(2)喫煙、(3)高脂血症 でした。

​動脈硬化は、喫煙・コレステロール・高血圧・肥満・運動不足などの危険因子が重なることによって発症しやすくなります。栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙、適正体重、成人期の歯・口腔の健康などに係る望ましい生活習慣の確立や高血圧性疾患、糖尿病、脂質異常症などの基礎疾患の管理が重要です。

禁煙運動食事血圧管理

動画で分かる脳卒中予防十か条

日本脳卒中協会のホームページでは、脳卒中とは何か、その予防や起こったときの対応などが、分かりやすくまとまった11本の動画が公開されています。
これらは、心血管疾患にも関係のある内容が多く含まれるため、参考にしてください。

食事日本脳卒中学会、日本脳卒中協会作成(厚生労働省2022年度「循環器病に関する普及啓発事業委託費」)

循環器病の予防にかかる広島県の目標

広島県では、「広島県循環器病対策推進計画」で、これらに関する目標を設定しています。

指標名

現状値

目標値

出典

1日の食塩摂取量

(成人)

[H28]10.0g

[R5]8g以下

H28(2016)年国民健康・栄養調査〔広島県分〕

1日の野菜摂取量

(成人)

[H28]273g

[R5]350g以上

H28(2016)年国民健康・栄養調査〔広島県分〕

日常生活における歩数

20~64歳

男性

[H29]8,200歩

[R5]9,700歩以上

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

20~64歳

女性

[H29]8,320歩

[R5]8,600歩以上

65歳以上

男性

[H29]7,254歩

[R5]7,300歩以上

65歳以上

女性

[H29]6,538歩

[R5]6,600歩以上

運動習慣のある人の割合

20~64歳

男性

[H29]21.0%

[R5]34%

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

20~64歳

女性

[H29]12.9%

[R5]33%

65歳以上

男性

[H29]35.7%

[R5]58%

65歳以上

女性

[H29]26.9%

[R5]48%

睡眠による休養が十分にとれていない人の割合

[H29]20.1%

[R5]16%以下

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

多量飲酒する人の割合

男性

[H29]3.7%

[R5]3.2%以下

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

女性

[H29]1.4%

[R5]0.2%以下

喫煙する人の割合(成人)

男性

[H29]23.5%

[R5]18%以下

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

女性

[H29]5.8%

[R5]5%以下

肥満者の割合

20~60歳代男性

[H29]32.2%

[R5]26%以下

H29(2017)年度広島県県民健康意識調査

40~60歳代女性

[H29]14.3%

[R5]11%以下

進行した歯周炎を有する人の割合

40歳代

[H28]56.0%

[R5]35%以下

H28(2016)年度広島県歯科保健実態調査

50歳代

[H28]62.8%

[R5]40%以下

特定健康診査実施率

[R元]51.2%

[R5]70%以上

R元(2019)年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況

特定保健指導実施率

[R元]24.0%

[R5]45%以上

R元(2019)年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況

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